五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

彼女、お借りしますの感想と考察~千鶴の恋心を言動と行動から読み取る~(13巻)

f:id:kitchan42:20200306130305j:plain

彼女、お借りします 104話より

クラウドファンディングにより映画を作る・・そんな和也の提案を了承し泣きじゃくったシーンの続きが描かれた13巻。早速ファミレスに場所を移し打ち合わせを始める二人。いつもの千鶴の口調に戻っていますが、ところどころに不安げな感じが見て取れます。まだ和也のことを口先ばかりで頼りないと思っているのでしょうかね。まあこれまでの言動を見れば当然のことですが・・
ちなみにお代の際、千鶴は「"彼女"じゃないんだから 割り勘っ」と言っていました。今回は製作者と出演者の間柄での打ち合わせだったからなのでしょうね。さすがのプロ意識です。

家に帰った千鶴は湯舟に浸かりながら「私・・どんなカオしてたかな・・」と言っていました。泣きじゃくった姿を和也に見られたのはかなり恥ずかしかった模様。打ち合わせ時は相当気を張っていたのでしょうね。

f:id:kitchan42:20200306130342j:plain

彼女、お借りします 106話・107話より

202号室に入居した八重森みにの忠告によりベランダでの打ち合わせができなくなり、和也の部屋で打ち合わせをしようとする千鶴。「勘違いしないでよね」といつも通りの千鶴でしたが、さっさと部屋に入るのは和也への信頼の証。3話でお隣同士とわかった際に「一切の交流はなし!干渉も!詮索もしない!」と言っていたのが嘘のような感じです。

f:id:kitchan42:20200306130418j:plain

彼女、お借りします 107話・108話・109話より

取り組みを始めるなか、目標となる支援額を説明する和也の様子にビックリし見直したような表情を見せていました。女優としてオファーしたのだからギャラもきちんと予算計上すべきと語る和也に千鶴は出会った頃の和也を思い浮かべ頬を染めていたので、これまでより一層気になる存在になった感じですね。

そんな頑張る姿を見ていた千鶴は、和也がお腹を空かせていると知るやオムライスを作ってあげていました。「勘違いしないで・・別に深い意味はないから」とここでも口癖を言っての一幕でしたが、和也の手助けになりたい気持ちが溢れていた気がしますね。「感想ぐらい・・聞かせてよ」は可愛すぎです。

「勘違いしないでよね」と言われてばかりの和也でしたが、今回は自らの出資の是非を語る際に「勘違いすんなよ!」と切り出していました。「俺の夢なんだ・・自分の夢に金使うのは自由だろ・・っ!」なんて格好良すぎ!・・もうこれは惚れるしかありませんね!

f:id:kitchan42:20200306130458j:plain

彼女、お借りします 110話・111話より

その後、和也の部屋から出てくる千鶴と借りてたマンガを返しに来た瑠夏が鉢合わせ。激高した瑠夏に映画作りのことを説明し何とか了承を得ますが、「今後も二人の時間を作るのは彼女として耐え難い」として瑠夏も参加することとなりました。

今回も瑠夏は正論を言っており、瑠夏も参加することで人出が増え助かるだけなのですが、二人ともなぜか嫌がる様子を見せていました。千鶴も「勘違いしないで」といつもの口癖を言えばいいのですが、あの言葉はどうも和也専用の模様。入るなり「イチャイチャしようなんて気さらさらないから!」と言っていましたが、実はイチャイチャする気だったのでしょうか!?このシーンを見る限り、二人の秘密の時間にしたかったんでしょうね~きっと!

f:id:kitchan42:20200306130536j:plain

彼女、お借りします 111話より

そしてもう一つ確認したいとして瑠夏は自分が作ったカレーとこのオムライスのどっちが美味しいかと和也に問うていました。この問いに千鶴も「カレー!?」と反応し「どういうこと!?」といった様子でしたが、それ以上聞こうとしなかったところを見るとこの前泊まった時のことと認識したのでしょうね。

やむなく「カレー・・かな・・」と答えた和也に理解を示したものの、玄関扉を閉めた後にはカレーと答えた瞬間を思い浮かべながら「ふーん・・」と不満げな表情をしていました。負けず嫌いな千鶴なのでやっぱり悔しかったんですよね。

クラファンの成功に向けて小百合婆ちゃんに協力のお願いに行った際は、和也を彼氏と紹介した時のことを思い浮かべながら会話を切り出し、小百合婆ちゃんからは「あなたに相応しい人」と言われていました。外堀はどんどん埋まっていく中、千鶴の気持ちもかなり和也に傾いているようです。

 

※本記事にて掲載されている画像は「彼女、お借りします/宮島礼吏週刊少年マガジン」より引用しております。