五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(特集)~マルオはなぜ五姉妹と風太郎を同じクラスにしたのか!?~

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70話 学級長のお仕事より

69話「ようこそ3年1組」では五姉妹と風太郎の6人全員が同じクラスになり、70話「学級長のお仕事」ではマルオが裏で手筈した様が描かれていましたが、彼はいったい何のために同じクラスになるよう仕向けたのでしょうか!?

単にみんな一緒のクラスの方が学校イベントを描きやすいという描き手の都合だったのでしょうか!?修学旅行、海水浴、そして学園祭とありましたからね・・

ただそれなら江端さんから報告を受け意味深な表情を浮かべるマルオの姿を描く意味が薄い。見る限り「そして?」の後が気になったようで風太郎が一緒のクラスになることが重要だったようですから・・

その後の動きを見ると知人でもある当学校理事長の息子、武田が風太郎に接触・・姉妹の家庭教師の座をかけての全国統一模試勝負をしています。逆にその前を見ると、54話「愚者の戦い」では四葉の赤点回避が一番大きな課題とマルオが捉えていることがわかります。

56話「最後の試験が四葉の場合」では一番の懸案であった四葉の赤点回避はできたもののその後、風太郎が成績を落としていたことが判明。さらに「二乃をもらっていく」宣言や65話「スクランブルエッグ⑤」では風太郎と逢引きしようとする二乃を阻止する場面もありました。

これらを見ると男女関係が成績にも影響しており、きちんと一線を引いて対応するように!という思いも伺えますが、それなら同じクラスは逆効果だし成績が落ちていることも家庭教師は関連すれど同じクラスにする必要はない。

同じクラスにすることで”姉妹間での競争により相乗効果が期待できる”、もしくは”授業が同じ進度となり教えるのにも効率的”・・という親心的なものだったのでしょうか!?

 

恐らくもっと過去に遡って考えるべきなのでしょうね~娘たちの成績向上が家庭教師をつけた一番の理由なのでしょうが、その家庭教師を勇也の息子である"風太郎"に依頼したのは何故!?

2話「お宅訪問」を見る限り、勇也から押し切られてマルオは家庭教師を決めたようですが、何かWin-Winの部分がなければそんなことにはならない。

物語当初の二人の接点を考えると、①同級生である?②零奈の教え子でファンだった?③京都で昔、勇也の息子とマルオの娘が出会っていた・・場合によっては④勇也の亡き妻が関係している?・・ぐらいでしょうか!?

14話「始まりの写真」を見ると勇也は「あの子」と風太郎が一緒に写った写真の存在を知っており、その子との出会いから今の風太郎になったと認識していました。ただそれにより切り捨ててしまったものも多く勇也はそんな風太郎を心配していた・・だからその写真の子とまた出会うことで何かが変わることを期待した。

一方、マルオは娘たちの学力向上、特に転校の原因となった四葉の赤点回避を心のケアという観点からも必要としていた。そのような中、京都で迷子になった四葉と一緒にいた男の子が勇也の息子で学業優秀と知り、彼を家庭教師に付けることで四葉の心の救いになり他の姉妹にも成績を含めいい影響が出るのではと期待した。

なお別の記事にも書きましたが、それを思いついたのは高校時代のマルオと勇也の関係が今の風太郎と五姉妹のように教師と生徒だったからと想像しています。 kitchan42.hatenablog.com

今では姉妹の成績も向上し卒業も問題なし。姉妹の多くが夢を見つけて前へ進もうとしています。一方、風太郎も人間関係が改善されクラスメイトからの信頼度も高まっています。姉妹と風太郎が恋愛感情で結ばれることは期待していたわけではないでしょうが、どちらもいい方向に進み結果が出ているのだから、勉強のみならず双方が抱える問題解決を加速化するために同じクラスにしたと捉えています。

 

 ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。