五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(109話③)~五月は風太郎とキスをするのか!?~

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109話 最後の祭りが五月の場合①より

109話「最後の祭りが五月の場合①」では実父を名乗る無堂の登場もあり、恋愛成分は薄かったわけですが、その中で五月が風太郎をどう見ているのかがわかる重要なシーンが描かれていました。二乃に「パパに頼ってみれば」と言われ五月の頭に浮かんだのは41話「七つのさよなら③」で風太郎を夜の公園へ連れ出した時のこと・・風太郎が「俺は父親の代わりになろう」と言ったことが五月の心情に大きく影響していたわけです。

風太郎の発言の影響については「五月は風太郎を好きになっているのか」と言う視点で別記事に書いていますのでそちらを参照してもらうとして・・今回は五月がキスするかと言う視点で考えてみます。

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五月の心情の推移を探る

五月の心情に大きく影響を与えた回と言えばまずは30話「結びの伝説3日目②」で自分を見つけてくれたことでしょう。41話で家出先が風太郎の家になったのも、話をするため夜の公園へ連れ出したのも、この回で風太郎への信頼度が増したからに他なりません。この回で風太郎が父親の代わりになったこともあり、自分は母親の代わりとなる意を強くした・・その直後に四葉から零奈姿になって風太郎とお別れするよう依頼され実行したわけですが、その後は四葉が京都の子だと風太郎が気付くよう自分が一肌脱ぐことに母親としての意義を感じていたのかもですね。

ただ79話「シスターズウォーニ回戦」では思い出の地への修学旅行を前に一向に動きがない風太郎に焦りを感じ再度接触を図りましたが、風太郎からは塩対応を受け、86話「シスターズウォー エキシビションマッチ」では感謝の意を告げられてしまいました。もしかしたらこの時に自分の中にぽっかり穴が開くような感覚があったのかもしれません。四葉の過去編が終わった後の91話「偶然のない夏休み」では男女関係に寛容になりつつあったのが警戒モードに逆戻りし、92話「秘密の痕」では風太郎を異性として意識していましたからね。

それ以降、五月は風太郎に勉強を見てもらいたい気持ちさえ伝えられなくなりました。風太郎が学園祭における学級長用務で忙しいのは分かりますが、結構図々しく振舞っていた以前の姿と比べると大きな差異を感じます。

今回、41話のワンシーンが回想されたのを見ると、自分の中にある感情が恋愛によるものではないかと気づきはあるものの、風太郎から「自分は父親の代わり」と言われたこともありそこから進めない状態になっているのかもしれません。

 

五月は風太郎にキスをするのか

個人的には上記のとおりに考えているので、五月からキスする可能性は十分あると思います。ただ五月を縛っている呪いを解かなければそこへは進まないでしょう。

今回、実父が登場し五月の決意を惑わしていましたが、恐らくそこは風太郎が一役買い、五月は決意を新たに教職の道へ進むのでしょう。その流れで風太郎から父親観について言及するのかもですね。内容は「お前らの父親はマルオであり自分は父親の代わりでしかない」といったようなことでしょうか!?キスは感謝ではなく好意かつ本気の印と想像しています。

 

 ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。