五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(104話②)~マルオと零奈の会話から見えてくるもの~

f:id:kitchan42:20191002153700j:plain

103~104話 最後の祭りが二乃の場合①② 及び 87話 私と姉妹①より

103話「最後の祭りが二乃の場合①」での眼鏡をかけた高校時代のマルオは今とあまり変わらない印象だったのに対し、今話で零奈と話している姿はこれまで見たことがない表情豊かなものでした。一言でいうととても柔らかい・・

それにしても不動の学年トップで生徒会長のマルオが零奈のファンクラブ会長まで務めていたとはちょっと意外。要は元来、今のような無表情で不愛想ではないということですよね。ただ「私はお前たちと距離を置くことで、受け入れがたいあの人の死から避けていたのかもしれない」という言葉からは零奈に対する愛情を非常に強く感じます。

ところでこの場面はいったいいつなのか!?マルオはカッターシャツにネクタイ姿、五つ子は足元が隠れているので判別できませんが、小学6年時のイメージとあまり遜色ない感じ・・姉妹が小学校の修学旅行に行く際に見送りに付き添っていた時のマルオの髪型は今に近いわけですが、この時はまだ高校生時に近い感じ・・医者として従事している姿ではないように見えます。「あなたの貴重な時間を・・」などの零奈の口調を見る限り、亡くなる数年前、まだ医師になる前(研修生時?)に見舞いに来た場面ということでしょうか!?

零奈が入院している病院も現在マルオが経営しているところなのか判別できません。ただ零奈が「中野君」と呼んでいるのでマルオの苗字は昔から中野姓だったというのは間違いないようです。

これらを見てわかるのはマルオは医師として、また一人の男として零奈の病状回復を願いずっとそばに居続けたということ。「余命僅かな・・」という言葉も出る中、零奈の身にもしものことがあった時は・・と五つ子姉妹の今後についても話をしたであろうことは想像に難くない。養子縁組は独身男性が子を養女として引き取るのは容易ではないことから可能性は低いと思いますが、生前に籍を入れる、もしくは未成年後見人をマルオに指定した遺言の作成などの話は恐らくしたでしょう。このつらい過程が結果、零奈の死を受け止めきれない感情となり今日の鉄仮面マルオを作り出したのでしょうか!?

ただ二乃の言葉にふと感じた『受け入れがたい零奈の死を避けていた』という思い・・パンケーキを食べた後には「君たちは逃げずに向き合ってきたんだね」とも発していますので実際その通りなのだろうと思いますが、姉妹との距離を置いた一つの要因ではあるもののそれだけではないだろうと感じます。医師がそれを言ったら仕事にならないですからね。この点は違和感が残りました。

kitchan42.hatenablog.com

kitchan42.hatenablog.com

 ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。