カッコウの許嫁の感想と考察(20話)~海野君は私について来れそうだから~
ひろからデートのお誘いがあり、朝からバッチリときめる凪。また御朱印集めだろうと思うも向かった先は遊園地。「海野君は私について来れそうだから」と誘った理由を話すひろは凪を連れて大好きな絶叫系マシンをはしごする。凪の疲れた様子に気付き休憩する中、絶叫系が苦手と知らされ「これからは気を付けなきゃ」と反省するひろだったが、「そのままでいい」と語る凪に嬉しく思う。その後ミラーハウスからの脱出勝負を始めた二人だったが、ひろの掛け声に驚いた凪は鏡越しだったにもかかわらずキスしたと勘違いしてしまい・・
【感想と考察】
前回、ひろからのデートのお誘い連絡を幸が見てしまうシーンで終わったため、今回は幸に凪が問い詰められるシーンが描かれるのかと思いきや、ほぼ凪とひろのデートシーンで占められていました。デート日は遠足の代休日だったようで幸は通常どおり早起き&登校だったわけですね。
ひろからデートに誘われたことに浮かれたのか選んだ服はアニマル柄!?服のセンスはヤンキーな両親の影響大のようで、エリカには「どうしたの・・!?」と聞かれ、後のひろには「なんか変でいいね」と言われる始末。ただ二人とも相手の恰好に変に拘らない模様で男を見た目ではなく中身で見ている様子が伺えます。
デートと言ってもどうせ御朱印集めだろうと決めつける凪でしたが、目のやり場に困る服装で現れたひろが向かった先は遊園地。なんでも絶叫系が大好きとの事・・うん、そんなイメージですね。「カップル割」や「二人組」というひろの言葉に敏感に反応する凪ですが、その庶民的な感覚にホッとする様子を見せエリカとの対比を示しています。ひろの家も大きな神社で普通の庶民とは違いますが、こういう部分はひろが誰にでも好かれ仲良くなれる所以なのでしょう。
自分を誘った理由を聞く上で「いつも友達と来てるの?」とひろに問うた凪でしたが、返ってきた言葉は・・
「ホラ 私振り回しちゃうからさぁー」
「海野君なら私について来れそうだから」・・
「デート というものに興味はありますか?」という意味深な誘いに"許嫁と会うのを避けるがために凪を頼った!?"とも考えましたが、遠足時に班行動を守らず突っ走ったことを謝る意味合いも兼ねていた模様。そこには凪と一緒に行けばカップル割も使えるし何かと競い合えて楽しいという打算もありますが、そもそも普段ひとりで行っているならカップル割が目的はあり得ないわけで、そういうことを含めても凪を特別な存在と見ているのは確か。13~14話では凪に縋るような発言をしていたので特におかしいわけではなし!
ただ15話ではエリカとシオンの様子を気にする凪をひろは温かい目で見ていたこともあり、まだ好意にまで至っていないと感じていましたが、絶叫系が苦手なのに「乗れないとは言ってない」と強がり、「これからは気を付けなきゃね・・!」との反省に「俺はそのままでいいと思う」と言葉を綴ったことに何か感じ入ったものがありそう。
その後ミラーハウスに誘って勝負をけしかけるわけですが、ひろの表情を見る限り、そう言われたことがとても嬉しかった模様。素の自分を受け入れてくれる存在が嬉しいという感じでしょうか!?鏡に映った自分にキスしたと勘違いし慌てる凪に「かわいいね・・!」と口にしたのを見ても二人の距離はかなり接近したように感じます。
そんな二人をよそに最後のページは服をたくさん買って帰ったエリカと学校から帰宅した幸の様子が描かれていました。エリカは前述のとおり庶民感覚を持つひろとの対比でしょうが、変な格好の凪を見てひろとデートに行ったと察したのでしょうか!?デートなら服にもっと指摘が入ると思うので気付いていないというところか・・!
一方の幸は「今 お兄がどこに行ってるか知ってる・・?」と凪が知らない女とデートに行ったことに気が気でない様子。凪を問い詰めるシーンを楽しみにしていましたが、次回以降でしたね。
次号予告文を見ると「美人姉妹の意外なストレス発散法!?」とありました。エリカのストレス発散は買い物とSNS投稿だと思っていましたが、新たな一面が見れるのでしょうか? 幸のストレス発散で浮かぶのはアイスやプロレス技が浮かびますが、さて・・??次回も楽しみです。