五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(113話①)~風太郎が四葉を選ぶ決断をしたのは!?~

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113話 最後の祭りが風太郎の場合より

99話「日の出祭 初日」で姉妹全員を呼び出し、最終日に結論を出す旨を伝えたことから始まった最終決戦。後夜祭終了のアナウンスが流れる遅い時間からでも風太郎なら全部回るんだろうな~時間かかるな~と思っていたら、なんと格付けチェック方式でした。それも五つ子姉妹の方から細かく指定したとのこと・・五月が言ったように本当に姉妹の決意の表れですね。どちらがいいのかわからない難しい決断で勇気がいったことでしょう。

 

何が四葉を選ぶ決定打となったのか!?

101話「最後の祭りが一花の場合①」では仕事を理由に先んじて答えを聞こうとする一花に「誰も選ばない」と告げたのになぜ今話では四葉を選んだのでしょう!?学園祭の期間中に決定打となるようなことがあったのでしょうか!?

まずは「最後の祭りが四葉の場合」編を振り返ると、おおむね次のような流れだったと思います。

①演劇部公演で女王エメラルド役を好演

風太郎に認められたい気持ちからくる過剰な頑張り

たこ焼き屋台のボヤ騒ぎに責任を感じての過度な業務引き受け

④過剰労働や竹林さんとの遭遇に伴う心労から倒れて入院

風太郎の言葉に過去との決別を宣言し寝ている風太郎にキス

これをみて決定打があったように思えるのは④⑤の過程・・四葉が京都の子”と確証を得た可能性です。

④は倒れて病院のベッドで目を覚ますまでの描写がありません。二乃と病院に向かって以降、風太郎が病室まで赴き四葉を見舞った描写がないので運ばれた際に付き添った可能性がありそうです。巷で言われているように手を握っていたのかもしれませんね。

ただそれだけでは確証を得ることはできません。得られたとしたら意識のないまま四葉が何か口走ったか、竹林さんの協力と会話からでしょうか。

⑤は一見何もないように思いますが、実は風太郎にとって確証を得られることがありました。それは四葉が"約束"という言葉を使ったこと・・別記事にも書いたとおり、約束をした”ということを知っているのは京都の子本人のみです。

これまで零奈が登場しても触れなかった”約束”の話をしたことで、今話している子が京都の子本人であることは確信できました。そしてその内容からなぜ自分がその子だと明かさないのかもわかりました。ウトウトしていたので初めは零奈?と思ったようですが、話をすれば四葉と見抜くのは風太郎からすれば容易なこと。振り返る必要さえないわけです。

今話では102話「最後の祭りが一花の場合②」のキス後のワンシーンが描かれていました。風太郎は一花の例えでは四葉にあたるオレンジジュースを買ってきていたようなので、もともと選ぶなら四葉だった、そして選ぶ決断は二日目にあったことが伺えます。二日目となると有力なのは④です。竹林さんの出番もありそうですね(歓喜

以前「~風太郎の決断が"誰も選ばない"だったわけ~」と題した記事に「京都の子自体の確証」や「京都の子に対する感情の確証」が得られなかったから「誰も選ばない」と言ったのだろうと書きましたが、おおむねそんな感じなのかなと今のところ解釈しています。

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四葉を選んだことに対し姉妹は!?

オレンジジュースの描写があったことで一花が事前に四葉が選ばれる可能性が高いことを姉妹に話した可能性も取り沙汰されていますが、それだと他の姉妹にも風太郎にも失礼になるのでそれはなかったと思います。ただこの方法を提案したのは一花で間違いなさそうです。

【五月】
「それに上杉君が真に気にすべきはその先・・」「これからですよ 上杉君」を見る限り、自分が選ばれることはないと確信していたようです。99話「日の出祭 初日」での「羨ましい限りです」は四葉が選ばれると思って言ったのは間違いないですね。

場所を指定する際に「真に気にすべきはその先」とまで言われ、風太郎はどう反応したのかは気になるところ・・恐らく「わかっている」みたいなことを言ったように思います。

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【一花】
「あの時にはもう心を決めていたんだね」とあるとおり、風太郎がオレンジジュースを買ってきたことで自分が選ばれることはないと覚悟を決めていたわけです。「やるじゃん フータロー君」とも言っていますので四葉が選ばれると感じていたのは間違いないでしょう。

ただそうなると110話「最後の祭りが五月の場合②」で実父の話を風太郎から聞いていた時の一花はショックを受けてのことになるので見返すと複雑な気持ちになります。

【二乃&三玖】
二乃は100話「日の出祭 二日目」の「あんたの可能性だってあるのよ」でもわかるように何かと五月を気にしていましたが、四葉には特に警戒する様子はありませんでした。三玖は「シスターズウォー」編で四葉の応援を受けていたのだから最近まで四葉の気持ちに気付いていなかった模様。そもそも三玖は一花をライバルとして警戒していましたからね。

二乃も三玖も学園祭の中で気付くきっかけがあったので薄々わかっていたと思いますが、気になるのは今後の四葉への対応。二乃は43話「七つのさよなら⑤」で京都の子のことを風太郎から聞いていますが、三玖は何も聞いていません。何も聞いていないが故に三玖がどう対応しどのような役割を担うのかは注目でしょうか・・

四葉がすぐに素直になれるのかはいささか疑問ですが、みんなが四葉と顔を合わせたときにどんな反応をするのかは見どころだと思っています。

 

四葉はなぜ保健室を離れていたのか!?

姉妹がそれぞれの場所に向かった後、四葉キャンプファイヤー会場にいたようですね。後夜祭終了のアナウンスがあってからスマホを保健室のベッドに忘れていることに気付き、取りに戻ったような感じでしたが、風太郎は保健室に来ているのだから指定場所は間違いなく保健室・・何か業務があったのでしょうか!?風太郎もキャンプファイヤー会場近くにいましたが特に業務があったように見えないし、そもそも四葉は退院後で業務を任されていたはずもないのでそれはあり得ないですね。

108話「最後の祭りが四葉の場合②」での四葉の涙は過去との決別=風太郎との決別だったからと思っていますが、"選ばれると思っていなかった”や”資格もないので初めから拒否するつもりだった”という理由ではこの方法を決めた他の姉妹やそれを受けた風太郎に対しあまりにも失礼・・

この決意はあくまでその日の昼に自分の中だけで決めたこと。気持ちの整理ができているわけもないでしょう。やっぱり風太郎が結論を出すこと、そしてそれを聞くことが怖くなり逃げていたのだろうと思います。

 

四葉風太郎の気持ちを受け入れるのか!?

姉妹に対する罪悪感や風太郎への負い目から好きな気持ちを封印。おまけにこの日の昼に風太郎との過去と決別したばかり・・気持ちの整理ができているはずもなく、四葉はおいそれと「わかりました」と言うわけにはいかないでしょう。個人的には何回も書いているとおり、間違いなく拒否し逃げようとすると思います。

ただ拒否されたからといって他の姉妹とエンドというのは五つ子であるが故に一層考えにくいわけで、姉妹や周りの人たちの協力を経てゴールに向かうのだろうと思います。

風太郎の気持ちを四葉に受け入れてもらうには、別記事に書いたような腹を割った言葉が必要。一方、四葉風太郎の言葉を受け「自分の価値」を探し、「やりたいことを見つける」必要がありそうです。夢の実現に向けて新たな約束を交わし、進路次第で二人はしばしの間離れ離れになる、または約束を守れるまで付き合わないといったこともあるのかもしれませんね。

回収されていない伏線もまだまだ多いなか、どのような展開で伏線を回収していくのか・・とりあえず次回はこの続きなのか?それとも風太郎の過去を綴る「俺とある姉妹」編でも始まるのか・・まだまだ楽しみは尽きません。

・・CHECK・・

111話「最後の祭りが五月の場合③」を終え、五月が花嫁候補の一番手となったと思いきや、今回あっさりと四葉が選ばれてしまいました。別記事で書いたとおり、五月は"狂言回し”役だったようです。

ただこのまま四葉が花嫁になるとしたら五月は風太郎とキスしないまま物語が終わることになります。五等分の花嫁なのにそんなことはありえるのでしょうか!?

風太郎が四葉を選んだことで、やっぱり五月は111話でキスしたのでは!?と思いを強くした私ですが・・真相は如何に!?

 

 ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。