五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(109話①)~無堂は本当に五つ子姉妹の実父なのか!?~

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109話 最後の祭りが五月の場合①より

98話「終わり掛ける日常」での勇也の言葉から実父の登場があるのではないかと言われていましたが、今話でついに登場!!その正体は99話「日の出祭 初日」で風太郎が食堂に案内したスキンヘッド&髭の人でした。

別記事ではその見た目から武田一族の総帥ではないか!?とウケ狙いで書きましたが、初日は登場人物がかなり限られていた中、五月のいた食堂に向かい、素性が割れていないのはこの人だけだったのでまあ順当なところでしょうか・・

 

見た目の違和感からただの嫌悪感へ

103話「最後の祭りが二乃の場合①」では「一瞬お父さんかと思いました」との五月の言葉に実父の顔はこんな顔なのか!?と別記事で書きましたが全く似ていませんね~99話で登場したときに比べ少し見た目が若くなっている感じですが、スキンヘッドの風貌や後ろ姿は初老以上の雰囲気・・そのためイメージと違うと感じた読者も多かったと思いますが、今話の五月への話しぶりや目つきを見ると、実父としての違和感ではなく、ただただ嫌悪感が沸いてきました。

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零奈は教え子であり同僚であり妻だった・・

99話でのマルオの反応を見る限り、五つ子の実父はマルオも良く知っている人ではないかと推測し、別記事ではマルオの親類とともに同僚の教師の可能性にも触れていたわけですが、零奈との関係が教師と教え子だったとまでは思いませんでした。

確かに教師になって間もなく結婚しているようなので、少し歳が離れた恩師だった人と結婚に至ってもおかしくない。私がこのブログに取りあげている"めぞん一刻"もそんな設定でしたしね。盲点でした。 

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君のお父さんだと告げられた五月は・・

100話「日の出祭 二日目」では学園祭二日目の開場直後、二乃と会話する様子が描かれていた五月。その時は「昨日は色々なことが立て続けにありましたからね」と話すなど特に気にかける様子はありませんでしたが、今話を見る限り、無堂は五月がひとりになったのを見計らって接近し実父と名乗った模様。本当に実父ならかなりのショックを受けたのは間違いなし。その後登場していませんので学校外に行ったのかもしれませんね。

30話「結びの伝説3日目②」での「男の人はもっと見極めて選ばないといけません」発言から実父はチャラ男で零奈や姉妹を捨てたのでは!?との考察も多く見かけましたが、今話の話し方からはどうなのでしょう・・チャラ男というよりかなりの変人の感じ。

一花は「フータロー君はお父さんとは違うよ」と話すなど実父を嫌っている感じがありましたが、一方、五月からはただ嫌うだけではなく、リフトでの風太郎への言葉にもあったように何かを「確かめたい」という気持ちが受け取れました。「確かめたい」のは母と別れ自分たちを捨てた理由でしょうか!?一花から「まだ追ってるんだね」とも言われていましたし、五月の今を作った何かがあるのでしょうね。

 

無堂は本当に五つ子姉妹の実父なのか!?

勇也の警戒する様子や下田さんの反応を見る限り、無堂が零奈と同僚の先生で勇也や下田さんが知る存在だったのは間違いないでしょう。無堂の話す内容からは実父を完全否定するようなものはないですね・・”元妻”と言っているので不倫ではなくちゃんと婚姻関係にあったということでしょうか・・

ただ気になったのは零奈が「教職の道へ進んだことを最後まで後悔していた」と無堂が話したこと。

57話「最後の試験が五月の場合」で下田さんは「時に鉄拳を繰り出すため恐れる存在」「先生の信念みたいなもんを感じて・・」と話していましたし、103話「最後の祭りが二乃の場合①」で勇也は「俺らを繋ぎ止めたのは先(生)」と話していたので、そんなはずはない!とも思いますが、実は精神的にいっぱいいっぱいでそのように思っていたと考えられなくもない・・そんな零奈の相談に乗ったのが無堂で結果、関係ができたのでしょうか・・

ただ新任教師として着任したばかりなら悩み事も多く教職に就いたことを悔やむ人は普通にいるでしょう。零奈が教職についていた期間は短かったと思われ、その言葉を先輩の同僚が真に受けるのはいかがなものかという感じがします。

なお「後悔していた」と聞き、母の「私の人生・・間違いばかりでした」という言葉を五月は回想していましたが、その発言を覚えているという事は姉妹たちに物心がついた後での言葉だったとなるので、無堂の言葉と合致するのかはちと疑問を感じます。間違いがあったとしたらやっぱり無堂と結婚したことでしょうか・・

そして何気に「最後まで」と言っていましたがこの"最後"はどういう意味なのか!?離婚するまで!?病気で教職をやめるまで!?それとも亡くなるまででしょうか!?少し気になりました。

他に違和感があったのは五月が無堂の顔を見て実父だとわからなかったこと。姉妹が物心つく前に離婚したであろうとの印象ですが、戦後ならいざ知らず写真の一つもありそうな気がします。娘たちには見せられないと零奈が処分したのでしょうか!?写真で見たことはあるものの風貌が大きく変わって五月はわからなかったとか!?スキンヘッドなのはもしかしたら加齢ではなく病気のせい・・ではなさそうです。

一花や五月の話を聞く限り、実父を良くは思ってはいないもののきちんと認識していたところを見ると零奈は子供の前で色々愚痴をこぼしていたという事でしょうか!?

零奈がいつ結婚し子供を産み離婚したのか、またいつまで教職に就き無堂と同僚だったのかも不明なので判断はつきかねますが、実父にしては少し腑に落ちない点があるように思いました。

 

今後の展開は!?

実父が登場したからにはきちんと落としどころが必要。最近の風太郎は姉妹のことになると我を忘れるし、初日の夜に勇也が話をしたようなので五月を助けるために間に入り詰め寄ることがあるのでしょうか。

似合わぬ教職の道へ進むという共通点がある以上、五月の進路は変わるはずもなし・・「私の夢は正しいのか」という迷いを断ち切るために風太郎たちが一役買うのでしょうね。五月も実父にどう対峙するのか、「確かめる」ことができるのか・・注目です!

最近恒例のシーンについては食堂、お墓、公園のボートが候補でしょうか!?公園なら零奈バレやお守りバレがありそうですね。零奈に関しては風太郎は気づいていると思いますけどね。

 

ただこの男・・読んでいくと段々「本当にこいつが実父なのか!?」と言う感覚に襲われてきます。初日はまだいいとしても二日目、看板を持つ五月の後ろから忍び寄る様子や五月を見る目つきは気持ち悪いのひと言・・まあ逆に言えばあまりにも悪役っぽく描かれているのでミスリードかもですが、これで善人と言われても納得いかないキモさでした。零奈の高校時代を知っているようなので恩師で同僚だったかもしれませんが、実は実父じゃなく当時零奈を狙っていた同僚で今は住職カウンセラーになっている・・または実父の父といった展開を望みたい気持ちです。

 

 

※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。