五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

カッコウの許嫁の感想と考察(7話)~どうもお世話になりました!!~

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カッコウの許嫁 7羽目より

想い人"ひろ"に許嫁がいると知りショックを受ける凪。そんな中、2週間の同居生活が終わりを迎え二人はそれぞれを家路につくが、凪の実家は水回りの故障により食堂を一時休業。転居先が狭く寝る場所さえないとの理由により元居た家に戻る凪だったが、出戻った先にはエリカが居て・・帰るフリしてまでここに残っていた理由を「ひとりでは何もできない自分が嫌になった」と答えるエリカ。二人の生活はまだ続くことになりそうで・・

 

【感想と考察】
ひろへの告白はできたものの許嫁がいると知って凪は相当ショックを受けた感じ。自分も許嫁がいるのだからお互い様なのですが、まずはそれどころではなかった模様。ただ「わざわざ俺にそんなことを話したのは許嫁から奪ってほしいから?」と思うところはなかなかの自信家で妄想好き!主人公していますね。

同居生活も今日で終わりと聞かされ、荷物を段ボールに詰めながらエリカと会話する凪ですが、「なんだかんだで楽しかったしな」と話す凪に対し、エリカは「ふぅん・・そうなんだ」「私はね・・最悪だったわ」と答えました。次いで色々な理由を付けていましたが、これは本心ではなくツンデレ対応をしていただけ。内容を聞く限り、これまでの生活環境との違いからくるものばかりで凪自体の人間性に不満があったわけではないようですしね。

ちなみに凪の方もエリカの反応を気にしていました。同意してもらいたくての反応とは思いますが、可愛いと認め時折スケベ心も見せるのだから異性として見ているのは確か。ただ長年一緒に暮らしてきた幸の姉にあたり、横顔などもそっくりなのだから恋愛対象と見れない部分もある・・難しい所ではありますね。

家に戻った凪を待ち構えていたのは水回りの故障により一時休業となった食堂と真っ暗な部屋。急なことでその日に戻ってくることを忘れていたにしても連絡もなしとは・・
結局このことで出戻ることになり、家に戻っていなかったエリカと同居生活が続く羽目になったわけですが、これは誰かの陰謀の匂いがしますね~「水回りがブッ壊れて・・」と言っていましたが、1階の食堂のみならず2階の住居も使えないというのは何か不思議な感じ。次に戻ったら新築とまではいかずともエリカが住めるようになっていたとか普通にありそうです。

家に帰るフリまでして残った理由を「ひとり暮らしがしてみたかったの」と答えるエリカ。こんな憧れはホテル王の娘に限らずとも普通にあることですが、注目すべきは「凪くんにくらべて何もできない自分が嫌になった」と言ったこと。凪のことを「色々なことができるスゴイ人」と認識しているわけですね。まあ本人曰く「生活力プロ級」らしいし、家事全般したことがないエリカから見ると凪には憧れる部分がたくさんあるのでしょう・・
そんなエリカに「天野さんも成長するんだな」と返す凪は結構失礼ですが、そんな言葉のやりとりも成立しているわけで二人の相性の良さを感じます。

6畳一間の転居先で凪が帰ってこないことに不満げな妹の幸・・「どんな家に住んでるのかなって思って?」と兄がいないことを寂しく思っているようでした。3話では二人が同居すると知って妙な内容のLINEメッセージを送っていたわけで、「ラブラブな所ジャマしちゃダメよ」と言う母への反応を見てもそれだけではない感じがしますね。今のところ”お兄ちゃんを取られた"という感じでしょうか!?

お風呂で「行くとは言ってないし・・」と呟いていたので次回は幸が二人の住処を訪問することになるのだと思います。”実の姉妹の異文化コミュニケーション”とあるのでやっと二人が話すシーンが見れそうですね。

最後に・・今回もエリカが写真のことで校長室に呼び出されていたことには触れませんでした。前話で「また凪くんに言いそびれちゃった」と言っていたのはそのことだろうと思っていたのですが、今回の流れを見る限り、2週間の同居生活終了の件だったのでしょうか!?エリカの学校生活が全く描かれないのは気になるところです。

 

 

※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。