五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

カッコウの許嫁の感想と考察(67話)~送り届けてくれますか?~

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カッコウの許嫁 67羽目より

「俺と結婚するために帰って来た?」と動揺を隠せない凪。「伝えたいことは伝えたので満足」と帰っていくあいに3人は呆然とするが、誠意を見せるべきと考えた凪はあいの後を追いかけることに。「ごめん」と謝り、好きな人や許等がいる・・と話す凪に「了解」「問題ない」と答えるあい。それを見た凪は「幼なじみとしての付き合いを了承してくれた」と理解するが、あいを家に送り届ける途中、昔駄菓子屋のくじでゲットできなかったスーパーボールに話が及び、その中であいに「今度は必ず手に入れて見せます・・”我が愛しき凪ちゃん”を!」と言われてしまう。 

 

【感想と考察】
あいの結婚宣言で終わった前回でしたが、今回はそこからあいを家に送り届ける中での会話がメインに描かれていました。

「伝えたいことは伝えました」「あいは満足です」とさっさと帰って行くあいに呆然とする3人。「7年間考えた結果、結婚に至ったということか?」と理解した凪は返事をすべくあいの後を追いかけるわけですが・・

「ごめん」と謝るとともに好きな人や許嫁、血の繋がらない妹がいる事を告げた凪に対し、あいが返した言葉は・・

「そうですか・・了解しました」
「想定外ですが・・問題ありません」

この返事に凪は安堵し、昔もこんなだった・・そんなあいだから好きだったのかなと考えていました。あいは昔からかなりの不思議ちゃんだったようですね。ただ幸によると「昔からあんな感じ」で「理解できない思考のやり取り」ばかりだったとのこと。当然このやり取りも言葉通りではなかったようで、あいが次に口にした言葉は・・

「これからは切り替えることにします」

言葉の意味が分からない中、「あいをおうちまで送り届けてくれますか?」と言われた事で『幼なじみとして付き合っていく』と勝手に解釈する凪。まさに連想ゲームの領域ですね!!「まず手始めに・・」と言われているのだから一層謎が深まってもおかしくないのですが、罪悪感もあって思い込んでしまったようです。

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カッコウの許嫁 67羽目より

家まで送り届けるよう言ったのに、凪と一緒に居るのが恥ずかしいからと速足・・目を合わせて・・と言われたから目を合わせたのにドキドキするから見ないでくださいと赤面・・一緒に懐かしの駄菓子屋に行きましょうと言ったのに、2人きりで行くのはデートのようで緊張すると大照れ・・とあいに振り回される凪。さすがに「何かおかしくないか?」と凪は思ったようですが、考える暇を与えないあいのペースについていけない感じです。

そんな懐かしの駄菓子屋はすでにコンビニに建て替わっていました。そこで切り出したのは昔くじでゲットできなかった『我が愛しきスーパーボール』の事。コンビニの前に座り思い出話に花を咲かせる二人・・「あきらめました」と言いつつも悔し涙を流していたあいを思い出すなど純粋に昔を懐かしむ凪でしたが、いきなり立ち上がったあいは「ところで・・言いたいことはわかりましたか?」と質問しこう続けました・・

「今度は必ず手に入れてみせます」
「"我が愛しき凪ちゃん”を・・!!」

指フレームポーズでの爆弾発言!!何を考えているのかわからない不思議ちゃんぶりですが、ここは明らかに感情が出ている部分。「切り替える」と口にし、最後のミッションとして駄菓子屋に誘導・・「スーパーボール」を例に出して「何よりあの時のあいとは違う」と話した流れからは、計画どおりの行動にも見えますが、この言葉を口にできたのは駄菓子屋がコンビニに建て替わっていたことが大きく影響した感じ。スーパーボールを『我が愛しき』と評し凪になぞらえた様子からも「チャンスは2度とない」「後悔したくない」という気持ちが高まったからだと感じます。

あいの登場はあくまで四角関係の触媒的なもので誤解や思い込みが多分に混ざっていると思っていましたが、凪への想いは思いのほかガチみたいですね。『切り替えたって・・そういうコト・・?』と凪のコメントを見る限り、あいの気持ちをちゃんと理解したように思うし、一時的であれ五角関係が始まるのは間違いないのでしょうね。

ところで今回ポーズした指フレームはあいの仕事と関係しているということでしょうか??家族解散でひとり帰国したとのことでしたが、家はどこなのでしょう??まだまだあいはわからないことばかりです。

 

次号予告文によると「凪の四角関係に思わぬヒビ?」あるので、エリカ、幸、ひろのうち最低一人とはギクシャクする事になりそう。「男たちは拳で語る・・!」とあるのでシオンと恋愛相談するのか?それとも洋平パパに喝を入れられる形か?

『我が愛しき』と語ったスーパーボールも今後の展開のキーとなるかもですね。実はエリカ、幸、ひろの誰かがそのスーパーボールをゲットしているのかもしれません。幸だと凪が気付きそうに思いますが、凪を取られたという気持ちから幸がいち早くゲットし隠し持っていたとしてもおかしくはないですしね。

凪の四角関係にヒビとなると、キーマンとなるのはエリカでしょうか!?今の四角関係を繋いでいるのはエリカだし、唯一凪への想いを見せていないものエリカ・・凪がエリカに無意識に惹かれている事にひろも幸も気付いているわけで、二人の恋愛はエリカの動向次第。エリカと凪はエリカパパから近く話があるとも言われているわけで、エリカの感情の変化と凪との距離感が重要なキーとなりそうです。

 

 ※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。

 

カッコウの許嫁の感想と考察(66話)~お兄に告白されてたよね・・?~

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カッコウの許嫁 66羽目より

ひろが実家に戻り凪とエリカはオセロに興じるが、凪も同席で「近々話がしたい」と父から連絡があったことに二人は懸念を示す。実家に寄っていた幸を呼ぶ声の主は幼なじみの”あい”・・海野亭で大好きなかつ丼を食べ海野一家と語らう中、凪の"取り違え子&許嫁"話を聞かされたあいは凪に会いたいと幸にお願いする。家に向かう途中、お別れ時のお兄の告白について切り出す幸・・そんな幸に「そのことについて思うところがある」答えたあいは、いきなりの登場に驚くエリカと凪に対し「凪ちゃんと結婚するために日本に帰って来た!」と宣言して・・ 

 

【感想と考察】
予告されたとおり、凪と幸の幼なじみ"あい"ちゃんが登場してきた今話でしたが、あいの正体がわかる以外に今後の展開に大きく影響しそうな伏線が色々と見て取れました。

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カッコウの許嫁 66羽目より

前話の最後に「そうなると 考えものだね」というエリカパパの言葉があったわけですが、エリカの元に「近々話がしたい」との連絡が入っているところを見ると、凪がひろに好意を持つことはエリカパパにとってかなり都合が悪い事のようですね。これまでの話を振り返ると凪が結婚する相手はエリカか幸と考えている節があるので、このように思うのは当然ですが・・それにしても動きが早すぎる感じ。

凪の同席を前提としていることもあり、ひろが同居していた事?二人の兄の事?と考えていましたが、これを見る限り、ひろが同居している事を両親には伝えていなかったんですね。そして幸がエリカパパと交わした言葉も伝わっていないという事。幸はエリカパパに口止めされたのでしょうか!?

話の中身として考えられるのは当然、凪がひろに好意を持っている事・・ですが、すぐに釘を刺す必要があるのは何故!?ひとつは実子である凪を後継者候補にできなくなる事ですが、ひろとの仲を裂くためだけなら二人に話をしに来るのは悪手な感じ。かえって二人は強固に反発するでしょう。となると考えられるのは、これまで明かされていない真実を伝え結ばれないことを自覚させること・・個人的には天野家と瀬川家には繋がりがあり、兄”宗助"の存在がそこに関与しているのでは?と推測していますが果たして!?

 

実家に戻っていた幸に声をかけたのは幼なじみの”あい"でした。幸はすぐにわかったようですが、印象はかなり変わった模様で色々と??反応を示していました。ちなみにあいについて明らかになった事は次の通り・・

① 7年前、引っ越した先は中国広東省のシェンチェン
② ロリータ服を着ているのは仕事の関係
③ お小遣いでかつ丼を食べに来ていた常連だった
④ 家族は方向性の違いにより解散

気になっていたロリータ風の服は仕事絡みで詳細は秘密との事。当初、アイドルなのかな?と思っていましたが、エリカと似たようなSNS上のアイドルなのかもですね!?

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カッコウの許嫁 66羽目より

引っ越した後は中国で過ごしていたようですが、父はシンガポール、母はフランス、あいは日本での生活を所望した結果、離れ離れの生活をすることになった模様。ドライな家族のようで小さい頃から大人びて達観するのもわかりますね。「凪が取り違え子で許嫁がいるから今はこの家に住んでいない」と奈美恵母が話した事に対し口にした言葉は・・

「ありえないなんてことはこの世にない」

驚かない事に幸は驚いていましたが、この言葉は何気に引っかかるところ。自分もそんな経験があると言っているようでもありますね。後の言葉を見る限り、許嫁がいる事にもっと反応してもよさそうな感じがしますが、大人びて達観している”あい”なら当然の反応なのでしょうか・・

ただ海野亭を出た後、幸に「凪の居る家へ案内してほしい」とお願いしているところを見るとそれなりに動揺していたとみるのが適当と感じます。

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カッコウの許嫁 66羽目より

そんなあいの願いを聞き入れた幸が問うたのは7年前のお別れ時の事・・凪があいに告白したところを幸は見ていたようで、だからこそ58話のコックリさんであんなことを言ったんですね。

「笑っちゃうよね!小学生が告白なんて!!」という言葉を見る限り、凪があいに告白したことを幸は気にしていた模様。あいが忘れている事を期待しての問いかけのようでしたが、帰ってきた言葉は「そのことについて思うところがあります」というもの。覚えていると知って幸は少々後悔したのかもしれませんね。会わせる楽しみの方が数段勝ってはいましたがね(笑)

幼なじみの突然の登場に驚く凪とエリカ。56話で写真を見ていたエリカですが、あまり気には留めていなかったようで、58話で判明した"あい”とも繋がっていなかった模様。ただあいの"凪ちゃん"呼びに反応するなど、ちょっと面白くない気持ちはある感じです。

一方の凪はというと・・あいの登場にかなり動揺していました。58話でのコックリさんと幸の言葉にあいへの告白を思い出していたのだから当然ですね。

想像通りに成長した凪を見て"凪ちゃん"呼びをし、「告白してくれた返事をしにやって来た」と告げるあい。海野亭では極めて冷静だったのですが、凪に会って感情が爆発したのか、あいは高らかにこう宣言します!

「このたびあいはッ」
「凪ちゃんと結婚するために帰ってまいりました!!」

即座に本題に入ったのは横に居たエリカの存在が眼に入ったからなのでしょうが・・この返事でわかるのは、凪の告白はあいにとって単なる『好意』の告白ではなく『求婚』の告白だったという事。前話で「まったく誰に似たんだか・・隅に置けないな!」とエリカパパに言われ、今話では『告白魔』とエリカに評された凪・・この事態をどのように収拾するのでしょうか!?

この流れを見る限り、凪への想いは本当で五角関係になりそうな勢いですが、言い終わった後に「やっと言えて あいはスッキリです!!」と言っているのを見ると返事をすること自体が目的だったようにも感じますね。幸も聞いていたらしいので告白したこと自体に間違いはないのでしょうが、結婚という部分には多分に誤解が含まれいそうに感じます。

あいが返事しようとすることに大慌ての凪・・一体誰を意識して返事を止めさせようとしたのでしょう!?好きなのはひろですが、冒頭でオセロ、最後はジェンガと仲良い姿を見せていたエリカと凪は傍目から見ると恋人そのもの・・二人の様子や幸の反応を見てあいはどう感じ取るのでしょうね。

ただ四角関係に割って入るのは至難の業・・覚悟を持って日本に帰って来たのでしょうが、彼女にとって幸せな結末になるとは到底思えないところ。あいの登場は四角関係にどんな影響を与えるのかという触媒的な存在なのだろうと感じます。

 

次号予告文には「四角関係に大・大・大波乱!あいちゃんと駄菓子屋デート」の文字。小学生のころ立ち寄った駄菓子屋にでも寄るのでしょうかね?過去をトレースするとなる何か凪の中で思いだすことがあるということか!?それともひろの時のようにエリカや幸が尾行するといった展開なのでしょうか!?かなり個性的なキャラなのでなかなか読めないところですが、エリカパパの登場を控えての展開には興味津々・・次回がとても楽しみです!!

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

カッコウの許嫁の感想と考察(65話)~私がいないと全然ダメね!~

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カッコウの許嫁 65羽目より

エリカとひろの母親が自分の悪口で盛り上がるのを横で聞かされる凪。反論の余地なしの状況に小さくなるばかりの凪だったが、そんな中、凪と許嫁関係であると知ったエリカの経験談に話が及ぶ。自分がしていた事は逃げてるだけで抵抗ではなかったからと「ひろちゃんとお母さんも向き合って欲しい」と語るエリカ・・その言葉に二人は和解をする。帰り道・・咄嗟にエリカを頼ろうとしたと自分の無力感に落ち込む凪。そんな凪にエリカは「凪くんは私がいないと全然ダメね!」と笑顔でダメ押しして・・

 

【感想と考察】
ひろと母、そしてエリカと凪が自宅の座卓を囲むところで終わっていたので、ひろの許嫁など今回は色々と真実が明らかになるのかな~と思いきや、中身は凪への悪口とエリカの経験談、そして親子向き合ってきちんと話をして欲しいというエリカからひろへのお願いでした。

ひろの許嫁が登場して来なかったのは想定通りでしたが、連れ戻された経緯が何もわからないままだったのは意外。エリカとの買い物中に連れ戻された事、その車にひろ母も乗っていた事、家に戻ったひろが制服姿で母たちと境内を歩いていた事、ひろが人前で涙を流していた事などもあって、何かのイベントがあり急遽連れ戻されたのかと思いましたがすべてわからずじまい。

エリカが凪と全く違う解決策(和解)を図ったのは、ひろ母と事前に話をしたから?と思ったのですが、そこも不明でした。「ひろの運命を変えることになる・・それでも行くの?」とは言ったものの、あくまで決意を確認しただけなので、後に冷静になり駆け落ちでは何も解決できないと思ったという事なのでしょうね・・今回のエリカの言葉で言えば凪の行為は『逃げる』と同意と感じたのでしょう。

13話で警戒する素振りを見せていたひろ母が凪とどのように話すのかも注目していたのですが話す機会はまるでなし。単に大事な跡継ぎで許嫁もいる一人娘に変なムシが寄って来ている・・と思っての反応だったということでしょうか?エリカと凪が許嫁関係と聞き一安心の様相でしたが、この様子だと凪がひろに好意を持ち、ひろもその気持ちを嬉しく思っていることを知らないのでしょうね。結局、ひろの家出と許嫁に関する推測はすべてハズレでした・・(涙)

 

エリカの凪の悪口から始まった会話は効果絶大で、ひろ母の警戒心を解くことにまんまと成功!!最初に自分が凪の許嫁と話しているので、経験談から「ひろと母がきちんと向き合って話すべき!!」までの流れを考えてエリカは話していたと言えます。アホっぽいところも見せるエリカですが、揉め事の際に大岡裁きをするのはいつも彼女!!家族という繋がりをとても大事にしているからこそ、このような言葉が出てくるのでしょうね。

「ひろちゃんとお母さんも向き合って欲しい」という言葉を聞いたひろは母との和解に至り、自分が『逃げてただけ』と気付いたようでした。エリカを抱きしめ「いてくれてよかった・・ありがとう」と口にしたシーンは本当に親友になったと実感できるものでしたね。

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カッコウの許嫁 65羽目より

ただエリカが語った凪との経験談や心境を聞いてひろはどう感じたのでしょう!?エリカの話は本当ではあるのですが、かなり当初から凪に心を開いていたように思います。今回悪口として語った「慎重で心配性の石頭」も「無駄な行動力」も「それが凄い迷惑」もすべて受け入れて、日頃からそんな凪と一緒に居ることを『楽しい』と語っているわけですしね。

すんなり受け入れられたのは、凪が兄"宗助"の実弟でそっくりという部分も関係しているのでしょうが、ひろはそのことを知らされぬまま二人の楽しげで気の合う様子を何度となく見せられているわけで、このやりとりに一層2人の信頼の強さを感じ取ったのではと思いました。

 

2人での帰り道・・「好きな人と駆け落ちみたいなことしたのに許嫁に助けられて親御さんに謝らせるなんてダサすぎる・・」と落ち込む凪。そんな凪にエリカが口にした言葉は・・

「そんなことないわよ 凪くんは強いっしょ!」
「私だったら恥ずかしすぎて 死んでるもん」

一見追い打ちをかけるような言葉ですが、これは自分にはできない事をやってのける凪を評価しての言葉だったのでしょうね。

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カッコウの許嫁 65羽目より

凪はこの言葉に自分が無力であることを痛感したと話し、困った時にとっさにエリカを頼っていたとカミングアウトしていました。該当するのは所持金が千円しかなかったという場面・・お金の問題だったのでエリカを頼ろうとする事に何も不思議はないわけですが、この凪の物言いはエリカに何度も救われていたからこその言葉!!完全に無意識と話していましたが、凪にとってはとても頼もしい存在なのでしょうね。そんな凪を見透かすようにエリカが口にした言葉は・・

「そういうことよ」
「凪くんは私がいないと全然ダメね!」

反論したくなる言葉を敢えてかけることで元気づけるなんて、エリカの巧みな言葉選びに感動すら覚えます。実際はエリカも凪の言葉に勇気づけられているわけで、二人の相性は本当に抜群なんだな~と感じます。

 

そんな二人を他所に、自宅で起こっていたのはエリカパパの突然の訪問でした。幸が応対していましたが、もう一人女の子が同居していたと話す中で凪の好意の相手はひろであることを話した模様。その事実を知ったエリカパパが呟いた言葉は・・

「だが・・そうなると考えものだね」

つまり許嫁のエリカや妹の幸以外を凪が選ぶことは望ましくないということ。これまでの経緯を見る限り、エリカパパは跡継ぎとして凪がどうしても欲しいように感じるのでこう考えるのは何らおかしくはない。

ただこのやり取りを見て思ったのは、凪に好きな相手がいる事をエリカパパは本当に知らなかったのかという事。凪はその事を隠してはいないわけで、ひろの情報を色々と収集されていてもおかしくはないですからね。ひろの写る写真を見てエリカパパはどう思ったのか・・天野家と瀬川家の関係や宗助の許嫁の可能性についてはまだまだ可能性が残りそうです。

 

次号予告文には「凪の初恋相手が登場!四角関係に爆弾投下だ!」の文字。とうとうあのゴスロリ服の彼女"あい"が登場しそうです。ひろの同居は今回解消されたので、顔を合わせるのは凪、幸、エリカの3人でしょうか!?

一度写真を見ているエリカなので凪の幼なじみの登場にも難なく対応するのでしょうが、問題はあいが凪に対しどういう想いを抱いているのかという事。凪の回想では「告白のおへんじは次に会った時でいいかな?」となっているので、何らかの返事をすることにはなるのでしょう。果たしてそれは恋愛面でのことなのか?凪の記憶はあてにならないところがあるので何か勘違いが混じっているような気がしますね。新キャラの登場によりエリカの気持ちに変化が生まれるのか・・次回も楽しみです!!

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

カッコウの許嫁の感想と考察(64話)~”あの時"のこと覚えてる?~

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カッコウの許嫁 64羽目より

ひろの手を取り駆け落ちを図った凪だったが、所持金が千円しかなくとりあえず腹ごしらえをすることに。「もしかしたら海野君がまた助けに来てくれるんじゃないかって思ってたんだ」という言葉を発端にひろがイメチェンを図った時のことを語りだす二人。1位にこだわるのは「許嫁を振り払うため」と共に「誰も寄せ付けないため」と聞き落ち込む凪だったが、それでも凪はやって来てくれた・・とひろは話し「あの日からすでに私の運命変わってたのかもね」と告げる。そんな中、突如現れたエリカに二人はひろの家に連れ帰られて・・

 

【感想と考察】
凪とひろとの高校での出会いが描かれた前回でしたが、今回は手を取り駆け落ちを図る二人の様子がメインに描かれていました。後継ぎとして生まれたひろの苦悩を感じるものでしたが、最後はエリカが許嫁として凪に謝らせるという思いもかけない展開でした。

二人がまず向かったのはバス停でしたが、所持金が二人で千円しかなくハンバーガーで腹ごしらえすることに・・お約束の間接キスで一人盛り上がる凪ですが、そんな中ひろが口にしたのは「もしかしたら海野君がまた助けに来てくれるんじゃないかって思ってたんだ」という言葉。『また』という言葉に凪への信頼が伺えますが、ちょくちょくこのような言葉を口にするひろなので真意は測りかねるところ。

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カッコウの許嫁 64羽目より

ただこの言葉をきっかけにひろがイメチェンを図った時に話が及びます。二人がまず交わした言葉は・・

「瀬川さんは”あの時”のこと覚えてる?」
「うん 覚えてるよ」
「じゃあ あの時変わったのはやっぱり俺のせい?」

前話でわざわざ過去の出会いを描いた理由は、この会話をさせるためだったんですね。そしてここからはひろの1位にこだわる理由と考えが語られました。理由は次の二つ・・

① 許嫁を振り払うため

② 許嫁がいる自分に誰も寄せ付けないため

「許嫁がいることが気に食わない」と話していましたが、①の前提にあるのは「許嫁の力を借りずとも神社は私の手で守ってみせる」という考え。女性神職として自ら奉職しようとしているということでしょうか!!その事を親にわからせるために1位にこだわっていたわけですね。

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カッコウの許嫁 64羽目より

そんな時に凪が現れ、②の考えに至ったようですが、ただその理由は自分の邪魔をする目障りな存在・・などというものではなく「いずれお別れが来る」「そんなの辛すぎる」というものでした。①は難しいと感じていたのでしょうね。

凪みたいな人が寄って来ないようにするために勉強だけでなく、おしゃれも運動も人付き合いも全部1位を取ろうと考えた・・というのだから恐るべし!!凪が降参とあきらめの言葉を口にしたことが許せなかったのかはわかりませんが、ひろに進化を促す触媒となったのは間違いないようです。

ただ「二度と話しかけないで!!」という言葉を凪にかけたのに、人付き合いでも1位を目指すというのは矛盾を感じるところ。結果、計らずも人が寄ってくるようになって学校が楽しくなった・・と話していたので、この時はそこまで考えが至っていなかったのでしょうね。

ただこれだけ聡いひろなら凪がきっかけをくれた事に早々に気づけたはず。凪の宣戦布告を聞いた際の反応やその後の行動を見ると、かなり凪の事を意識し見定めようとしていたように思えます。凪が関わって来た事を嬉しく思ったのは間違いないし、そんな気持ちになったからこそ、運命を託すような意味深な言葉を投げかけ続けた・・「あの日からすでに私の運命は変わっていたのかも」発言はずっと思っていた気持ちの照れ隠しなのだと感じます。

 

そんな二人の前に突如現れたエリカ!”青春警察”と称しての登場は如何にもエリカらしいですね。ただそのエリカは「いいから2人とも カモーン!」とひろの実家”目黒明神"に二人を連れ帰っていました。

これを見る限り、エリカとひろ母が何らかの話し合いをした上で連れ戻した感じ。62話の考察でひろの所在は事前に把握していたと書きましたが、ひろ母側からエリカにコンタクトを取ったという事なのでしょうね・・エリカ父が絡んでいる可能性もありますがね。

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カッコウの許嫁 64羽目より

応接間ではひろ、ひろ母と共に凪とエリカが並んで座卓を囲んでいました。凪の頭を下げさせエリカが口にしたのは・・

「私がこの人の許嫁です」
「この度はうちの許嫁が大変失礼致しました!!」

よく呑み込めない事態・・エリカはどのようにして事態の収拾を図ろうとしているのでしょう!?凪の許嫁は自分と名乗ることで凪との関係をどうしたいのか・・解消しようと考えているのか?それとも継続したいと考えているのか?

ただわかるのは凪が何か失礼なことをしてしまったという事。その事はひろの手を引いて逃げたという事以外にないわけですが、その行動の何が失礼だったのか!?

許嫁に会いたくないひろを連れ出しただけなら、エリカがひろ母の話を聞き入れて連れ戻そうとするはずもなし。一旦引き留めたものの、最後は凪の背中を押したわけですからね。許嫁として凪に頭を下げさせる必要もないでしょう。考えられるのは想像していたようなイベントではなかったという事。

許嫁との顔合わせをドタキャンする事も相手に失礼ですが、連れ戻した当日、それも直後に顔合わせなんて普通はあり得ない事。そう考えると改めて時間を取って行えるものではないのかもしれませんね。やっぱり法事・法要みたいなものだったのか・・

 

次号予告は「皆で駆け落ち反省会!」なので、座卓を囲んでの会話になりそうですね。反省会なので許嫁が登場する事もないのでしょう。ひろ父の存在が未だ見えてきませんが、おそらくこの4人の会話になるのでしょうね。個人的にはエリカ父の登場も期待したいところですが!!

茶をいただく母をみつめるひろを見ると、凪が連れ出す前以上の情報は知らない様子。先に述べたように誤解も入り混じっているようなので、明らかになる事がたくさんありそうですが、一番に気になる許嫁の正体については微妙なところ。

これまでの登場人物に居るのなら宗助の可能性が最も高いと思いますが、その宗助はエリカによると行方不明な存在。エリカ父は存在を否定しているわけで存命なのかさえわからないのが実情ですからね。ただひろの家出のきっかけとなったのは「明日許嫁が会いに来る」と聞いたからなので、すでに亡くなっているとは考えにくいのは確か・・エリカが態度を変えたのを見るとひろの許嫁に関して何か知った可能性がありますが、読者に明らかになるのはまだまだ時期尚早な気がします。

13話では警戒するような態度をとっていたひろ母が、凪にどう対応するのかも見もの。今話で述べられたひろの考えに母がどう反応するのかも興味があるところ・・何気に次回は見どころ一杯の予感です。

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

カッコウの許嫁の感想と考察(63話)~二度と話しかけないで・・・!!~

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カッコウの許嫁 63羽目より

全国高校入試模試で後塵を拝した瀬川ひろと出会った目黒川高校1年時。中間テストも負け「次こそ俺が勝つ」と意気込む凪だったが、期末テストの結果はひろは満点の1位で凪は2位。いつも”ひとり”で話しかけにくいひろを同族と感じ、一層勝ちたい気持ちを強くする凪。迎えた休み明けテスト当日、お腹を下して保健室で寝込んでしまった凪は、同じく高熱で休んでいたひろから1位への執念の言葉を聞いてしまう。勝てるはずがないと思ったことをひろに話す凪・・そんな凪にひろは「二度と話しかけないで!!」と睨むが、この日を境にひろは明るくイメチェンして・・

 

【感想と考察】
ひろの誘拐とかけ落ちはいったん置き、予告どおりに凪とひろの目黒川高校での出会いが描かれた今話。そこに居たのはまるで前作「山田くんと7人の魔女」の”白石うらら"のようなひろの姿。今では学園一の人気者で勉強も運動も完璧なひろですが、1年の夏休み明けまで凪と同じく「ぼっち」だったとは驚きました。驚いた理由は1話の凪の宣戦布告でのやり取りで「えっと 誰でしたっけ?」と答えるひろを見ていたから。

1学期の中間テスト、期末テストとも満点だったようなので、勝つことさえ叶わない”神”のような存在。凪は同族と感じ親近感を持つものの、接触を図ろうとまではしなかったようですが、お腹を下し保健室で寝ていた際に、同じく高熱で休んでいたひろの1位への執念の言葉を聞いたことが接触するきっかけとなった模様。「テストを受けなきゃ 1位は取れない」という言葉に凪はひろの努力と思いの強さを感じ取り「勝てるはずがない」と思ったとのことですが、何かピンときませんね~

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カッコウの許嫁 63羽目より

今を見る限り、凪も同じような努力ができるわけで、ひろの言葉に感化されただけとは思えないのが正直なところ。どちらかというと同族という部分で親近感が沸いていたことが大きな理由だったように思えます。

夏休み明けテスト後、ひろに接触を図った凪は感じたことを率直に話し、あきらめに似た言葉を口にしますが、ひろは「知ってたの?」と口にし、凪の「テストの日 保健室で・・」という言葉を聞いた後に顔を紅潮させていました。そして睨むような眼で口にした言葉は・・

「二度と話しかけないで・・・!!」

恥ずかしそうな顔をした挙句なので、誰にも見せなかった弱い姿を見られ、バラされたくない思いからそのように言ったと見えますが、翌日、髪を切るなどしてイメチェンしてきたひろを見ると本当にそうなのか!?と思ってしまいます。ちょっと1話から見返してみると・・

(4話)
休み明けテスト1位の凪を、法事で学校を休み試験を受けられなかったという理由があるにもかかわらず屋上に呼び出し「あなたには 絶対負けない」と宣言。

(6話)
実力テストでは凪に敗北・・凪を屋上に呼び出して1位を取りたい理由を聞くとともに、「勝つのは自分」「許嫁がいる」ことを告げ、「誰ともお付き合いはできない」と宣言。

(9話)
凪の事を調べたとしてHRまで一緒に図書室で勉強。「これからも一緒に朝活できるかな・・?」と凪を誘う。

(13話)
凪とエリカを自宅の神社に誘い、後継ぎであることを認識させるとともに「海野君なら背負ってくれそう」と話す。

ひろが凪という存在を認識したのは凪が接触してきたこの時で間違いなし。他人に初めて興味を持った瞬間ともいえるでしょう。その後、高2になり宣戦布告をしてきた事がきっかけで凪の事を見定め始めたように見えます。ただ宣戦布告時のひろを見て思うのは、凪を避けようとしていた感じではないという事。どちらかというと凪が動くのを待っていたようにも思えます。

家出したひろを連れ戻しに来たという段階でこの過去話を挟む理由を考えると、「二度と話しかけないで・・!!」と言ったのは、凪が降参しあきらめの言葉を口にしたことが許せなかったからであり、翌日、リセットしたかのようにイメチェンしてきたのは更に進化する自分を凪に見せつけたかったから・・のような気がします。

もうひとつ考えられるのは、凪と接触した日に親から許嫁の存在を知らされたという可能性。接触を図って来た凪を試し助けを乞うた結果、好意を持つようになったという流れなので、運命を変えるためにイメチェンしたとしてもおかしくはない。パートナーだけは自分で選びたいという気持ちもあって、モテる自分に変わることにより異性に撒き餌していたのかもしれません。

 

凪の独白によると、ひろを好きになったのはイメチェンした姿を見たこの瞬間だったとの事。「だったと思う」という不確定な言い方ですが、要は凪も後ろ向きではなく前向きな印象を受けたという事・・後ろ向きな姿を見て好意を抱くなんてありえませんからね。「ひろが好き!」と公言しているものの、実際は憧れの感情に近いものを感じる凪なので一層そう思います。

 

ひろに勝ちたいとこれまで以上に勉強に勤しむ凪に幸は不満げな言葉と態度を示していました。この頃の部屋はまだ襖で仕切られているので、後に幸が暴れるなどして破ったという事でしょうか!?凪の”お兄"呼びもこの時が初めてだった模様で多感な時期に入っての呼び方の変化だったんですね。幸なりに気持ちの自制を図るためのものなのかもしれません。 

 

次号予告文には「駆け落ちの行方は・・・!」との文字・・62話の続きが描かれそうですね。個人的には凪の勘違いや思い込みがあると見ており駆け落ちには至らないと思っていますが、今回の過去話が話の展開に大きく影響してくるのかは興味があるところ。次号も楽しみです!!

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。 

 

カッコウの許嫁の感想と考察(62話)~運命とは自ら切り開くものだ!!!~

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カッコウの許嫁 62羽目より

エリカの話からひろの誘拐は親によるものとわかり一安心する二人。そんな中、ひろの「許嫁に会うから逃げてきた・・」発言を幸が思い出したことにより、凪はひろを救うべく実家の”目黒明神”に向かう。家の前に至りおじけづく凪だったが、母らとともに歩くひろの涙を目にし「運命とは自ら切り開くもの・・」とひろの手を取って・・

 

【感想と考察】
ひろの誘拐は想像どおり、親の仕業でした。買い物途中に3人の男性に車に乗せられ、その車に母親も同乗している・・3人の男はSPらしき2人と秘書らしき1人・・大きな神社ともなるとこのような人がいるわけですね。

ただこの状況からわかるのは、ひろの所在は事前に把握していたという事。買い物途中のひろを見つけたまたま確保した・・なら母親が同乗しているわけありませんからね。何かひろの参加が必須なイベントがあるということなのでしょう。

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カッコウの許嫁 62羽目より

エリカの話を聞いてひと安心するも、ひろの「許嫁に会うから逃げてきた・・」発言を幸が思い出した事により、許嫁との顔合わせする時が来たのでは!?と懸念する3人。凪はそうはさせないとひろの元へ向かおうとするわけですが、エリカはそんな凪を引き留め、こんな言葉を口にします。

「ひろちゃんの運命を変えることになる」
「それでも行くの・・?」

凪の覚悟を確認する言葉・・凪のひろへの好意はもちろんの事、幸の想いも知っているエリカなのでこういう行動をとることに違和感はなし。ただそうさせたのは心の奥底にある自分の気持も影響しているのでしょう。凪との許嫁も解消になりかねないわけでこの時エリカの心は大きく揺れていたのかもしれません。

 

目黒明神の門の前に立ち、おじけづいた様子を見せる凪。勢いで来たことを少々後悔するわけですが、誠意をもって頼めばひろの許嫁の考え直してくれる・・と切り替えるところは凪らしいポジティブシンキングですね。

やっと見つけたひろは母親の後ろを男性1人と巫女2人と共に境内を歩いていました。凪の声に振り向いたひろの眼に涙が浮かんでいるのを見た凪は「俺は運命から逃げない」と前言を撤回。「運命は自分で切り開くものだ!!」とひろの手を引いて連れ去ろうとしていました。

映画のような終わり方で凪の行動に拍手!!・・と言いたいところですが、ここまでの展開や描写を見るとどうしても凪の思い込み、勘違いだと感じてしまいます。「運命を変える」「運命から逃れてみせる」「俺は運命から逃れない」「運命とは自ら切り開くもの」と『運命』を多用していることからもそう思えます。

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カッコウの許嫁 62羽目より

ひろの「今までありがとう」からは、「連れ戻されるときは結婚する時・・」との覚悟を持っていたように感じます。許嫁との顔合わせと考えエリカは『もう会えない』なんてことは・・と危惧していましたが、直前の「急でごめんね」と素直に車に乗り込む姿を見ると、単に家出による同居は解消といった感じにも見て取れます。果たしてひろをさらって行った理由は許嫁との顔合わせがあるからなのか?その他可能性がある理由をあげてみると・・

① 目黒明神の年中行事(祭事)があるため

② 許嫁との顔合わせ会があるため

③ 葬儀や法事・法要(霊祭・式年祭)があるため

キーとなるのはひろの制服姿と涙。ひろは跡継ぎではあるもののまだアルバイト的な立場・・①だとしたら制服姿で参加するなんてことはありえないでしょう。②の場合、顔合わせ会場は神社内ということ。この場合、制服姿はあり得ますが、巫女たちと歩いて顔合わせ会場へ向かうのはかなり違和感があるし、許嫁と会うのに人前で涙を浮かべるなんてひろの性格を考えるとありえないでしょう。

制服姿で涙を浮かべるひろ、神社内のどこかへ母親を先頭に巫女2人らと向かっている様子を見ると、③の瀬川家または親類の霊祭や式年祭(仏事でいう法事・法要)があるからが一番自然に思えます。結構涙を浮かべているようなので不幸があったという事なのか??57話以降の話を見る限り、ひろが家出してから1週間ほどは経っているので、その間に事態が急変したという事も考えられますが、それならもっと早くひろを連れ帰ろうとするでしょう。ここは葬儀より霊祭・式年祭と考える方がベターと感じます。

ただ最終ページに「海野君 私の運命変えて見せてよ」というひろの言葉があるので否応にも許嫁の存在が気になるところ・・③の場合、居宅に神職を呼び執り行われる形となり、ひろの許嫁が参列することも想定可能。②でも③でも許嫁と顔合わせする事にはなってきそうです。なお許嫁については前回も考察しているので割愛します。

 

ひろの手を取り駆け落ち!!という終わり方でその後の行方が気になるわけですが、次号予告には「その前に凪&ひろの出会いの話!」の文字。このタイミングで出会いを描くのは何故なのでしょう??

読み返すとひろとの出会いは目黒川学園に入学してから出会い、学年一位を争うライバルとして意識する中で好きになったという感じですが、そこに新たなエッセンスが加わるという事なのか??ただ入学以降に出会ったという前提で話を広げるのはかなりムリがある気がします。凪の昔の記憶については怪しい部分もあるので、もしかしたらもっと幼い頃に出会っていたのかもしれませんね。60話の最後以降登場してこない”あい”ちゃん?や凪の実兄"宗助"も気になるところ・・次号も興味は尽きません。

 

 ※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。

 

彼女、お借りしますの感想と考察~千鶴の恋心を言動と行動から読み取る~(21巻予定話②)

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彼女、お借りします 180話より

千鶴の恋人観を聞いた和也はすぐに瑠夏に別れを切り出し「嘘を真実にしてしまえばいい」と考えました。玉砕覚悟でその時は真実を皆に話すとまで決心し告白しようとするわけですが、千鶴は言葉を遮るかのようにさっさと部屋に戻ってしまいました。そこで口にした言葉は・・

「・・もうっ 何よ・・今の顔・・!」

和也の勢いに気圧されたこともありますが、告白されると思ったのは間違いないですね。ではもし告白されていたらどうしたのか・・?

言葉を遮ったということはすぐさまとは言えずとも気持ちは受け取る用意があるという事。すぐに応えられないのは『レンタル彼女』の件があるからと一見見えますが、千鶴が一番気にしているのはおそらく瑠夏と和也の事。

瑠夏は仮カノと言えど和也の彼女・・ベタぼれの瑠夏が簡単に和也と別れてくれるとは思っていないでしょう。もし和也が別れを切り出すことだけで了承されたとしても、お試し彼女として進めた手前、瑠夏ときちんと向き合って覚悟を示さなければいけないと千鶴は考えるはず。傍から見れば略奪愛ですからね。千鶴の中でまだ気持ちや考えがまとまっていないこともあり、『まだ聞くわけにはいかない』という感じなのだと思います。

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彼女、お借りします 181話より

瑠夏は千鶴の気持ちも感づいており、千鶴の覚悟の言葉を聞けば問題はない感じ。問題は何を考えているかわからない麻美ですね。

ここに至って電車で麻美と会った事を思い出した千鶴。Cocoのバッグについてあれこれ聞かれたことを思い出し、和也の部屋に自分が部屋にいたことはすでにバレていると推測していました。何故今頃・・という感じですが、おそらく179話で麻美が和婆ちゃんに接近している事を和也から聞いたから。千鶴はその理由を考え、結果、不思議に思っていたバッグの件に行きついたのでしょう。

そのことを伝えるべく和也の部屋に上がり込み、今後は「刮目して相待すべし」と三国志故事成語を持ち出して警戒を約束・・三国志が好きな千鶴らしい言葉のチョイスでした。

それにしても・・「マミさんは気付いている 私たちがまだ会っていることに」後に語った「もっと先を想像してたって変じゃない」の『もっと先』とは何を言っているのでしょうか!?

「事態は思ってるより緊迫・・」という千鶴の言葉からは、2人の関係を和婆ちゃんにバラされることを危惧して・・とみるのが順当ですが、バッグから千鶴もあの時部屋にいたと気付いた?・・という話の流れから見ると少しかみ合わない感じ。本当の恋人関係になったと認識しているのなら、和婆ちゃんにバラす事も何もないわけで矛盾してしまいますからね。恐らく千鶴は和也との関係が"嘘"という事より"レンタル彼女"であった事の方を気にしているのでしょうね。もしかしたら『緊迫』という言葉もレンタル彼女を続けるかの決断が迫っていることを表したのかもしれません。

 

そんな中、麻美は大学構内で千鶴に接触してきました。175話では和也に接触を図っていたので満を持しての行動だったようです。

麻美が一ノ瀬ちづる=水原千鶴と思うきっかけとなったのは、麻美が和也の部屋を訪れた直後・・大学の廊下で和也とすれ違う際に掌をひろげ挨拶したのを見た61話と思いきや、183話を見る限り、海で一緒になった人の名が”一ノ瀬ちづる"と知ったことがきっかけだった模様。

クラファンサイトを見て一ノ瀬ちづるが和也の協力のもと映画製作協力金を集めたことを知ったことが決定打となったようですが、本名で女優活動しているのだからこのサイトに辿り着くのは容易。和也の部屋にあったカバンは千鶴のものと断定し和酒店のフォローをした時には同一人物とわかっていないので、それ以降に講義で名前を聞き注視していたとみていいでしょう。

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彼女、お借りします 183話より

麻美の「流石 女優」という言葉によりまんまとミスドに誘い込こまれた千鶴。そこで麻美に問われたのは女優一ノ瀬ちづるとしての和也との関わりでした。

和也の部屋にあったバッグは千鶴の物と断定し部屋にいたのか?という麻美の問いに小道具として貸したものと説明。忠告以降もお付き合いがあったのに嘘をついてごめんなさいと先に謝ることで、この事は和婆ちゃんとは関係ないとしています。つまり、現時点で麻美の口から和婆ちゃんに真実が伝わることを危惧しているわけです。

レンタルデートの結果、和也が自分に好意を持ってくれていることはわかったし、千鶴自身も和也に好意を持っている・・嘘から始まった関係ですが、今や両想いなのだからそこまで危惧する必要はないのになぜこんなにバレる事を怖がっているのか・・
和婆ちゃんが望んでいるのは跡取りという形式的なものではなく和也が健やかで幸せに育つこと・・なので過程は問題ではないのは明らか。正直に話せばその時ばかりのお小言で終わるように思えるのですが・・

その理由は和也の言葉(告白)を避けた理由と同じなのでしょうね。するべき事の整理がついた上で自分の口から和婆ちゃんに真実を話し謝りたいと考えるも未だ考えがまとまらないのが今の状況なのでしょう。和也と向き合い和婆ちゃんに謝りを入れるためには、レンタル彼女を辞めることが必須なわけですが、女優業が軌道に乗らない限り経済的に厳しいですからね。ただどうするべきか考えようとしていた矢先の麻美の接触により、時間的余裕がなくなってしまいました。

そんな千鶴の気持ちを見透かしたように以前とは全く逆の切り口で攻める麻美。以前は和也への好意を疑っていましたが、今回は和也を千鶴のストーカーと位置づけ自分は味方だというスタンスでの話しぶり。千鶴の本音を探るため敢えてそのように仕立てたのでしょうが、これを見る限り二人の関係が面白くなく、ただただ破局させたいように見えます。「何もかも全部終わりにしよ!」とまで言われ、千鶴はどう反応したのか・・・

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彼女、お借りします 184話より

帰って来た千鶴は着替えてすぐにバッティングセンターに直行!麻美の言葉に余程ストレスを感じたのでしょうね。来た球をひたすら打ちつつ考えていたことは・・

「マミさんがバラす気でいるのは間違いない」
「もうマミさんにあの人とヨリを戻す気は(ない)」
「マミさんが未だに黙っているのはなぜ?」
「もう打つ手がない」
「バレちゃう 和おばあさんに」
「バレちゃう 皆に」

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彼女、お借りします 184話より

和也の麻美にかけた言葉を思い出し「ダメ・・やっぱり伝え辛い・・」と考える千鶴。和也は未だ麻美の本性を知らず天使のように思っていますからね~和也の言葉を聞いている千鶴が「麻美の本性を伝えることは避けたい・・」と考えるのは至極当然。他人を悪く言うことで自分が嫌われたくないこともあるでしょうが、それ以上に和也を大事に思う気持ちがあって伝えきれないのだと感じます。

「その時・・私は・・」と決断するような千鶴を見る限り、何かしら英断をする模様。麻美から和婆ちゃんへの着信で終わったので間に合うかは微妙なところですが、おそらく真実を伝えるための電話ではないでしょう。みんなの顔が見れるところでバラさないと旨味がないですしね。和也から向けられた好意を天秤にかけざるを得ない千鶴・・一体どのように取捨選択するのでしょうか!?

 

※ 本記事にて掲載されている画像は「彼女、お借りします/宮島礼吏週刊少年マガジン」より引用しております。