五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(特集)~お守りに込められたメッセージの内容は!?~

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73話 新川中島 & 78話 シスターズウォー一回戦より

41話「七つのさよなら③」で「また落ち込んでいる やっぱり君は変わらないね」と言って現れたので、風太郎が「あいつらに俺は不要だ」とこぼしたところを聞いていたのは間違いなし。90話を見る限りメッセージ入りのお守りを渡したのは五月の独断で間違いないでしょう。

当時は五月と二乃の喧嘩による家出を何とかしようとするもできない自分にふがいなさを感じていたので励ますような内容か!?とも考えられますが、そうなれば現れる直前に仕込まざるを得ず、普通に考えて事前に仕込むことができる内容であったと推測するのが適当。その後の流れから見てみると・・

 

73話「新川中島」での「この仕事は俺にしかできない自負がある!!」との発言に五月は風太郎が”自分のことを必要とされる人間”として認めたのだと感じたように思います。

78話「シスターズウォー 一回戦」では五月が風太郎のことを冷たい視線で睨むような場面があります。思うにこれは自分が必要とされる人間と認めたように思えたのにお守りの中身を開けて見ていないのか!?という思いからだったとも考えられます。

特別態度や行動に変化を示さない風太郎・・思い出の地である京都への修学旅行は間近ということで少々焦りを感じたのか、79話「シスターズウォー ニ回戦」では零奈として風太郎に接近することに・・巻頭で"上杉くん・・"とこぼすシーンからは五月の焦燥感を感じます。

接触した際の零奈の発言では風太郎に「零奈は五つ子の一人」とまず理解してもらおうとしていたことがわかります。42話「七つのさよなら④」で登場した際は”五つ子とは別の存在”として振舞っていましたから当然です。ですが68話「スクランブルエッグ⑧」で五つ子の祖父から”母の名は零奈"と聞いたこともあり風太郎はすでにそのことは知っていました。

次に聞いたのが「君に私がわかるかな」・・五月とばれてもいいと思っている発言でした。

 

このように考えていくと内容は風太郎の態度・行動に変化を及ぼすような中身だったと伺えます。

A「京都の思い出の子は実は四葉です」
 これなら風太郎がもっとも知りたいであろうこと・・その衝撃は計り知れず態度に変化をもたらすでしょうが、四葉の依頼をすんなり受けている段階でこれはあり得ない。この時点では真実を明かさないことに同意したわけなのにいきなり姉の気持ちを無碍にするのと同じですから。その後の風太郎に気付いてもらおうとしているスタンスを見る限り適当ではないでしょう。

B「実は私、零奈は五月です」
 この内容だと風太郎がお守りを開けて読んだらわかることなので「君に私がわかるかな」と聞いているのはおかしいと解釈するのが妥当。ただお守りのメモを見たのか確認したかったのかも!?と考えれば完全否定はできませんが・・まあ可能性は低いです。

C「私は本当の京都の思い出の子を知っています」
 個人的にはこういった内容ではなかったかと思っています。この物語は五つ子を愛で見分けるというのが一つの大きなテーマになっています。ですから零奈を五月と見破ったなら五月として京都の子が誰かのヒントを与えるなど協力したいと考えていた・・と思っています。

 

※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。