五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(120話)~プロモーションビデオのようなそれぞれの旅立ち回~

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120話 五年前のとある日より

物語も最終章の最後・・最初に「完結まであと3話」とあるので122話で終わりなのでしょうね。今話では「五年前のとある日」と題して風太郎と五つ子姉妹の進路が描かれたわけですが、「旅立ち」という歌のプロモーションビデオでも見せられている感じでさらっとした内容でした。セリフもそこそこあるのですが何か頭に残らない・・内容的には書かなくてはいけないものだったとは思いますが、イメージ描写すぎるため個人的にはボヤっとしたまま終わった感じです。

そんな印象だったため実際書きたいものが何も浮かばないのですが、残り2話なので一応感想だけ述べさせてもらいます。

 

四葉への告白&プロポーズは夢オチだった!?

目が覚めて「夢か・・」と思う描写から入った今話。これを見ると前話での四葉への告白&プロポーズは夢だったようにも思えますね。風太郎が夢を見ていたというと1話「五等分の花嫁」での新郎控室と108話「最後の祭りが四葉の場合②」での階段で眠りこけたシーンが浮かびますが、まだミスリードをしようと思っているのでしょうか!?それとも繋がりがあるのでしょうか!?

ただ今回は冒頭、頬が痛むような描写が挿入されていたので、「あれは夢じゃなかった」という意味合いを持たせたようには思います。その後の勉強を教えるシーンでは「プロポーズしたと聞いた時は・・」と他の姉妹も知っている様子でしたしね。

頬の痛みとして考えられるのはブランコの鎖が切れ地面に落ちた際にケガしたということでしょうが、口の中でも切っていたという事でしょうかね・・らいはの「卒業まであと少し」という言葉を見ると何か違うような気もしますが・・

学園祭初日にも頬に痣ができビンタされたのでは?と言われていましたが、今のところ何も回収なし。今後何かに絡むとも思えませんしスルーですね。

 

風太郎の進学先は!?

マルオが勇也の息子の風太郎に家庭教師を依頼した経緯や風太郎と四葉の入院など病院の描写が多いこと、らいはの体が弱い設定などから医者が一番適格かなと思える物語ですが、32話「結びの伝説2000日目」のらいはの言葉により医者の可能性は早々と消滅。借金の返済やらいはの進学を考えても医者を目指す理由は特にないですしね。

今話を見る限り、学歴に拘り高校に入る前から卒業したら家を出て東京の大学に進学すると決めていたようで姉妹たちに会ったことが影響しての進路ではない模様・・となると教師という線も薄そうですね。ただこの言葉をどう捉えるか・・

「俺の武器が勉強だけならば将来のため学歴に拘りすぎるということはない」
「この考えに変化はないはずだ・・変わったとすれば・・」

進学先は家庭事情を考えると国公立の大学・・普通なら間違いなく東京大学でしょう。四葉が「一生のお別れではない」などなかなか会えないようなことを示唆していたので全寮制で防衛大学のようなところかなとも思いましたが、風太郎の運動体力面での問題が大きくピンと来ません。風太郎の武器は勉強などを継続して頑張れる力・・全国統一模試3位の頭脳があり、体力はなくともデスクワークでは頑張りが効くのだからエリート官僚になるのも夢ではないし、むしろ向いているかもしれません。

将来の選択肢がたくさんありすぎてわからないというのが本音ですが、四葉はスポーツを通じたリハビリや介護・福祉が向いているかなと思うので風太郎も医療関係の職だったらいいなと個人的には思っています。

 

五月の言葉づかいに変化は・・

格通知を見て「お母さん・・私・・やったよ」と母に報告。浪人することもなくさらっと合格に至り、普通に良かったな!という感じです。

久しぶりに丁寧語ではない等身大の言葉が聞けたわけですが、母に報告しているのだから母を真似したような言葉で話すはずもなし。

以前の記事でも書きましたが、基本的には母の真似をすることは間違いではないと風太郎に後押しされたのだから変える必要などそもそもないわけで、一瞬変わったのはあくまで風太郎や姉妹に吹っ切れたことを伝えたかっただけのこと。単なるファンサービスとミスリードだったのだろうと理解しています。

 

二乃の進路は大学なのか!?

三玖の「受験しない立場なのにここにいていいのかなって・・」との言葉から二乃も予定通り進学するのだろうと思いましたが、大学合格したような描写はというと・・三玖と一緒に店長二人にお祝いされているような小さなコマがそうなのでしょうか??五月の大学合格がこの程度の描写なので二乃は特に取り上げる必要もなしということか・・

ただ「調理師専門学校」の書類を前に「もう少しだけあんたに付き合ってあげるわよ」と三玖に言っているのだから二乃も将来的にその方面を目指しそう・・もしかして店長二人とのコマは二乃も大学進学せず調理師専門学校へ進む決意をしたからということなのかもしれません。合格パーティーは五月だけが対象のようでしたしね。

119話「五つ星ツアー」で二乃の夢は「日本一のケーキ屋さん」と風太郎にばらされたことが決意した一番の原因なのでしょう。二乃は風太郎への想いに区切りはついたようですが、気持ちはまだまだ引きずりそうです。

 

初詣の振袖が同じなのは!?

初詣のカットがありましたが、51話「初の春」で披露した振袖着物と同じような感じ。あの時は「アパートの大家さんに返しに行かなくっちゃ」と言っていましたが、取り壊しに伴いアパートはすでに退去・・そのアパートの大家さんが所有する振袖を着ているのは普通に考えておかしい話。それぐらい仲良くなったのでしょうか!?それともいらないからと貰ったのでしょうか!?それにしても振袖を5着も持っているなんて・・

この点については連帯保証人に父であるマルオが入らずに未成年のアパート契約ができるはずもなしと別記事で書きましたが、これらもすべてマルオが関わっての出来事だったのだと改めて思いました。

 

卒業式は描かれるのか!?

5人全員を卒業させることが家庭教師の一番の責務だったわけですが、夢を見つけてやることが追加されてからは卒業に導く意義は薄れたように感じます。

今話では「もうすぐ卒業なんですね」というセリフがありましたが、6人は生徒会役員でもなく代表として答辞することもないように思うので大きくページを割く必要もなし。ただ一花の卒業だけは気になるので今後どこかでワンカットでも差し込んでくれればいいなとは思います。

 

四葉のリボンと言葉づかい

今話で何気に印象的だったのは大学の面接でリボンを外していた四葉・・公的な場面では外すのですね。

また結婚式で花嫁(四葉)が「風太郎」呼びをしていることから、「いつ呼び方が変わるのか?」と気にかけている方も多いようです。この点については今話で四葉の「上杉さん」呼びに二乃が「いつまでその言葉遣い続けんのよ」と突っ込んでいたので今後描かれる可能性は高くなったと思います。

 

伏線は披露宴のプロフィールムービーで回収!?

別記事でも書きましたが、この物語は写真や映像を撮る場面が随所に出てきくることから、結婚披露宴でのプロフィールムービーで色々語られると思っています。回収していない大きな伏線の幾らかも同じくここで回収だと思いますね。最低でも昔撮ったツーショット写真は出てくるでしょう。

ただ風太郎が四葉を選んだ114話「最後の祭りが風太郎の場合②」以降にもう少し伏線回収して欲しかったというのが正直なところ。書かなくてはいけない事だったとは思いますが、その間、盛り上がりに欠けたというのは間違いないでしょう。とりあえず残り2話に期待して待つことにしましょう。

・・CHECK・・

~サブタイトルの5年前とは!?~

今回のサブタイトルは「五年前のとある日」。一体いつから見ての5年前なのでしょうか!?

1話を見てこの物語は結婚式当日からの回想という形と思って読んでいたのですが、結婚式の2000日前が林間学校のキャンプファイヤーで結びの伝説当日だったとすると学園祭時が大体4年半前で今回の内容は4年半から4年の間の出来事。つまり4年以上前だから5年前と評したのでしょうか!?それとも物語の最後は結婚式をして半年後が描かれるとしてその時からの回想になるのでしょうか!?

もう一つ考えられるのは冒頭の風太郎の「夢」が5年前のあの日だったということでしょうか!?結婚式から5年前に何があったかというと・・虎岩温泉への旅行が換算すると5.1年前でした。もしかしたら鐘キスの夢だったのかもですね。

 

  ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。