五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(110話③)~みんな大〇〇!?無堂先生を徹底解剖!~

f:id:kitchan42:20191114225726j:plain

110話 最後の祭りが五月の場合②より

当話で救いようのないクズ野郎と判明した無堂先生!風太郎が勇也から聞いたのは実父の話であると判明したので間違いなく無堂が実父なのでしょうね。零奈にしたことは弁解の余地なしですが、それ以上に話しぶりや態度がいちいち気に障り、まともなやつとは到底思えません。109話「最後の祭りが五月の場合①」の「・・十年以上前の記憶が甦ってくるよ」との言葉に娘たちが物心つく前までは一緒にいたのかと思いきや、お腹の中にいる時点で五つ子とわかり姿をくらましたとのこと。消息不明と言うことは18年以上前に当校の先生をやめ、その後、塾講師として全国を回っていたという事!?勇也の「十数年ぶり」はほぼ20年ぶりという事か!?

ただここに至ってもわからないことや腑に落ちない点がたくさん・・今回はそのような点をピックアップし、無堂先生の正体を考えてみようと思います。

 

本当の名前は何なのか!?

無堂という名前の印象からは姓ではなく名のような気がしますね~名字関連の検索サイトを見ても出てきませんし"〇〇無堂"でしょうか!?零奈が”0”、マルオが”〇”、無道が”無”とゼロにちなんでいることからも下の名前のように思います。まあそもそも消息不明になり、その後講師として全国を回っていたのなら無堂と言う名前も偽名と言うか仕事上のネームのような気がします。なお姓については最後に述べようと思います。

 

なぜ五月にだけ接触しようとしているのか!?

これは別記事にも書いた通り零奈に容姿も考え方も似ているとのことから与しやすいしと思っているようには感じます。土下座して「迷惑をかけた」、「心が張り裂けそうな思いだった」と謝罪の言葉をかけるところはとにかく娘たちには許しを得たい感じでしょうか。

なお接触してきた理由は別記事で次のように考察していました。

①五月が間違った進路を進もうとしていることを純粋に懸念した

②零奈にそっくりの五月に取り入り、姉妹との親子関係修復を図ろうとした

③五月に零奈を重ねて見てしまい黒い感情が高ぶった

一花のテレビに映る姿を見て認識していたところを見ると、名が世間に知れてきた彼女にお近づきになっておきたいという事なのでしょうか!?それとも五月が教師になると個人的に不都合なことがあるという思いからでしょうか!?

ただもっとも迷惑をかけた零奈やマルオには謝罪ではなく貶める言葉しか吐かないのは少々疑問が残ります。これでは誠意のかけらも感じないし、母を敬愛する五月にこんなこと言ったら許しを得るどころか逆効果!?思惑があるのは間違いないですが、取り入って関係修復を図ろうとしているのではない感じもします。まあ想像以上の精神破綻者なのかもしれませんが・・

 

なぜ一花が零奈の娘とわかったのか!?

一花はテレビに映る姿で認識した模様。"一花"と言う名前は産まれる前に失踪したのなら知るはずもないので見た目で認識したのかと思いきや、目の前にいる二乃と三玖はスルーでした。むやみに実父だと披露すると都合が悪いため無視した可能性もありますが、それにしても不自然。名前がわからなかったからという線もありますが、見た目で五つ子姉妹と認識さえできないのかもしれませんね。

中野という苗字も比較的ありふれたものなのでそれだけで判断は不可能でしょう。女優なら本名を伏せている場合もあるので名前から結びつけるのは難しい気がします。

ちなみに"中野"と言う苗字が実父方の名前なのか零奈方の名前なのかはわかりませんでしたが、五つ子が産まれる前に失踪した経緯や零奈が実父を心底良く思っていなかったのならば・・離婚後は“子の氏の変更手続き”をして母方の名前にするだろうと心情的に思います。

そもそも消息不明になるなら結婚していたのでしょうかね・・本人は零奈を元妻と呼んでいましたが怪しい限りです。

 

五つ子姉妹の居場所を知らなかったのか!?

「いつもどこかにいる君たちのことを想っていた」・・当地を離れる可能性は低い中でのこの言葉なので今のマンションということでしょうか!?マルオが黒薔薇女子中高に入れたのも無堂対策だったのかもしれませんね。

 

下田さんの勤める塾に特別講師で来たのは!?

当初はたまたまかと思いましたが、自ら売り込んだ可能性もありますね。下田さんが意図して人選したというのは荒療治過ぎるし、109話で五月と無堂が出会った際の警戒感を見る限りあり得ないと思っています。98話「終わり掛ける日常」で勇也がマルオのところに来て「来てるぜ・・」と言ったのは下田さんからの情報だったと思われ、事実関係を知るものはみな実父の姉妹への接触を好ましくないと考えているのは間違いないでしょう。

 

本当に五つ子とわかって消息不明になったのか!?

五月の「お腹の中にいる子供が五つ子だとわかった途端・・」に反応し、頭を地面にぶつけてまで土下座した無堂。そして言った言葉が「当時の僕に甲斐性があれば・・」

この場合の甲斐性は五つ子を育て上げる力であり、具体的に経済力だと思いますが、両親とも教師なら一般的な家庭の中では金銭的に恵まれた方であり、余裕はなくとも不可能とは言えないでしょう。おまけに二人は教師・・必ずしも教師=子供を育てる能力が高いわけではないですが、劣ることもないし普通なら格好の家庭状況ともいえるでしょう。

このように見ると単にお腹にいるのが五つ子とわかり失踪した訳ではないようにも思えます。甘いものを常に持っているところを見ても嘘をついている感がありますしね。不倫も含め何かやらかして零奈から三下り半を突き付けられたようにも感じますし、無堂は元妻と言っていましたが、未婚の母だった可能性も未だあるように思います。

ちなみに五月は”消息不明"と言う言葉を使いましたが、本当に消息不明だったなら離婚協議や各種手続きで色々と不都合が生じるように思います。姉妹は顔も名前も知らないのだから、零奈は子供たちに意図して消息不明だと話していたのだと思います。

 

なぜ父がマルオだと知っているのか!?

「父親としては不合格」「お母さんが死んだ時、彼が君に何をしてくれた」とマルオをディスり放題。挙句の果てに「血の繋がりが親子には必要不可欠」と言う始末で自分のことは顧みないクズの極みなわけですが、生まれる前に失踪したのに6年前に五つ子姉妹を引き取ったことやその後の父としての在り方を知った風にケチつけるところを見るとどこからか情報を仕入れていた感じ。

父としての在り方はもしかしたら母親の影を追い続ける五月に何も助言しないことからそう思ったのでしょうか!?「死んだ時」と限定した言い方なので「呪い」絡みで心のケアを含めてのことなのかもですね。やっぱりカウンセラー気取り?

マルオが引き取ったのを知っているのはマルオと一緒に歩く五つ子姉妹を見かけたのでしょうかね。それともストーキングしていたのか!?勇也の「十数年ぶりだ・・」と見る限り、同窓会などで得られたわけではないようです。まさか零奈が亡くなったときに親権を巡って争ったわけではないでしょうから、どこからか情報を仕入れていたとみるのが適当だと思います。もしかしたら89話「私と姉妹②」冒頭のパーティーに出席していてマルオと学校理事長たちの話を聞いていたのかもしれませんね。

f:id:kitchan42:20191115000820j:plain

89話 私と姉妹②より

 

風太郎の存在を知っていたのか!?

二乃と三玖に五月の居所を聞く風太郎に近づき、「どうりで捜してもいないはずだ」と言った無堂。「五月に何か言いました?」と問う風太郎に対し、ニッと笑い「怖いなぁ・・ただ現実を教えただけだよ・・」と答えて「出直すよ」とそそくさと立ち去りました。

これを見ると本当に五月だけをターゲットにしている感じですが、もう一つ感じたのはなぜこんなことを聞く風太郎に何も問わないのかという事・・普通なら「君は五月ちゃんたちの何なんだい!?」と問うのが普通のような気がします。この引き際の良さを見る限り、無堂は風太郎の存在を知っていたのかもしれませんね。もしくは詐欺師的な感が働いたのでしょうか!?

 

無堂の正体を可能な限り推察すると・・

109話で勇也が風太郎に話したのは実父のことだったのは確実ですが、風太郎は"無堂"と言う言葉を今のところ使っていないので1%レベル以下で実父ではない、つまり人違いの可能性もあるでしょうか!?まあ実父だとしても本当の名前は違って、風太郎は"無堂"という名前を聞かされていなかった可能性はありますね。

一連の行動は実父でなければ意味が分からないものなので、違うとしたら誰かが依頼したか、騙して利を得ようとしているかのどちらかになりますが、それ以前にあまりのキャラの濃さやクズ具合、そして胡散臭さにわざとこんなことを言っているのではという思いがぬぐい切れません。

一花やマルオに対する情報や認識を見ると双方に近しい人から情報を得たとしか思えない感じ。となると候補として挙がるのはマルオと一花等の関係性を記した書類を所持している思われる者。マルオの勤める病院や姉妹が通う学校の関係者、履歴書を出した勤務先なども考えられますね。具体的に言うと次の4つでしょうか・・

①マルオの親類(中野無堂)

②織田芸能プロダクション関係者(織田無堂)

③旭高校 武田理事長の一族(武田無堂)

④ケーキ屋店長の親類や友人(??無堂)

①は以前から実父マルオ親類説を唱えているので一押し候補なわけですが、マルオが五つ子姉妹を引き取り、姉妹との接し方、教育に苦悩していることは親類なら知り得ると思います。ただ無堂は「血の繋がりが親子には必要不可欠」と抜かしていましたので可能性は低くなったようには感じます。

②は一花が契約時に色々な書類を提出しているだろうから、それを見れば一目瞭然だろうと思います。なんといってもオダムドウと言う名前なら違和感がありませんよね(笑)オーバーすぎるアクションを見ても演技っぽいし所属の個性派俳優ではないかとも思われます。竹林さんではなく無堂が一花の俳優仲間!?

③は別記事で武田一族の総帥と挙げていた流れですが、黒薔薇女子高から旭高校に急遽転校した経緯もあることからマルオと五つ子姉妹の関係性を示す情報を多く所持していると思われます。

④は甘いもの繋がりでケーキ屋店長から情報を知りえたかもしれないという考え・・二乃をスルーしたし自分でもピンとこないですが、店名の"REVIVAL"は”復活”や"再演"などの意味なので実父の復活に合致してるかなと思いました。

 

下田さんもあの警戒感を見ると情報をむやみに提供することはないでしょう。最近ご無沙汰の江端さんは元教師という共通点があり、姉妹とマルオの詳細な顛末まで知っていますが、彼が旦那様の意思に背くようなことはしないでしょう。

単純に昔教師時代の同僚からや興信所の利用、もしくは個人的なストーカー行為の結果、情報を得たかもしれませんが、クズで怪し過ぎるが故に色々想像できて・・その点では興味をそそられる存在だなと見直しました。

 

 ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。