五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(104話①)~マルオの心を揺さぶった二乃と三玖のパンケーキ~

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104話 最後の祭りが二乃の場合②より

姉妹の中で唯一パパと呼んでいた二乃だけあってマルオへもっと父らしく振舞ってほしいという気持ちが随所に溢れていましたね~ただここ2話は二乃メイン回だったはずなのですが、読了後はなにかマルオ編だったような印象を受けました・・(汗)

零奈とマルオの会話の中でパンケーキの話が出ていましたが、退院後に零奈お手製のパンケーキをマルオが食べるという機会は・・二乃のパンケーキを食べて「この味・・」と言っていますので間違いなくあったのでしょうね。

”零奈が作っていたパンケーキを二乃が再現しマルオに食べさせる”ことが重要なのであって、三玖がパン屋から習ったレシピで作る屋台のパンケーキを食べさせても意味がないと別の記事でも書いてきましたが、103話「最後の祭りが二乃の場合①」を見ると「・・学園祭二日目を終了とします」とのアナウンスが鳴った直後でも一人パンケーキを焼いていたのだから二乃的にはギリギリまで来てくれると信じ待っていたということ。友達との会話を見る限り、一緒に学園祭を回りたい気持ちもあったのでしょうね。

結局、風太郎の計らいで病院に乗り込み、二乃お手製のパンケーキを食べさせることができたわけですが、今話を見る限り、マルオにとってパンケーキは最愛の零奈との思い出や病状回復の願いが詰まった大切なものだったのだとわかりました。「パンケーキの店に連れてってほしい」という二乃のお願いを頑なに聞き入れなかったわけですね。「この生地・・三玖が作ったのよ」と伝えたこともマルオの心に一層強く響いたように感じます。

最終的には「次は家族全員で食べよう」と父らしい言葉をマルオから引き出し、二乃は感激で涙したのだから学園祭の屋台でただ食べさせる展開とは大違い・・姉妹とマルオとの間に存在する誤解が完全に解かれたわけではないでしょうが、きちんと向き合って話しができる状況になったのは大きな前進でした。いつか姉妹全員とマルオ、そして風太郎が一緒にパンケーキを食べるシーンを見たいものです。

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  ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。