五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

彼女、お借りしますの感想と考察~千鶴の恋心を言動と行動から読み取る~(はじめに)

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彼女、お借りします 3話より

「五等分の花嫁」から始めたこのブログなので、当然この「彼女、お借りします」は読んでいたわけですが、恋愛物としてはこちらの方を毎回楽しみに読んでいました。理由はメインヒロインの水原千鶴(一ノ瀬ちづる)がとても魅力的だからです。

この物語の一番の特徴は『レンタル彼女』という部分ですが、もうひとつは主人公もメインヒロインも大学生という事でしょうか!?ラブコメは年間スケジュールが明確で大学受験や就職により別れを控える高校が舞台となることが多いためなんとなく新鮮に見えます。

レンタル彼女という特殊な設定のため大学生になったのかと思いきや、更科瑠夏ちゃんは高校生のようなのであくまで物語の展開上、お金を稼ぐ必要性があったからなのでしょうね。

主人公の木ノ下和也をめぐり4人のヒロインが織りなす物語ですが、千鶴への好意を認めて以降の和也はすべて彼女のことを基本に考えて行動、一方の千鶴も着実に和也に惹かれていっており、実際は二人のラブストーリーと言える内容です。

実は大学も同じ練馬大学で住んでいるアパートも同じでなおかつお隣同士、そしてそれぞれの祖母が同じ病院に入院し仲良しになっていた・・とこれでもかというほど偶然が重なっているわけで、そのせいか千鶴が和也に惹かれ始めるのはとても早かったように思います。

2020年2月末時点では千鶴の女優になりたいという夢を叶えるため、和也は猛スピードで成長を遂げており、物語当初の口先ばかりで頼りなく嫌悪感を抱くような感じとは大きく違ってきています。

それにしても「なんでこんな男がモテるんだ!?」という感じですが、そこは木部が言っていた通り「バカみてーに夢見続けられる」ところなのでしょう。「クズでバカ、優柔不断で人ばっか頼る・・」と言いたい放題に言われていましたが、夢を見続けられる点を才能と木部は称していました。そういうところがあるからこそ千鶴の夢に呼応してめきめきと成長するし、ヒロイン達も惹かれたり固執したりしてしまうのでしょうね。

2020年7月からはアニメ放映も始まるということで、今回「彼女、お借りします」の感想と考察を少しばかり書いてみることにしました。なお本編はすでに100話を超える段階で今更ながらの面も多いので、内容は『千鶴の恋心』に絞り巻ごとに感想と考察をしていきたいと思います。

 

※本記事にて掲載されている画像は「彼女、お借りします/宮島礼吏週刊少年マガジン」より引用しております。