五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」をメインにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

カッコウの許嫁の感想と考察(17話)~このまま結婚しちゃうの?~

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カッコウの許嫁 17羽目より

「ここに住みたい」と二人の住む家に家出してきた幸。「明日 家に帰れ」と突き放す凪だったが、家出して来た理由を「勉強を教えてもらうため」と答える幸を見て怪訝に思う。その後も何かと言い争う二人・・そんな様子を見ていたエリカは自分の部屋で勉強しようと幸を連れて行く。ここに来た本当の理由があるのでは?と問うエリカ・・その問いに幸は「お兄ちゃんともうちょっと一緒にいたい」と涙を零し・・

 

【感想と考察】
遠足時のエリカの言葉に悩む凪と突如やって来た幸との会話を中心に描かれた前回。その最後は二人の家に幸が家出してくる展開が示唆されていましたが、今回はその家出の原因に焦点を当て8話と関連が深い内容でした。

「ここに住みたいから」と話す幸に対し、凪は「明日 家に帰れ」と諭し言い争いに発展するわけですが、その中で「ここは二人のために用意された家」という理由で反論。その後、幸に寝る場所を指定した際も「天野さんに迷惑がかけられないから」と話していました。

凪の部屋に案内した8話でも「私も住めそう」と話す幸に「それはダメだ」と返していましたが、幸は凪の妹でエリカの実妹でもあるのだから実姉と一緒の部屋で過ごさせてもいいはず・・エリカにかなり気を使っている感じですね。家族の問題であることや几帳面な凪の性格から来るものでしょうが、遠足で意味深なことを言われ悩んだことも幾分か影響しているのでしょうか!?

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カッコウの許嫁 17羽目より

「じゃあもうガキは俺の部屋で寝ろ・・!」と言われ絶句し「お兄の部屋なんて嫌!!」と返す幸・・2話で仕切りがカーテンだけの部屋で一緒に寝起きしているとエリカに話したこともあって悪気なしに言ったわけですが、幸から見れば子ども扱いされた挙句、二人の日常を暴露されたようなもの。特別な感情がなくても怒って当然ですね。

勉強を教えるため幸を連れて部屋に戻ったエリカは着替えるなり「・・それで」と切り出し、「幸ちゃんは何でここに来たのかな」と問いました。教師姿に変装して凪に給食当番を命じたのも二人きりで話したかったから・・「私も家出したことあるし・・」という言葉もとても気を使った言葉でした。

凪に家出した理由を聞かれた幸は返答に困った様子を見せ、「勉強を教えてもらうため」と答えたわけですが、そんな二人の様子を見てエリカは他に理由があると気付いたのでしょうね・・8話で二人は似ていると凪に言われたことに納得し、「お互いによく知っているんだなって」と兄妹関係を羨ましがっていたエリカなので思うところがあったのでしょう。

そんなエリカの言葉に幸はすぐに陥落。2話で初めてエリカが定食屋に顔を出した際、自分も店にいたことを白状し続けた言葉は・・

「このまま結婚しちゃうの?」
「家から出ていったきりなの・・?」
「お兄ちゃんと もうちょっと一緒にいたい」

幸の感情からして「お兄ちゃんがいきなり他の人に取られたように自分の前からいなくなってしまった」という部分が大きかったのですね。兄の帰りを待つようなカットが13話の冒頭でもありましたが、割り切れない感情をエリカに抱きながら家に顔を出さない凪をずっと待っていたのでしょうか!?その感情はただの兄妹愛!?それとも・・

16話での「兄妹じゃないし!!」など血の繋がりがないことを口にするシーンも多いことから凪を異性として意識している部分もあるのでしょう。だからこそ「ガキは俺の部屋で寝ろ」というデリカシーのない言葉に怒り、自分の気持ちをわかろうとせず置いてきぼりにする兄に悲しくなった。

そんな幸をエリカは優しく抱きしめ十二分にお姉ちゃんぶりを発揮。幸の行動を咎め諭そうとする凪と気持ちを計り理解しようとするエリカ・・何かすでに夫婦然としているように見えました。

8話では許嫁関係への問いに「凪くんとはそういうつもりないんだけど」と返したエリカにほっとしたような表情・・16話では凪の部屋着に着替えてエリカの帰りを待つ中で凪の運命が変わるような「届けたい人」の存在も聞きましたが、二人の心の距離が何気に近まってきている事に幸は気付いてはいないのでしょう。クラスメイトが見ると仲良しと見える二人の関係・・家での二人を見て幸はどう思うのか!?

来年受験らしいので勉強面で幸の面倒を見るケースが出てくるのだろうし、同居となるとエリカに会いに来たひろと幸が接触することも考えられます。お兄の気持ちはひろにあると知ったら幸はどう思うのか・・今後も展開が楽しみです。

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

カッコウの許嫁の感想と考察(16話)~腹を据えて人と向き合うべし!~

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カッコウの許嫁 16羽目より

遠足でのエリカの言葉が気になってしまう凪。そんな中、エリカに会いにやってきた幸は凪の様子を不審に思い理由を問う。理由を説明する中で家の様子や幸の受験勉強に話が及び、実家にいる時の空気を感じた凪は腹を据えてエリカに聞くことを決断。実家への荷物取りから帰ってきたエリカを前に「俺の覚悟が出来たら教えて欲しい」と"届けたい人"のことを知りたい旨を伝える。一方、実家に戻った幸は親が止めるのも聞かず、凪とエリカが居る家に家出をする。

 

【感想と考察】
前回は鎌倉への遠足で、写真を「届けたい人」の事を問う凪に「聞いたら 運命変わっちゃうかもよ」とエリカが返すところで終わりましたが、今回は遠足から帰った後の家での様子が描かれました。ひろが居なくなった理由は不明のままですが、エリカが「届けたい人」の正体がすぐに判明するとは思えなかったので展開的には予想の範囲・・シオンがアイスを買って戻ったため話はそこで終わったようです。

凪はその言葉に驚き誰かと聞くべきか悩むわけですが、そこまで悩む理由は何なのか!?ひとつはエリカの憂いた表情から真面目に受け取るべきと感じたのでしょうが、もっとも重要な部分は「まさかあんなことを言われるなんて」と言っていること。
これを見る限り、凪はエリカの言葉の意味を自分なりに理解したのだろうと見て取れます。前回の考察でも書きましたが運命が変わるのだから凪とも関係が深い存在。両親以外のエリカの身近な人間を凪は知らないのだから残るは”凪自身”のみ。直前に「やっぱり凪くんが撮った写真がいちばんよく撮れてる気がする」と言われ少しドキッとしたようだし、結構自信家でもある凪なので「もしかして自分!?」と思ったのかもですね。だから聞くべきかと悩んだ・・

食卓を挟んで遠足時の話を切り出し、「俺の覚悟が出来たら教えて欲しい」と告げる凪に対し、エリカは大笑いしこう告げました。

「凪くんらしいなって思って!」
「そこまで考えてくれると思わなかったわ・・!」

凪をマジメだと評すエリカなので"凪くんらしい"という言葉を使うわけですが、遠足での言葉をそこまで真剣に考えるとは思っていなかった模様。凪が覚悟を持ち言葉を選んでいるのと対照的です。凪の勘違いが多分にあり、実は話が噛み合っていないのかもしれません。

ちなみに揚げ物が多い凪の料理ですが、エリカの言葉から見るとトンカツは勝負メシのようですね。何気に息が合っている感じで微笑ましいカットでした。

 

そんな二人の住む家に突如やってきたのは妹の幸!今回の主役は彼女でした。連絡もせずエリカが居ない中やってきたところを見ると驚かせたかったのでしょうか!?8話でもらった服を着てやって来たところを見ると、エリカと仲良くなりたい気持ちやリスペクトの念を感じますが、いないとわかると「お兄の部屋着借りよ!」とさっさと着替えていました。
そういう環境に育ったこともありますが、エリカがいつ戻ってくるかわからない中で凪の部屋着に着替えるのだからブラコン度はかなりのもの。貰った服を大事にしたい気持ちもあったのでしょうが、思春期女子らしからぬ行動です。お兄と話すのも目的の一つだったのでしょう。

ちなみにカップケーキは見た目ヤバそうでしたが、味は良かったようだし作って持って来た時点で問題なし。定食屋の娘なので女子力も豪快なのでしょうね(^▽^;)

そのような中、明らかになったことがありました。ひとつは幸が来年受験であること。もうひとつは実家がかなり大掛かりな工事をしている風であることです。
幸はあまり成績が良くないようで受験勉強に関しては凪の他、ひろも巻き込んで進むのかもですが、問題は凪たちと同じ高校に入れるかという部分でしょうね。
工事については幸曰く「老朽化が激しくまだ工事に時間がかかる」とありました。個人的には水回りの工事ではなく7話で考察したとおりエリカも住めるよう増改築をしていると推測していますが真相は如何に!?

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カッコウの許嫁 16羽目より

なお最後には突如家出をすると言い出し、お兄とエリカが住む家に行くと宣言する幸が描かれていました。幸はエリカと会えなかったことを残念がり、凪との会話では仮住まい先のアパートが狭いことや両親が騒がしいことに不満を述べていたので「あの家でエリカと一緒に住んでみたい」という気持ちがそうさせた理由の一つでしょう。もしかしたら「私が一緒に住むことで二人の仲を応援したい!」とでも思っているのかもですね。そしてもう一つの理由は「お兄がいなくて寂しい」ということか!?

人間関係に話が及んだ際、「俺たち兄弟なのにどうしてこんなに違うんだろうな」と口にした凪に対し、幸は「てゆーか兄妹じゃないし!!」とクッションに顔を押し付けながら返していました。血の繋がりがある実姉としてエリカを意識するのならば凪にそういう返しをするのも当然アリなわけですが、ブラコンでヒロインでもある幸となるとそれだけの感情で済むはずもなし。返答まで少し間があったのはその証左でしょう。一緒に住むことで色々なイベントが描けるし、実家の工事の全貌も隠せるので作者としては一石二鳥というところなのでしょう!次回も楽しみです!!

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

カッコウの許嫁の感想と考察(15話)~あの2人が気になる?~

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カッコウの許嫁 15羽目より

ひろと2人きりと思いきや、同じ班にエリカのファンらしいクラス男子が居るとわかり、急遽エリカも参加することになった鎌倉への遠足。「彼のことは私に任せて」と話すエリカに凪も了承するのだが、そんななかクラス男子"遊馬シオン"から「オレ エリカちゃん 行ってイイよね!?」と思いがけない言葉をかけられてしまう。シオンにカメラマンをさせることによりひろと二人きりにしてあげようと企むエリカとそんな二人の行動が気になるのかつい目で追ってしまう様をひろに指摘され慌てる凪。そんな中、写真を撮ろうとしているエリカを見て以前「届けたい人がいる」と言っていたことを思い出した凪はエリカにそのことを問いかけるが・・

 

【感想と考察】
今回は予定どおり鎌倉への遠足の様子が描かれ、”遊馬シオン”というクラスメイトが新キャラとして登場しました。いつの間にやら班員となっていたことから「ひろの許嫁か!?」との話もありましたが、実際のところはエリカのファンでした。ひろの許嫁なら同じ班に参加することはないだろうと個人的には思っていたので想定の範囲と言うところでしょうか。

チャラい口調で凪曰く「面倒そうな奴」のシオンでしたが、筋を通したかったのか「エリカちゃん 行ってイイよね!?」と凪に確認したところを見るとロクでもないやつではなさそう。いずれ友達になっているパターンでしょうかね。

そんなシオンの言葉に対し凪が返した言葉は「なんで俺に聞くんだ!」「勝手にすればいいだろ!?」・・現状は特に意識しているわけでもないので普通の返しなわけですが、その後の凪の行動はちょっと意外でした。

前回、前々回とひろに好意めいた言葉を言われて舞い上がり、同じ班で御朱印集めすることを楽しみにしていたにもかかわらず、ひろの言葉は上の空でエリカとシオンの様子を気にしてしまう・・理由としては親たちが決めたことであれエリカは許嫁である事、同居までしている仲で心許せる間柄である事、そしてエリカは幸の実の姉である事など特別な関係にあるから・・ということが挙げられますが、軽薄そうに見えるシオンが何かやらかさないかと監視していたという点はあるにしろ、告白した相手の前で他の女を目で追うなんて失礼な行為。「気にしてたのか?俺は」と自問自答していたようですが、ひろとの仲を取り持ち協力してくれるエリカに無意識に惹かれ始めているという事なのでしょうか!?

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カッコウの許嫁 15羽目より

一方のひろは二人の様子を目で追い、二人きりにさせまいとも取れるような発言をした凪を見てムッとするわけでもなく「そんなにあの2人が気になる?」と穏やかな顔で聞いていました。憧れの存在でもあるエリカに凪が惹かれても不思議はないという思いもあるでしょうが、あまりにもあっさりとした対応です。これを見る限り、前回、前々回の発言は好意と言うより自分の境遇を憂い助けを求めたという意味合いが強かったように感じますね。
最後の海岸のシーンでひろが何も言わず居なくなっていたのは意味がありそうだし、シオンとの関係性も明らかにされていない点があってもおかしくない。その辺りは次回以降に描かれるのだろうと思います。

 

さて今回一番重要と思えるシーンは最後に描かれた海岸でのエリカと凪の会話。1つ目は以前「届けたい人がいる」と言った言葉を思い出し「今日もそのために?」と問いかけたのに対し、エリカが「知りたい?」「聞いたら運命変わっちゃうかもよ・・?」と返したこと。

凪の運命が変わるのだからエリカのみならず凪とも関係してくる存在なのは確かでしょう。エリカのこれまでの言葉からは父のやり方や接し方に不満を抱いている感じがあるため、3話の考察ではそんな家庭環境の中で優しく接してくれた兄や姉に今の自分を届けたいという推測をしましたが、今回のエリカの言葉を聞いても同じような印象。ただ運命が変わるのだとしたら可能性としては兄・・凪の実兄でしょうか・・

2つ目は偶然ツーショット写真となった場面で「やっぱりね」とエリカが言ったこと。次に「やっぱり凪くんが撮った写真が一番よく撮れている気がする・・!」と話しているので恐らく凪といる自分は自然でいい表情をしていると感じているのでしょう。となると届けたい人はカメラマンで遠く海外へ行っている線も考えられますね。

また兄などではなく実は凪本人の事と言う可能性もあります。お互いに覚えてはいないものの昔一度会っていて、再会するためにエリカはSNS写真をアップし続けている・・この場合、エリカは薄々そのことを気づき始めているという解釈になりそうです。


もう一つの線として考えられるのは凪の「届けたい人がいるって・・」という言葉にエリカが返答したわけではないということ。つまりエリカが「知りたい?」と返したのは「今日もそのために?」にという問いかけに対してだったという考えですが、そうなるとエリカの中で凪に対する心境に変化が表れて来ている可能性があります。凪と一緒にいることへの心地よさを自覚しているものの、それを言って今の3人の関係性が変わることを危惧した。“もう友達ではいられなくなる”みたいに・・だから「聞いたら運命変わっちゃうかもよ」と言ったというのはいささか展開が早すぎでしょうか・・

 

冒頭のカラー描写に書かれていたのは「ぼくらのアルバムはまだ始まったばかり。」という文字。まだまだ序盤で写真がカギとなるのだろうと見て取れますが、結構足早に展開は進んでいる感じです。講談社の話によると連載開始から約4カ月、15話目で表紙を飾るのは異例の事だそうで人気のほどは伺えますが、最近登場が少ない幸が同じ高校に進学するところまで続くのでしょうか・・今後の展開に大いに期待したいところですが、まずは次回を楽しみに待ちたいと思います。

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

アニメ「WHITE ALBUM2」の感想~3人の心の葛藤と切ない音楽が織りなす恋愛物語~

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WHITE ALBUM2 幸せの向こう側(AQUAPLUS)/PROJECT W.A.2より引用

2013年10~12月に放映された18禁恋愛アドベンチャーゲームが原作のこの作品。販促アニメの位置づけだったと思いますが、恋愛ものとして見ると出来はすばらしかった。

前半は学園祭での演奏に向けた軽音楽同好会の特訓等が中心で感情や本音を出さないままさらっと流れていきますが、後半は感情面を中心にこれまでを振り返る形で構成され音楽も手抜きなし。

軽音楽同好会を通じて親友になった北原春希、冬馬かずさ、小木曽雪菜の相手を思うがゆえの心の葛藤と嘘を交えた言葉の数々に引き込まれました。

最後はハッピーエンドとは程遠い内容なので「見るのが重い」と思う人も多いとは思いますが、私は大のお気に入りです。

以下、ネタバレ要素を多分に含みますのでご注意ください。

【あらすじ】
学園祭を一月後に控えた時期にボーカルが脱退し、存亡の危機に陥った軽音楽同好会の新メンバーを集めるのに奔走する北原春希は、屋上で歌っていたミス峰城付属の小木曽雪菜、第二音楽室でピアノを弾く音楽エリートで問題児の冬馬かずさを口説き落とし同好会に迎えることに成功。3人は学園祭ライブの練習を開始するが、自分たちを特別扱いしない春希に惹かれていくかずさと雪菜。3人の心に恋愛感情が渦巻き三角関係が始まる。

学園祭ライブは大成功に終わり、「このまま3人一緒にいたい」「関係が続けばいい」と思うのもつかの間、眠りこける春希にかずさがキスするのを目撃した雪菜は春希に告白&キスし二人は恋人関係になる。

それを知ったかずさは世界的ピアニストでもある母の誘いもあってウィーンへ留学することを決心。3人でいる約束を反故にしたかずさを春希は責めるが、かずさの本意は「3人でいることがつらい」と知ってしまう。

思いのたけを告げ春希と一夜を共にした記憶等を胸にウィーンへ飛び立とうとするかずさ。見送るために春希を連れ出し空港に向かう雪菜・・かずさを見つけた瞬間に走り出し、抱きしめキスする春希を目の当たりにした雪菜は、来る途中の電車で告げた嘘の想いを心の中で否定し泣きじゃくる・・

 

【好きな点】
10~11話の「雪が解け、そして雪が降るまで」の前後編は10話Bパートから11話Bパートの大半を使ってこれまでの出来事をかずさがどう思っていたのかを振り返る形でした。2話を使って振り返る構成は個人的には新鮮であり、隠してきた感情がどれだけ強かったのかも十二分に表現されていました。またオープニング曲に使われていた「届かない恋’13」(歌:上原れな)は今でもフルで歌えるレベルに好きでしたね。

ただこの作品が好きになった一番の理由は最終話の雪菜の言葉の数々・・かずさと過ちを犯した春希に対し「割り込んだのは自分」「かずさや春希くんに謝らなきゃ」と責めない雪菜。そして彼女はこう続けます。
 

「どうしてもあなたと恋人同士になりたかったから・・じゃないんだよ」

「ただずっと3人でいたかったから・・あたしを仲間外れにしてほしくなかったから」

「だから私を裏切っていない」

「ごめんね 春希くんのこと好きだけど・・かずさほど真剣じゃなかったよ」


そんな雪菜でしたが・・空港でかずさに走り寄りキスする春希とごめんと謝るかずさの姿を見て泣きじゃくり独白した言葉は・・

「そんなわけないじゃない」


この言葉を聞いた瞬間に忘れられない作品になったのを覚えています。春希の下手なギターに合わせるピアノの音を聞いていた雪菜だから、いち早く二人の気持ちに気付いていた・・二人の間に割り込んだとわかっていた・・だからこそ眠りこける春希にキスするかずさを見て抜け駆けしてしまった・・

 

一方、かずさで印象的だったのは、道端でキスした直後に泣きながら春希に言った言葉・・

「なんでそんなに慣れてんだよ・・」

「雪菜と・・何回キスしたんだよ・・」


こんな直接的で生々しい表現はなかなかお目にかかれないもの・・18禁恋愛ゲームならではの言葉使いでしょうね。でもこの言葉は雪菜の「そんなわけないじゃない」と同様に心に深く刻まれました。素直になれないかずさの本当の心の声だと思いましたから・・

二股掛けた春希のことをクズ扱いする意見もあります。ただかずさにほどではないものの少なからず好意を持っていた雪菜から迫られたのだから了承してしまうのは普通にあり得ること。原作のゲーム自体は知りませんが、アニメで描かれた内容の範囲だけでは決して責められるものではないでしょう。雪菜とつきあい始めたことは翌日にかずさに報告・・かずさを好きな事も雪菜に正直に話すなどフラフラしながらも誠意を示そうとはしていたと思いますしね。

かずさは旅立ち、残された二人の心は離れたまま・・と全くハッピーエンドではない悲しい結末でしたが、最後はそれぞれの感情をさらけ出し、人を好きになることがどれだけ大変で奥深いことなのかを考えさせられるものでした。

カッコウの許嫁の感想と考察(14話)~私の運命変わっちゃうのかな~

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カッコウの許嫁 14羽目より

ひろの家に行った際「海野君なら背負ってくれそう・・」と言われたことで舞い上がる凪。そんな中、遠足の班決めを利用しひろとの仲を縮めるようエリカに促された凪はひろを誘いすんなりと了承。遠足の行程表記入をきっかけに一緒に帰ることになった凪とひろ。途中、告白時の約束を切り出す凪に許嫁がいることや生まれながらの運命として否定するひろだったが、最後は例え話を持ち出し「私の運命を変えてみせてよ」と言い放つ。そんなひろの言葉に凪は一層勉強に勤しむが、遠足の同じ班に知らないクラス男子がいると知ったエリカはそのことを凪に伝え自分も急遽遠足に行くと言い出す。

  

【感想と考察】
ひろの家に伺った前話では彼女の境遇を知り「海野君なら背負ってくれそう・・そんな気がしたから」と言われ舞い上がる凪の様子で終わりましたが、今回は学校行事である”遠足の開催”が題材として描かれました。

ひろの十字架を背負うためにも「もっと瀬川さんのことが知りたい」と思う凪に手を差し伸べたのはエリカ。ホームルーム時ボケっとしていたから伝えに来たとして遠足のお知らせプリントを渡すわけですが、ボケっとしていたにしても何で凪はこのプリントをもらっていないのでしょうね・・この点はよくわかりません。

そんなやりとりでわかったのは、警備上の理由でエリカは学校行事に不参加の方針ということ!その後の会話を見る限り凪に会う前はそうだったようですが、今回の遠足不参加はあくまで自分で判断したようです。未だひろ以外の友達はひとりもいないエリカなので他のクラスメイトと班組みするのはムリだし、ひろからは凪との仲を少々誤解されている・・二人の仲は進展し自分はお邪魔?という意識もあってこうするのがベターとの判断なのでしょうかね。

そんなエリカの不参加表明に対し「俺も行かないから」とプリントを突き返す凪。結局、エリカの助言を得てひろを班員に誘えば一緒に行動できると気付くわけですが、このエリカが恋愛指南をする関係性はずっと続くのでしょうね。

 

翌日の朝活では「人気者のひろだからすでに班決めは終わっているのでは!?」と思うも「俺と一緒の班になってほしいんですが・・」とストレートにお願い。あっさり了承となり放課後に行程表へ記入する際は「もしかして誘われるのを待ってた?」と一転強気な思考をしていました。一緒に傘をさしての帰り道でも前向きに捉えて実行に移す姿を見ると凪はかなりの自信家。大人気のひろを遠足の間、独り占めにしようとしているのだから恨みを買わなきゃいいですが!

結局、エリカも誘うつもりだったと知り、凪の誘いを了承したのはエリカとも一緒に遠足を楽しみたかったからと気付くわけですが、ここで凪が切り出したのは6話での告白の件。前話での「海野君なら背負ってくれそう・・」発言もあって凪としては確認しておきたかったのでしょう。

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カッコウの許嫁 14羽目より

ただそんな凪に対しひろは「許嫁がいるって言ったじゃん」と否定。「私は生まれた時から運命の奴隷みたいなものだから・・」とまで語りました。前話で凪まで家に呼んだのは自分の生まれながらの運命に気付いて欲しかったからでもあるし、今回「駅まで一緒に帰ろっか!」と誘ったのはそんな自分に好意を持ち続けてくれるのかを試したかったから・・凪の問いかけはその答えだったわけです。

今回、凪が告白時の約束を切り出したことでひろの気持ちに動揺があったのでしょうか・・例えばの話として切り出し、負けるようなそんな凄い人が現れたら私の運命変わるのかな?と問うた上でこう口にしました。

「海野君 私の運命変えてみせてよ・・!」

「テストで10回勝ったら受理してくれる・・でいいんだよね?」と自ら問うたものの凪としてもまさかの発言だったよう・・読者から見ても前回に引き続いて凪に縋るような好意めいた発言をしたことに驚きを隠せません。ひろが顔を赤く染めていたのは満を持して言ったからか、思いがけずに口にしてしまったかはわかりませんが、どちらにしろ凪をそういう存在として見ているというのは確かでしょう。

 

次回は御朱印集めなど遠足での出来事が描かれると思いますが、どのような展開になるのか!?ひろから思いがけない言葉を聞かされ、一層勉学に励む決心をしたようですが、そんな中、現れたエリカに聞かされたのは遠足の同じ班員に知らない男子が入っている事。スマホで写真を見ていたようですが、誰からか送られてきたのでしょうか!?

高校でこのような班決めをしてどこかに行ったという経験がないので誘った人間だけで班組みできるのか知りませんが、凪が誘っていないとなるとひろが誘ったか、担任の先生が調整したかでしょうか。ひろが誘ったとなるとこの男子生徒が許嫁の可能性もありますが、これまでの経緯を見る限りひろが許嫁を同じ班に誘うようには思えないところ。
許嫁2組が同じクラスにいるというのもあまりにも出来すぎな気がしますが、御朱印集めの話になった際に「楽しみだね・・遠足!」と言ったのはエリカが遠足に不参加と知ってのことなので少々気にはなります。

クラスのパリピ男子がひろや凪と同じ班員になったと知り、エリカも急遽遠足への参加を表明していましたが、わざわざ凪にその男子生徒を知っているかと確認。誘ってもないし友達にすらなりたくないタイプと答える凪へ「だよね・・」と返し何かを思案していました。

この言葉を見る限り、冒頭で遠足に行かないと答えていたのは凪とひろを二人きりにしてあげようというキューピッド作戦の一貫だったと見て間違いなし。状況が変わったことで自分も参加してサポートしようという魂胆なのでしょうね。

回を追うごとに凪へ頼りたい気持ちが溢れてきているひろ。ひろの人生を背負おうと考える凪と二人の仲を取り持とうとキューピッド作戦を遂行するエリカ。この関係はしばらく続きそうですね。幸の出番がなかなかないところはちと物足りないですが、許嫁という存在にスポットを当てた展開になると思うので次回も目が離せません!!

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

彼女、お借りしますの感想と考察~千鶴の恋心を言動と行動から読み取る~(14巻)

キャンプファイヤーの清水さんのOKが出たことによりクラウドファンディング企画の公開が始まった14巻。45日間で182万円の支援額を集める計画の滑り出しは順調だったものの徐々に停滞。この苦境を打開すべく一肌脱いでくれたのはクラファン経験者の八重森みにでした。

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彼女、お借りします 115話より

初日の順調な滑り出しに対し油断は禁物と述べる千鶴でしたが、「常に協力するから言って」と嬉しさと照れを隠している感じでした。クラファンについては和也の「夢」として企画申請していることや瑠夏と修羅場をやったこともあって何かあればという待ちの姿勢で居ざるを得ない千鶴でしたが、部屋には伺えないものの夜遅くまでベランダで見守るなど、どうにか和也を支えたいという気持ちが伺えました。

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彼女、お借りします 116話より

みにの言葉もあって千鶴を意識してしまう和也。玄関口で待ち伏せたような形になったため「気持ち悪・・」とひどい言い方をしていましたが、渡された映画の脚本となる小説「群青の星座」を読んだ後、掲載されていた小説サイトを見て「やるじゃない・・プロデューサー」と感心しきり。でも和也の頑張りはそれだけではありませんでした。

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彼女、お借りします 117話より

大映研監督の田臥氏との打ち合わせでは、待ち合わせ場所に遅れてやって来た和也にお代を請求してからかう千鶴。冗談を言い合えるこのやりとりは、二人の関係が進んだことをよく表していますね。

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彼女、お借りします 117話より

和也が場を離れた際、「実は和也が口説いての撮影了承だった」と聞き、先ほどの和也の言葉を思い出す千鶴。そこまでする理由は「水原は恩人で今度は自分が何かしてやる番・・」と和也から聞いたと語る田臥氏を見ながら、千鶴はまたしても心を熱くしたよう・・

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彼女、お借りします 117話より

「どうしても話して見たかったんだ・・あいつが惚れこんだ女優がどんな人か・・」と話していましたが、二人の様子を見れば和也がここまで頑張る理由は”千鶴の夢を叶えたいだけではない”と気付いたでしょうね。

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彼女、お借りします 117話より

戻って来た和也をじっと見つめ、「なんでもないっ」と答える千鶴・・先ほどの田臥氏に言葉を思い出してのことだったのでしょうが、ここまでされたら言葉もないですよね。自分の演技をいつも応援し褒めてくれる和也だからこそどんどんと惹かれていったわけで、「惚れ込んだ女優」と言われればときめかずにはいられなかったでしょう。でもこのことにより気合を入れなおす千鶴はさすがでした。

 

クラウドファンディングによる資金集めも残り2週間を前に停滞。頭を抱える和也に手を差し伸べたのは千鶴と和也が付き合えるよう助力すると語っていたみにでした。

みにの提案により千鶴、瑠夏を招集し作戦会議を行う和也。アナリティクス結果から経過報告と私物返礼品、サイトやSNSによる宣伝と拡散、そしてビラ配りが必要と提案する彼女に皆了承。”203作戦”が開始されました。

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彼女、お借りします 117話より

瑠夏ほどではないものの、みにが作戦会議にいたことに不満の様子を見せますが、彼女がクラファン経験者で成功に向けた助言ができる存在と知るや、和也の言葉を信じ前向きに捉えようとしていました。修羅場を撮影されレンタル彼女であることを知られてしまったこともありますが、そんな中でも彼女を信じて助言を仰ごうとする和也の言葉に賭けた形です。口ばっかりで優柔不断なことも多い和也ですが、今現在はプロデューサーですしね!夢が叶うならどんなことでもやる!・・そんな千鶴の気持ちがよく表れたやりとりのような気がします。

部屋で私物返礼品の物色を開始する千鶴とみに。みにの行動に慌てまくる千鶴でしたが、彼女のもう一つの目的は和也のための聞き取り・・「師匠とかどうなんスか」と聞くみにに「・・・はぁ!?」と表情を変えた千鶴は次のように語っていました。

「別に いい人だとは思うわ」

「始めは頼りなかったけど・・」

「根は優しくてまっすぐな人だとは思ってる」

言葉の端々で気持ちを誤魔化そうとしていますが、語っている内容は今の和也の印象を隠すことなく話していたように思います。

ただ加えて「男女のそれとは違う」「恋心ってもっと別のもの」と語っていました。この言葉は複雑な思いから来るもの・・何回も言うように千鶴の立場を考えると、現状では素直に気持ちを表すのは難しい状況です。

麻美への想いを聞かされ、一度は「好きじゃねぇよ」とも言われました。自分が背中を押した瑠夏という彼女がおり、自分はレンタル彼女です。レンタル彼女や女優をしているので彼氏を作っている場合ではありません。何より自分のために映画製作まで手掛けようとしてくれている和也の気持ちに応えなくてはならない。

時折、和也の言葉に自分に対して想いが向けられているのでは思うことはあっても、これらのことから「そんなわけない」と自分に言い聞かせているというのが現状・・こういう風に答えるしかないわけです。

そんな千鶴を見て思うことがあったのか、みには「師匠は水原さんが好きっス」と暴露してしまいました。みにから見たらこちらも拗らせている?と思ったのでしょうね。

和也の「第一 水原は俺のことなんて何とも思ってねーだろうし・・」発言に対し「好きに決まっているじゃないですか」と即答・・以前、麻美にも言われていましたが1年もこの状況を続けているのだから、千鶴にも好意めいた気持ちがあるのは誰が見ても明らか。

この発言に千鶴が素直に気持ちを吐露するとは思いませんが、瑠夏、麻美に続いてみにも千鶴の気持ちに気付き問い詰めている現状、この言葉の続きには期待せずにはいられません。

 

※本記事にて掲載されている画像は「彼女、お借りします/宮島礼吏週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

カッコウの許嫁の感想と考察(13話)~海野君なら背負ってくれそう~

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カッコウの許嫁 13羽目より

玄関に置いてあった凪の御朱印帳に気付いたひろ。ここにある理由を問うひろにエリカは「ノートを借りようと思って間違った」と話し難を逃れる二人だったが、二人の仲の良さを感じたひろは勉強会をするために二人を実家に誘う。向かったひろの実家が大きな神社であることに驚く凪とエリカ。ひろの家に案内され舞い上がる凪だったが、あまりに大規模な神社であることや凪だけに警戒する母親の様子にひろの許嫁がいる発言の真相に気付き・・

 

【感想と考察】
前話では家庭訪問したひろと同居がバレぬよう奮闘する凪とエリカの様子が描かれましたが、今話は玄関にあった凪の御朱印帳に気付いたひろが、その理由をエリカに問い詰めるシーンから始まりました。

前回の考察では「凪くんから楽しいと勧められた」または「見せつけられ自慢された」と言ってエリカは誤魔化すのだろうと予想しましたが、「ノート借りようと思ったら違うのだったみたいで」と勉強会を意識したシンプルな嘘で難を逃れました。前話では二人暮らしの痕跡をひろに見られ何かとあたふたするエリカでしたが、この時の嘘は堂々としていました。
その理由はその後の「凪くんてどんなことも一生懸命やるじゃん・・すごい努力家っていうか!」「だから私もあやかろうかと思って」という言葉を聞くとなんとなくわかる気がします。ひろに「2人・・いつの間に仲良くなったの!?」という問いへの返答だったわけですが、ここで凪への信頼を感じる言葉を口にするということは日頃から思っているからこそ。凪のひろへの想いを知った上で話しているのだから一層そう思います。

 

二人の仲の良さを感じたひろが帰り道に思いついたのは、今回のお礼もかねて二人を自分の家に案内し勉強会をすること。ひろは「法事」を理由に幾度と休んでいたようなので実家はお寺だろうと個人的には思っていたのですが、実際は神社でした。ひろやエリカの巫女さん姿をファンサービスにしたかったのでしょうか(笑)ひろの言う「法事」とは「霊祭」や「式年祭」のことのようです。

ひろに神社内の案内を受け勉強会が始まって以降もエリカはただただ能天気に過ごしていたようですが、一方の凪はひろの家が大規模な神社であることから、これまであった出来事に思いを馳せていました。9話で話したひろのアルバイトは巫女であることが判明。目黒明神の御朱印はひろも書き好評であることがわかりました。

そんななか、凪が考えていたのはひろの「許嫁がいるんだ」発言の真意。いくつかの神社が集まった造りで御社殿は指定文化財・・神事だけでなく結婚式やコラボ企画にも取り組む大規模な神社・・そしてひろの母が凪だけに警戒を示す様子から導き出したのはひろはこの神社の「跡継ぎ」だということ。”一人娘”という事なのでしょうね。ひろもそのことを凪に伝えたかったようでエリカが席を外した際に「私に許嫁がいるっていう意味、わかった!?」と切り出し凪に確認をしていました。

別に許嫁の男が他に居てもおかしくはないわけですが、ひろの話を聞く限り、自分は跡継ぎとなるべく男を婿として迎えなくてはいけない存在・・だから許嫁がいるという表現にしたという事のようです。

そう思うと確かに色々な点が腑に落ちます。5話でひろの母が「そこまで勉強しなくていいと言ってるでしょう」と言っていたのは、将来は跡継ぎと決まっているからであり、何に対しても負けず嫌いなところを見せるのは、跡継ぎと決まっているからこそ彼女なりに自分の可能性を見出したい・・せめてもの反抗!?というところなのかもですね。ただそんな将来を受け入れてもいるようで、だからこそ休みの日には神社を回り御朱印を集めていた・・

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カッコウの許嫁 13羽目より

そんなひろの環境に気付き、「じゃあ・・なんで俺には言ったの?」と切り出す凪にひろが返した言葉は・・

「海野君なら背負ってくれそう」
そんな気がしたから・・かな!」


負けず嫌いな自分に張り合い好意まで示してくれている凪・・最近はエリカを取り合うような形だったものの、心の中ではそんな風に思っていたわけですね。この気持ちは好意というのではなく単に「跡継ぎとなる候補」との観点からそう思ったのかもしれません。凪の言葉に「この人なら・・」と思ったのは確かでしょうし、今話の冒頭でエリカが凪の印象として話した言葉も影響しているように感じます。

 

次回の予告の言葉には「相合い傘」という表記がありました。今話の続きなのか、新たな話なのか分からないので相合い傘の相手が誰かも特定できませんが、普通に考えると帰り道になるのでエリカとの事なのかなと思っています。その際に話にあがるのは今話でのひろとの会話でしょうか!?

軽々しく友達に話す内容ではないことは確かで、ひろ自身も憧れのエリカに話すのを躊躇していたようですが、凪とエリカも取り違え子という境遇であり今は許嫁という関係で同居中。そんなエリカなので背負えない話ではないし、ひろに告白したことをエリカに話している凪なのだから跡継ぎ話に事が及んでもおかしくはない。

凪はひろの十字架を背負う方向で考えるのでしょうが、どう転ぼうとも重たい話になってくるのは確か・・妹の幸を含めるとどこにも転べない感じですかね。もうそろそろ幸の話も見たい感じですが、重い話も甘い話も大好物な自分なので次号も目が離せません!!

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。