五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(特集)~マルオへ思うことは姉妹それぞれ~

104話「最後の祭りが二乃の場合②」でマルオとの間に存在した溝が少し埋まった二乃。「パパ」から「お父さん」呼びへ変わったのはとても印象的でした。

その前話では学園祭二日目終了までパンケーキを焼きマルオが来るのを待つ姿が描かれていましたが、その後、二日目の三玖の当番を急に譲ってもらっていたことが判明。前日、勇也に昔の話を含めてマルオのことを聞き"信じて待ってみるわ"と言ったとおり、二日目はマルオが来るのをずっと待ち焦がれていたんですね。ケーキ屋店長たちが来た時のガッカリ感は笑えるほどでしたからね。

「そうね・・.後で皆に報告するつもりだったけど・・」と少し照れながら伝えようとした内容は、直前の「なんでエプロン・・?」への返答なのでまずはパンケーキを振舞ったこと、そしてその味に対し「君たちは逃げずに向き合ってきたんだね」「次は家族全員で食べよう」というマルオの言葉だったのでしょう。二乃・・マルオのこと好きすぎです(笑)

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73話 新川中島より

では他の姉妹はマルオのことをどう思っているのか!?

まずは三玖から・・振り返ると三玖がマルオと絡むのは73話「新川中島」でマルオが武田を家庭教師に据えようとアパートに来た時に反論した時ぐらいでしょうか!二乃、四葉、五月とは比べようがないほど少ないですね~学園祭編では勇也やらいはと話すシーンがやっとあった三玖ですが、話のキーマンになる人物との接点が本当に薄い感じ・・73時点ではマルオを積極的に理解しようとはしているようには見えませんが、106話「最後の祭りが三玖の場合②」では病院に四葉の見舞いに行った際の二乃の言葉を思い出していますので、少しはマルオへの理解と信頼が進んだのかもしれません。

 

一花は虎岩温泉に一緒に泊まった「スクランブルエッグ」編でさえ話すシーンがないなどマルオと絡むシーンが極端に少ないのですが、あまりに絡みが少なすぎることとアパートの契約、高校休学の電話の不自然さなどから何か妹たちが知らない真実を知っているように感じています。

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97話 変わり始める日常より

五月は97話「変わり始める日常」で「私たちがここまで成長できたのはおとうさんのおかげ・・私もそう思えるようになってきました」と二乃に話していました。当初、マルオは五月を通じて風太郎に話を通すことが多かったので五月は当初からマルオのことをきちんと受け入れているのかと思いきや、実はそうではなかったんですね。ただ今となってみると感謝の気持ちしかないという感じです。

 

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54話 愚者の戦いより

四葉は97話で「パパを呼ぼうだなんて一時の気の迷いだわ」との二乃の言葉に「私はいいと思ったけどなー」と答えるなどマルオを学園祭に呼ぶことに肯定的でした。「陰でコソコソも悪くないと思うな・・きっと何か理由があるんだよ」と最後に言っていますので自分と照らし合わせた部分もあるのでしょうが、もしかしたら二乃の想いを感じとっているからこそなのかもしれませんね。四葉は周りの姉妹のことをよく見ていますから・・

54話「愚者の戦い」では四葉の赤点回避が難しいことを理由に転校を持ち出すマルオに対し、”がんばる”旨の発言はしたもののマルオを否定するような発言はありませんでした。73話でも二乃、三玖、五月はマルオに反発していましたが、四葉は何も発言していません。黒薔薇女子高時代に落第し、マルオにも迷惑をかけたから言えない部分も大きいのでしょうが、姉妹の中ではマルオのことを好意的に見ているように感じます。五月の「私もそう思えるようになってきました」の”も”は四葉のこと・・なのでしょうかね。

 

104話でマルオが二乃に言った言葉を他の姉妹が聞いたら・・みなマルオに対する想いを新たにすることでしょう。109話以降、”無堂”なる実父が登場し、マルオと五つ子姉妹との関係を揺るがそうとしていますが、今後行われるであろう”無堂殲滅作戦”では風太郎、勇也、下田さんを含めた連携プレーをぜひ見せて欲しいものです。

 

※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。