五等分の花嫁の感想と考察（雑感）～物語を彩る風太郎の頼れる仲間たち②～
先日の記事では、林間学校の肝試しでペアを組み将来前田の嫁さんになる子"松井さん”とサイドテールの放送部の子"椿さん"を取り上げましたが、今回は男性陣の二人をピックアップ！
今話でたくさん登場した前田は22話「結びの伝説」で”一花が好きでキャンプファイヤーで一緒に踊りたい男”として初登場！「クラスの女子を誘って肝試しに来てみろ」と風太郎から言われたことで松井さんを誘い、結果、彼女と結婚することから32話「結びの伝説2000日目」では風太郎を恩人のように話していました。修学旅行では一緒に班を組むなど風太郎の数少ない友達として存在感を示しています。
その前田は今話で三玖との絡みがありました。男女間での険悪なムードの中、仲直りを勧めに来た三玖に対し、唯一話を聞く姿勢を見せるところは一花の姉妹で風太郎と親しい一人だからでしょうか！？
それにしても三玖が一花に変装した例の教室への呼び出しに対し、「迷惑かけたな・・怖かっただろ・・悪かったな」と三玖に詫びた姿は男前すぎ！そもそも前田の方も嘘をついて呼び出したのだからおあいこではあるのですが、三玖が一人でたこ焼き屋台にやってきたことに何か思うところがあったのでしょうか！？そういえば三玖は姉妹で一番変装がうまいはずなのに教室にやってきた一花を見て他の姉妹の変装ではと疑っていましたね～実は観察眼に長け繊細なところを持ち合わせた男なのかもしれません。
今話で久しぶりに登場した武田は当初風太郎のライバルとして登場・・五つ子姉妹の家庭教師の座をかけて全国模試を戦った仲ですが、その後は前田と同様に風太郎の数少ない友達として存在感を示しています。今話では前田がたこ焼きをこっそり松井さんに食べさせていたことをタイミング良くばらし、和解に向けた足掛かりを作ってあげました。本当にわずかな出番でしたがきちんと周りを見ていることが伺えるシーンでしたね。
五姉妹に対しては表立って動いてはいませんが、クラスで唯一風太郎が五つ子姉妹の家庭教師と知っている存在なので風太郎には見えていないことも把握しているのかもしれません。
ただこの男子二人は松井さんや椿さんと違い、物語の核心とは言いませんがミステリー要素に関与しているキーパーソンでもあります。前田は32話で「・・そういえば知ってるか？上杉たちもあの時・・」と意味深な言葉を残し、新郎新婦と姉妹しか知らないはずの二人の結びの伝説をどうやって知ったのかと色々推察されてきました。今話を見る限り一花が前田に入れ替わりの真相を話す機会があった模様・・その際にキャンプファイヤーの話に及び知ることになったという可能性も取りざたされていますが、それなら一花がそのことを知っていなければならないし、それを裏付けるものは何もないので何とも言えないというのが正直なところでしょうか！？
一方、武田はマルオの知り合いである武田理事長の息子であり、マルオの刺客として家庭教師の座を争ったのだからマルオ＆五姉妹のこともある程度の情報を知りえているはず。73話「新川中島」では「成績不良の五つ子の皆さんを赤点回避させるべく・・」と話していましたね。
そして70話「学級長のお仕事」では「昔から変わらないね 君も・・」、73話では「長きにわたる僕らのライバル関係・・」「始まりは二年前・・」と話すなど高校１年の春には面識があったような描写がされています。91話「偶然のない夏休み」では「１年のころと比べたら驚くべき変貌だ」とありますので間違いないですね。
高１というと風太郎が周りとの関係を色々と切り捨ててきた時期にあたりますが、中学時から五つ子姉妹に会う高２の二学期までのことはこれまで何も描かれていません。学園祭二日目に突如登場した竹林さんがなぜ五つ子を知っていたのか？もそうですが、この間の出来事に今後の物語の展開に影響を与える何かがあるとも考えられます。今後風太郎の過去編として描かれるものと思っています。
二日目から３年１組たこ焼き屋台の出店は停止となり、前田は落ち込んでいるように思いますが、そこは松井さんがどうにかするでしょう。ボヤ騒ぎでご破算になった男女の和解については三玖と風太郎で何とかするのでしょうね。三玖の頑張りを見ていた仲間たちも動いてほしいところですが、竹林さん登場の件やキスまで描くとなるとそんな展開にはならないのかな・・真相は如何に！？
※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁／春場ねぎ／週刊少年マガジン」より引用しております。
