五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(110話①)~新たな決意が五月にもたらす変化は~

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110話 最後の祭りが五月の場合②より

109話「最後の祭りが五月の場合①」でのあまりの無堂のキモさに「実はいい人でした・・というオチはいらない」と思っていましたが・・お腹の中にいる時点で五つ子とわかって失踪しただと・・なら写真も零奈が見せるはずはないし、姉妹も顔を知るはずありませんでした。しかし産まれる前に失踪って・・あまりのクズ具合に笑ってしまいました。

五月の言葉遣いやお母さんをマネしたような振る舞いは問題視されながらも、これまで深く掘り下げることはなかったわけですが、無堂先生・・この時のために満を持していたのでしょうか。それにして他の姉妹編と同列に描く内容じゃないなあと思ってしまいます。

ちなみに無堂は特別教室でどんな講義をしたんでしょうね。確かに仕事とプライベートは別で評価も違うでしょうが・・”人生”を解いたのでしょうかね(笑) 

零奈の言葉がまたも娘に誤解を与え・・

57話「最後の試験が五月の場合」では四葉の言葉に”人に教えることの楽しさ”に気付き母の墓前で教師を目指すことを決心。109話「最後の祭りが五月の場合①」でも「そんな風に私も誰かの支えになりたい」と気持ちは変わらないようでした。

ただ全国模試でのD判定など成績が思うように上がらないことから弱気になり、そこを無堂に狙い撃ちされたような形ですが、そんな中で五月が頭に浮かべたのが「あなたは私のようには絶対にならないでください」と言う零奈の言葉・・

これも実際は教師に関しての発言じゃなかったと思いますが、五月はここでも混同してしまっています。四葉の時といい零奈の発言は言葉足らずなばかりに娘にとって「枷」となってしまっていますね。まだ娘たちに言うべきじゃないような話もしたようで清貧な生活や体調面での苦しさが垣間見えますが・・零奈は今のマルオと似て無表情なので娘からその意味を聞いたりできる雰囲気じゃなかったのかな!?それともそこに至って言葉を濁したとか!?

ただこんな男に引っ掛かるなんて・・と言うのが正直な感想であり、零奈の評価は悲しいことにだだ下がりしたような気がします。

 

五月の迷いの原因は成績低迷と風太郎への恋心・・

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91話 偶然のない夏休みより

母を慕いマネをしているとさえ言われている五月なのに無堂の言葉でいとも簡単に惑わされるのも不思議・・これじゃ全然「呪い」ではないですよね。そこまで成績面で追い込まれていたからとも言えますが、こうなったのも91話「偶然のない夏休み」にあるとおり、風太郎が夏休みに宿題だけ出して家庭教師を休み学力向上が図れなかったことが遠因。

クラスメイトとの海水浴で五つ子姉妹のいないことに寂しさを覚え、その後は一緒に思い出を作りたいと思うようになりましたが、当初は意味ありげに家庭教師を休みにした風でした。一花の退学問題では個別指導を始めたにもかかわらず、その他の姉妹への家庭教師は再開せずパン屋のバイトを継続・・その理由は風太郎が「高校生の恋愛ガイド」を買っていることからも特別に思う存在との関係性や距離感を悩んだからと推測はしていますが、傍から見れば明らかに不自然に思えました。

時を同じくして五月も風太郎においそれと頼ることができない状態になったようで、風太郎に父とは違う感情が芽生えたような気がします。

 

今後五月の話し方に変化があるのか!?

風太郎の言葉に決意を新たにし、無堂に会いに行って決着をつけるとして終わりました。最後のページでは一花が二乃、三玖、四葉に説明していたようなので姉妹全員で立ち向かう形になりそうですが、実父問題なのだからマルオからの一言も欲しい感じ・・「七つのさよなら」編で四葉を江場陸上部長の魔の手から救ったように、ここは関係者全員での連係プレーで撃破して欲しいものです。

 

実父との決着がついたとしたら・・五月の抱える問題にケリが付き零奈を模している言われる敬語喋りから年相応の喋り方に変わるのでしょうか!?

68話「スクランブルエッグ⑧」での姉妹の吹き出しセリフからそんな憶測がされているわけですが、この五月の喋り方はすでに彼女の一部みたいなもの・・「母との決別」なら変えればいいし「決意を新たに」なら変えずともよいという作者のさじ加減レベルの話・・読者レベルでは話題性があるでしょうけどね。個人的にはそのままの方がキャラ立ちしていいなとも思うし、零奈のような先生を目指すこと、先生と生徒の関係が今後も続くことから見て変わらないような気がします。

 

五月から風太郎へのキスはあるのか!?

他の姉妹編②と違い五月のキスシーンはありませんでした。③に続くような終わり方で特別感がある構成でしたが、今後も五月が風太郎にキスするシーンはないのでしょうか!?

個人的には今後キスシーンがあると推測しています。理由は今回も風太郎は「お前」呼び連発でこれまで通りの五月への対応だったから。五月は風太郎に対する態度に変化があるのですでに好意を持っているようにも思えますが、風太郎の五月に対する意識は77話「女の戦」での「こいつに限っては・・」というところから変わっていないように見えます。

風太郎に特別な感情を抱かせるためにはどうしたらいいのか!?上記のように喋り方が零奈(母)から零奈(変装)に変わっても風太郎の気持ちが五月に向くとは思えないのが正直なところ・・となるとキスしか手段はないでしょう!!鐘キスが実は五月だったとしたら、風太郎は全く確証が得られていない感じがします。二人の距離が近すぎて意識されないのならキスは有効な手段だし、”父”から”男”へ変わった証としても意味が出てくると思います。

ただネックとなるのは学園祭最終日に結論を出すとしていること、そして今後、五月の受験合格に向け恋愛どころではないというところでしょうか!?ただ二乃の大学受験、四葉の進路決定もあるため、そんなことは気にせず早々とキスするかもと思っています。

 

※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。