カッコウの許嫁の感想と考察(9話)~一緒に朝活できるかな・・?~
許嫁の存在をひろに聞かされたこともあって登校に気乗りがしない凪。学校に行くよう強く促してくるエリカを凪は怪訝に思うも向かった学校の図書室にはひろの姿が!HRまで一緒に勉強し、今後の朝活の約束もできたことでウキウキ気分の凪だったが、エリカが転校してきたことに大慌て。「私達が許嫁であることは学校では絶対ナイショ」との約束に二人の秘密の学園生活が始まって・・
【感想と考察】
「私・・許嫁がいるんだ」「だから誰ともお付き合いできないの」とひろに言われ、迎えた週明けの月曜日。もんもんと色々なことが頭を渦巻くも最終的には「俺に許嫁から奪ってほしいということでは?」と結論付けたわけですが、「どう接していいものか?」ととともに「関わってほしくないという意味だとしたら・・」と心は不安定な様子。あの凪が学校に行きたくないと思うぐらいだから、失恋感は十二分にあったわけですね。
そんな中、向かった図書室で待っていたひろは「よかったらHRまで一緒に勉強しない?」と言葉をかけてきました。「どんな勉強の仕方しているのか気になって」という言葉からは実力試験の成績で負けたことにより興味が沸いたことが感じられますが、気になったのは「海野君のこと調べたら・・」というところ。
凪自体もこの言葉に反応していましたが、こんなことを好意のある人から言われたらドキッとせずにはいられません。繰り出す話題に個人情報さえさらけ出していたので単なる負けず嫌いでの行動ではなく、凪のことが気になる存在になったのは明らか。ただ告白を受理しなかった直後の行動であることを考えると恋愛感情から来るものとまではいかないようです。
ちなみに友達がいない凪なので誰に聞いて調べたのかは謎ですが、朝早く来ての行動を知っているのだから恐らく先生なのでしょうね。
今回一番目を引いたのは二人とも御朱印集めをしていたこと。凪の方は母親の趣味に付き合う形・・とありましたが、この部分は本当なのでしょうか!?神社で暇つぶしするために持っていたようですが、毎日定食屋で忙しくしていた母親の趣味が御朱印集めと聞くと口から出まかせのようにも思えます。ただこんな理由がすぐ言葉になるとも思えないので本当のことなのでしょうかね!?
一方のひろは187か所も廻ったようでガチに趣味としている模様。これまでを見ると名家の娘のような感じを受けていましたが、アルバイトもしているようで何か自立心が強い感じを受けます。そしてもう一つ気になったのは激レア御朱印をゲットできなかった理由が「法事があったから」という部分。4話でも法事で試験が受けられなかったと言っていましたので、もしかすると家はお寺なのかもしれませんね。
次にエリカはというと・・学校に行くのを嫌がる凪を無理やり送り出した時点で想像がつきましたが、最後は予想どおり目黒川学園高校に転校してきました。凪の驚いた顔を見たかったようで本当にエリカは凪と打ち解けていますね。
そしてやっと写真で校長室に呼び出された4話の真相が描かれました。なるほど・・間違って自分でアップしてしまったわけですね。そして凪が風邪ひいて倒れた時にエリカがどこに行こうとしていたのかも判明。結果として写真の件で面談があったのをすっぽかし退学処分になったようです。凪の実力テスト当日は登校する感じではなかったので判断が下されるまでの自宅謹慎だったのでしょうかね。
お約束の転校して来る話となった今話ですが、最後を締めたのは「私達が許嫁だってこと学校では絶対だからね!!」という言葉。
凪は一緒に朝活する約束をしたことで結婚まで意識し、明日の朝活の時に自分にも許嫁がいることを話そうと思っていました。その前提にあるのは「俺に許嫁から奪ってほしい」とひろは思っているという思い込みなわけですが、実の許嫁であるエリカが転入し、許嫁のことはナイショと約束したことで状況は変わってしまいました。王道の展開ですが”綱渡りの学生生活”開幕に期待せずにはいられません。