五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(99~100話)~五月が羨ましいという言葉を使ったわけ!?~

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99話 日の出祭 初日より

99話「日の出祭 初日」で五月が口にした「羨ましい限りです」と言う言葉・・

「俺はお前たち五人が好きだ」「最終日に答えを出す」という風太郎の発言に対しての言葉だったのですが、意味深・他人事のどちらにも見えます。

果たしてどんな気持ちでこの言葉を言ったのでしょうか!?

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99話 日の出祭 初日より

個人的には3つのケースが考えられると思っており、解くキーワードとなるのはその前に発した「ようやく・・と言った所でしょうか この難問を解くまで随分、時間がかかりましたね」にある「ようやく」「難問」「随分」だと思います。

 

■■風太郎からの恋愛相談が発端

風太郎から五月に対し恋愛がらみの相談をしたのは77話「女の戦」と92話「秘密の痕」の2回。92話での「いつだったかお前に相談した時・・」は77話にあたるようです。

77話で風太郎が話した内容は「一花と二乃に好意を示されている」と「三玖と四葉から応援すると言われ困惑している」の2点。92話は「二乃も三玖もどうかしてる」と名前は出ているものの「自分の気持ちを見つける」という抽象的な話でした。

三玖の応援は一花の変装によるもので既に解消済みだし二乃たちからの好意自体は「難問」ではない。二人とも恋愛の感情やテクニックに疎く調べてもわからないため恋愛=難問との見解もあるようですが、結局「自分の思うままにしたらわかるのでは?」が結論なので五月は難問と捉えていないのは明白。

「ようやく」「随分」の視点で考えても92話は夏休み前半、77話は修学旅行の直前と3~4か月前程度なので「ようやく」「随分」を使うほどではないと思います。

 

■■五月自体の恋心が発端

これまで意味深なことを時折言うものの恋心を示すような言動や態度を示してこなかった五月ですが、100話「日の出祭 二日目」では二乃の「あんたの可能性だってあるのよ」との言葉に顔を赤くし「そ そんな・・まさかです・・困ります・・・」と顔を隠していました。これまでの対応を見ても異性として惹かれつつあるのは確か・・まんざらでもない雰囲気をしても特段おかしいとは思いません。ですがキーワードである「ようやく」「難問」「随分」は全く関連しないので違うと思われます。

 

■■零奈として協力したことが発端

残るは五月の持つもう一つの顔・・・零奈としての言葉だったということが考えられます。お守りにメッセージを込めて以降、四葉風太郎の思い出の子だと気付くよう奮闘してきました。零奈が”五つ子姉妹の一人”だということまでは気づいたようですが、”零奈が五月である”ということも”京都の思い出の子が四葉である”ということもはっきりしていませんから十分「難問」に値するし、そう解釈するのが自然・・零奈として初登場したのは二学期の期末試験前で1年近く前になるので時間経過も十分です。


考察の結果を見る限り「羨ましい限り」という言葉を使ったのは京都の子である四葉が選ばれ「運命的な再会をした二人が結ばれる」という思いから発したものだったと思います。

 

  ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。