五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(89話)~五つ子姉妹とマルオの本当の関係は如何に!?~

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88話 私とある男子①より

零奈の死去に伴い五姉妹を引き取り、娘たちからは父親と呼ばれているマルオ・・今話は学校理事長たちとの懇談の様子から始まり、名門中学・高校への入学を手配した様子が伺えました。88話「私とある男子①」では通夜が行われる中、五姉妹が泣き崩れ「五人バラバラに引き取られるのでは?」と今後を心配する様子が描かれていましたが、その時やってきたマルオが言った言葉は「君たちは僕が責任をもって引き受ける」・・これから手続きをする感じに見えますね~では事実はどうなのでしょう!?

 

① 亡くなる前に零奈と籍を入れ夫婦となっていた。

② 養子縁組で養親となった

③ 未成年後見人になった

 

76話「男の戦」を見るとマルオは左手薬指にシンプルなリングをはめています。41話「七つのさよなら③」で五月が「今の父と再婚するまでの私たちは極貧生活・・」と言っていたのでてっきり①の籍を入れ夫婦となっていたと思っていましたが、もし夫になっているなら当然喪主をするだろう通夜に「失礼するよ」と遅れて来るのはしっくりこない。また五姉妹が今後を心配する様子からも零奈はマルオとの結婚を相談することさえしていないことになります。

当話では学校理事長たちとの懇談の中で「中野君が五人もの子供を引き取ったと聞いた時は耳を疑ったが・・」と話しています。言葉だけを見たら②養親③未成年後見人のような感じですが、籍を入れたことを伝えていなければこのような会話になることも考えられます。

生活関係で見ていくと五姉妹を見る限り、金銭的には何不自由なく過ごしており、生活費はマルオが出しているようです。

当初住んでいたマンション“ペンタゴン”は後々マルオが五姉妹のために買ったものと判明しましたが、50話「七つのさよなら⑫」でアパートに引っ越した際は江端さんにお願いして契約したようです。

中学校~高校は当話の懇談内容を見る限り、交友関係のある学校理事長等の学校に入学させたように見えます。黒薔薇女子高からの転校先"旭高校"も同様です。

 

アパートの契約は江端さんにお願いして契約したらしいですが、一花の話では「未成年だし契約したのは別の人だけど」「事後報告だけどお父さんにもう言ったから」と言っています。ですが73話「新川中島」では姉妹の誰か(二乃)が「どうしたのよ 急に・・ というかこの家・・」と言っています。マルオはこのアパートの場所を知らないと姉妹は思っていたように聞こえます。一花の言葉や江端さんにお願いしたのだから当然マルオは知っていて当然だと思いますがどうも認識に差異があるよう・・

マルオは帰って来いとは言っていましたがこのことは了承していたようです。契約は住む人で行うのが基本であり未成年なら親の了承が必要。江端さん名で契約し五姉妹が利用するのは通常不可なので契約者名は一花、保証人はマルオになっているのだろうと思います。

なお①②③とも親と子の同居義務は発生しません。そのため生活関係ではどの手段を取ったのか判別できません。

 

ただ一つ判断材料となるのは苗字・・

〇五姉妹は"中野"姓を名乗っているが零奈が存命の時の苗字は不明

〇零奈の苗字がもともとの氏なのか離婚した実父の氏なのかも不明

〇“子の氏の変更手続き”の有無もわからないので父方、母方どちらについての中野姓か不明

〇零奈は結婚して五つ子を設けたのか未婚の母なのかも不明

〇当話を見る限り、マルオの苗字はもともと“中野”姓

〇墓石に書いてあるのは"中野家"

苗字が変わることは子供たちにとっては大きなことですが、そのようなシーンは描かれていないので判別はできません。ただ87話からの過去編を見る限り、そんなことはなかったように振舞えている感じ。

①②の場合、子は必ず養親と同じ苗字になります。一方、未成年後見人ならば苗字はそのままです。苗字が変わっていないとなると考えられるのは・・未成年後見人のみ。

マルオ主導により零奈はマルオを”未成年後見人"にした遺言(公正証書)を残し、死亡後に手続きを行った・・というのが真相かもしれません。

 

成年後見人は20歳になれば終了しますので、ただ終了しただけなら結婚式時はすでマルオと五姉妹と結びつきがないことになります。

結婚式の看板には上杉家と中野家と記載、マルオの両親(五姉妹の祖父と祖母)も来て、花嫁の入場の際は祖母がフォローしていたようです。未成年後見人だったなら制度終了後も父として結婚式に参加するのが普通なのかわかりませんが、もしかしたら終了と同時に養子縁組で娘になった?その場合も姓は中野のままになりますね。

 やっぱり零奈&五姉妹ももともと"中野”姓だったというのが一番しっくりくるような気がします。

 

※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。