五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

めぞん一刻

めぞん一刻を考察して⑧~響子さんはいつから五代のことが好きになったのか?~

第153話「契り」で響子さんが言った「本当はね・・ずっと前から五代さんのこと好きだったの」は「好き」と自覚したと思える第68話「宴会謝絶」と思っています。 めぞん一刻 68話より それは全編を通じてこの時が一番、五代に対する気持ちを響子さんが考えた…

めぞん一刻を考察して⑦~八神さんの五代先生への想い~

めぞん一刻 91話 及び 116話より 最初は「かげりじゃなくて単に暗いのよ」と言っていたのに資料室で卒業アルバムに涙ぐむ五代を見て「きっと・・恋人が死んだんだわ。彼女はここの卒業生で、それでどこかかげりがあるのね」と勘違いからはじまった五代への恋…

めぞん一刻を考察して⑥~こずえちゃんの五代への想い~

めぞん一刻 143話 及び 145話より 第15話「複雑夜」から登場し、響子さんのヤキモチ発生装置のような存在だったこずえちゃん。最終的には五代と朱美さんがラブホテルから出てきたことをきっかけにプロポーズされていた同僚の人と結婚することで退場していき…

めぞん一刻を考察して⑤~二階堂くん登場の意義~

めぞん一刻 83話より 第78話「いっしょに住もうね」から第84話「スクランブル・キッド」まで中心となって登場した二階堂くん。なんか唐突に登場し一刻館で騒動を巻き起こします。アニメでは一切カットになるなどなぜ登場したのかわからないという意見が多い…

めぞん一刻を考察して④~響子さんの惣一郎さんへの想い~

めぞん一刻 31話 及び 35話より 響子さんの惣一郎さんへの想いはどのように変わっていったのでしょうか?響子さんが言ったことばでそれがわかるものを並べてみますと次のようになります。 第8話「惣一郎の影(1981年5月頃)」「惣一郎さんは、まだ死んでいま…

めぞん一刻を考察して③~五代くんを襲った「惣一郎の影」~

先に書いた『響子さんは面倒くさい、イヤな女』で「響子さんは五代くんに手をつなぐこともできなかった」・・と書きましたが、実は五代くんの方が手さえ握ろうとしなくなっていました。 骨折事件で五代を好きと認識し2度もキス寸前までいったふたりですが、…

めぞん一刻を考察して②~響子さんは面倒くさい、イヤな女?~

五代くんを好きなのに三鷹と付き合い両天秤にかけている、好きなのに手も握らせない、好きなのに好きと言わないでヤキモチを妬くことからそう思うのでしょうが、なぜ響子さんはこのようなことをしていたのでしょうか?ほかの誰かを好きになったら惣一郎さん…

めぞん一刻を考察して①~響子さんは三鷹さんのことが好きだったのか?~

めぞん一刻 101話 及び 103話より 実際のところ響子さんには「好き」という気持ちは全くなかったと思っています。それは三鷹さんとふたりで話している時の態度や考えている内容、言葉が教えてくれます。 三鷹さんが響子さんに好意を示した「三鷹、五代!」や…

めぞん一刻を読み返して(15巻)

めぞん一刻 153話 及び 161話より ■■ 第152話 本当のことホテル代の立替えに呼び出されただけと知ったこずえはキャバレーに行き五代に誤解していたことを謝る。帰りの歩道橋の上、泣き出したこずえに「もう付き合えない、ほかに好きなひとがいる」と本当のこ…

めぞん一刻を読み返して(14巻)

めぞん一刻 144話 及び 150話より ■■ 第141話 しあわせ曲線下着を取りに一刻館に帰った五代は三鷹が明日菜を妊娠させたことを知る。一方、三鷹は響子に別れを告げ明日菜との結婚を決める。しかし、結納の日に妊娠は犬のことだとわかった三鷹は五代に会いに行…

めぞん一刻を読み返して(13巻)

めぞん一刻 132話 及び 135話より ■■ 第132話 Help Me コール母から親子水入らずの食事をしようと電話があり出かけようとする響子。そこに三鷹が迎えに現れ響子は困惑する。実は母の陰謀で三鷹の両親との顔合わせだった。預かっていた太郎くんもいつの間にか…

めぞん一刻を読み返して(12巻)

めぞん一刻 124話 及び 127話より ■■ 第118話 犬詣元旦の朝、三鷹より「特訓の成果を見せに参上する」との年賀状が来るが意味がわからない響子と五代。初詣に時計坂神社へ出かけた響子と五代は神頼みに来ていた三鷹と遭遇。犬恐怖症を克服した三鷹は惣一郎(…

めぞん一刻を読み返して(11巻)

めぞん一刻 107話 及び 110話より ■■ 第107話 閉じられた扉ふたりが抱き合う姿を見てしまった五代は坂本の家に身を寄せショックから立ち直れない。「きっと誤解している」と思った響子は坂本の家に電話し五代に帰ってくるように伝えてもらう。帰ってきた五代…

めぞん一刻を読み返して(10巻)

めぞん一刻 99話 及び 102話より ■■ 第96話 産後の腹立ち五代が娘を使って就職しようとしたと怒りが収まらないまま面接で待ち構える八神の父。その面接に行けなかった五代は自己嫌悪で部屋に閉じこもる。八神を連れ返そうと一刻館に来た父は五代になぜ面接に…

めぞん一刻を読み返して(9巻)

めぞん一刻 88話 及び 89話より ■■ 第85話 青田枯れ遅ればせながら就職活動を始めたものの現実は厳しい五代。実家の定食屋を手に入れるべく将来の相談をしてくると実家に戻るもすでに姉婿があとを継ぐことに。「管理人さんとの結婚を許してもらいに行った」…

めぞん一刻を読み返して(8巻)

めぞん一刻 77話 及び 83話より ■■ 第75話 スーツでおつかい母が風邪をひき、急遽実家で世話することになった響子。しかし、両親の引き止めによりなかなか帰ってこない響子を心配する五代。「一刻館の枕でなきゃイヤ」と帰ろうとする響子だが、結局、五代が…

めぞん一刻を読み返して(7巻)

めぞん一刻 68話 及び 73話より ■■ 第67話 落ちていくのもこずえからもらった手編みのセーターを着て帰ってきた五代へ「なにもこそこそ隠すことないのに」と言ってしまう響子。この言葉に初めて怒りを爆発させた五代は屋根の修理をしていた響子と言い合いに…

めぞん一刻を読み返して(6巻)

めぞん一刻 56話 及び 60話より ■■ 第55話 ちょっと休もうか響子はクラス会、五代は新歓コンパでともに新宿へ。五代はコンパで出会った白石衿子と気が合い坂本の計らいで二人で帰ることに。途中彼女が具合悪くなり、ちょっと休もうとラブホテルに入ろうとし…

めぞん一刻を読み返して(5巻)

めぞん一刻 47話より ■■ 第47話 キッスのある情景朱美さんが酔って五代にキスしたことで響子は五代とのキスを想像してしまう。もの惜しそうな雰囲気を見透かされた三鷹に響子はキスを迫られるも未遂。結局、一刻館の玄関先、五代とのハプニングキスでスッキ…

めぞん一刻を読み返して(4巻)

めぞん一刻 43話より ■■ 第33話 あれがいい三鷹に対する怒り爆発。響子の母・父も登場し三鷹の存在を知ることに。響子の母は三鷹との再婚に大乗り気。不満な響子の父は五代の案内でテニスコートに向かうが・・ 【解説及び感想】それにしても三鷹さんに対して…

めぞん一刻を読み返して(3巻)

めぞん一刻 23話より ■■ 第22話 あなたのソバで時は年末。一の瀬さん、四谷さんは帰省。大晦日を管理人室で過ごす予定であった朱美さんは「五代も来れば」と誘うも急遽スキーへ。響子と五代ふたりきりで過ごすことになった大晦日。絶好の機会も間が悪い五代…

めぞん一刻を読み返して(1~2巻)

めぞん一刻 10話 及び 14話より ■■ 第9話 アルコール・ラブコール酔って一刻館の前で「響子さ~ん 好きじゃあああ」と叫び、挙げ句の果てに響子を抱き上げて布団になだれ込んでしまった五代。酔って昨夜のことを覚えていない五代は一刻館住人に裸踊りをした…

めぞん一刻を読み返して(はじめに)

めぞん一刻 160話 及び 161話より 高校時代にリアルタイムで読み、単行本も買っていた「めぞん一刻」。未だにネット上でも話題に上ることがあるようですが、自分もふとしたことで読み返すことが多い唯一の作品です。3年ごとぐらいに転勤していましたのでその…