五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(112話②)~姉二人が語った何気ない言葉の意味~

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112話 最後の祭りが五つ子の場合より

”近いうちに立ち向かわなきゃいけないこと”とは!?

111話「最後の祭りが五月の場合③」での「この問題は私たち家族で片を付けます」との言葉にマルオへも五月が主となって話をしたのかと思いきや・・二乃がやったようです。物語当初は五月とマルオの間にホットラインがあったのでそう思ったわけですが、実父の話を一花から聞き二乃は率先してマルオに話をしたのでしょうね。

でも一花の「実際すごいよ・・」や四葉の「あの怖―いお父さんに立ち向かったんだもんね」を見ると、104話「最後の祭りが二乃の場合②」でのマルオの言葉は一花と四葉には話していない感じ。三玖だけが106話「最後の祭りが三玖の場合②」で二乃から話の一端を聞いたという事なのでしょう。

今回、姉妹だけの登場だったわけですが、二乃はいつものようにおかん役とツッコミを担当していました。そのような中、気になる言葉がありました。

「だけど、あんたたちも立ち向かわなきゃいけない日が来るわ」

「思ったより近いうちにね」

なにか意味ありげな言葉ですね・・実父のことがあってのこの言葉なのでマルオに連絡したからこそ二乃だけに知りえたことがあった・・もしくは姉妹にきちんと話さなくてはならないことがあるとでも言われたのか・・話すとすれば零奈とマルオ、そしてマルオと姉妹の関係性についてでしょうか!?

まあ笑顔を浮かべながらの言葉だったので深刻な話ではないのは確か。「立ち向かう」のだからに一緒にパンケーキを食べるなどの日常的な話ではないですね。「思ったより近いうち」だから進路や将来の話なのでしょう。マルオとの話を思い返すと気になるのはこの言葉でしょうか・・

「君が娘たちとの関係を真剣に考えてくれることを願おう」

これは事実上の了承です。ということは風太郎に選ばれて付き合うことになればマルオに話をしなければという意味だったのですかね。気になりましたが深い意味ではないのかもしれません。

 

”私たちはいつまで五つ子なんだろう”は誰の言葉!?

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112話 最後の祭りが五つ子の場合より

無堂を追い払った際の変装について話をする中、唐突に出てきたこの言葉。次のコマを見ると五月が一花を見ているので一花の言葉なのだろうと思いますが、どんな心境でこの言葉を言ったのでしょうか!?

風太郎の結論を聞く直前なのだから、このままではいられないという気持ちは当然あるでしょう。ショーくんのお姉さんがポップコーン無料券を持ってお礼に来た際に「これがやりがいってやつなのかな」と漏らしたのを見ると「自分のやりたいこと」を見つけ進むべきという思いもありますね。でもそれ以上にこの言葉を聞いて思い出したのは他の姉妹と一緒に見られたくないと思っていた以前の四葉の姿でしょうか!?

その後「五人でいるってめんどうくさいことだらけ」という二乃の言葉を端にして五つ子で良かった点を皆で語り合っていましたが、それでも見間違われたり、同じに見られたりするのはいい気持ちはしないはず。五つ子なりの感覚なのでしょうが、同じに見られるという事は大人になり切れていないと同義で今後を考えると決して好ましいことではないと一花は感じているのかもしれませんね。

風太郎を待つ場所に移動する際は姉妹の緊張を解くよう音頭を取り姉として皆をまとめていました。個人的な印象ですが、一花は風太郎が誰を選ぶかをある程度わかっている感じがします。今日で姉としての役割に一旦区切りをつけ、本業に全力を注ぎたいという気持ちなのかもしれません。

ちなみに最終ページに姉妹それぞれが待つ場所が描かれていましたが、上から順番通りに回るとすれば一花は最後・・これを見ると一花が選ばれそうに見えますね。ただ風太郎が一花に思う好意は「自分のやりたいこと」に邁進する姿への憧れと102話「最後の祭りが一花の場合②」にあった長男と長女といったことからくる感情だと個人的には思っています。「誰も選ばない」と言った経緯からも長女の彼女には結果報告をしに行くのだろうなと個人的には感じました。

 

  ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。