五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(88~90話)~五月も昔京都で風太郎に会っていた!?~

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33話 お見舞いエンカウントより

90話では零奈初登場シーンの裏側が描かれ、五月は四葉に依頼され零奈として風太郎の前に現れたことが判明しましたが、その中で気になったのは「やはりあなたでしたか・・心当たりはありました」というセリフ・・傍から見れば無茶で意味が分からない依頼に五月は何でこんなに簡単に引き受けたのでしょうか!?

 

これを考える上で一番のポイントとなるのは33~34話での五月の言動と行動・・いきなり入院している病室までやって来て「教えてください あなたが勉強するその理由を」と聞くのはかなり違和感がある行動です。それも意を決したような表情ですから早く確認したい意思が感じられます。

勉強する理由を聞く背景は何かと考えると・・四葉もある男の子との出会いをきっかけに勉強を頑張っていたことを知っているからこその質問に見えます。

続く「あなたは私たちに必要です」は「その子との出会いがあなたを変えたんですね」の後に言っています。先の林間学校で姉妹への愛を感じ信頼に至った風太郎の「出会いの子」が姉の中におり、自分たち姉妹にも関連があると確信したからこその返答とも見えます。

この流れや言葉のやりとりを見る限り、“目の前にいる風太郎は昔四葉が京都で出会った人”ではないかと確認したくて話に来た・・そして確信できた!とすれば一連の行動にも納得がいきます。

 

ではいつから風太郎が昔、四葉が出会った人ではないかと思ったのか・・34話までの描かれている範囲で五月がこの関連で得た情報は2話の写真と34話の病室での会話のみ・・林間学校の肝試しでは五月のみ金髪姿になった風太郎を見ていません。病室の会話ではやんちゃだったことは分かっても金髪だったとはわからないし、そもそも“目の前にいる風太郎は昔四葉が京都で出会った人”ではないかと確認に来たのならタイミング的に遅い。

となると判断材料は2話の写真のみ・・ただ昔の風太郎は金髪で今とは全然違います。実際、写真を見て二乃は風太郎とわからずじまい・・昔会っていた一花は金髪姿の今の風太郎を見て思い出しました。

そのような中、五月が写真を見て四葉と一緒に写っているのが風太郎ではと思う条件は・・四葉から「京都で出会った子が金髪だった」と聞いていたとしてもその金髪の子=風太郎と結び付けることは極めて困難。「なんで四葉と金髪の子が一緒の写真を上杉くんが持っているのか?」というのが普通の感想でしょう。四葉もこの写真を持っていて五月に見せ話をしていたということも考えられますが、それでも感想は同じでしょう。

となると考えられるのは昔出会っていたことにより写真の子に見覚えがあり、上杉風太郎という名前にも聞き憶えがあること・・

2話では家に上がって見た父の雰囲気、妹の存在という追加情報もありました・・・これらを総合したなら写真に写る金髪の子=風太郎ではと思うのは可能・・結果、昔京都で五月も出会っていたと考えるのが一番妥当な推測ではと思いました。

 

ではいつ会ったのか・・・33話で風太郎に「バイバイ」と言っているのは五月だと思っています。理由は当話で風太郎が見間違えたこともありますが、「バイバイ」の場面は一花と風太郎がこっそり会っていたのにショックを受けた後だと思います。そんな心情のなか、後ろで手を組むような可愛らしいポーズで「バイバイ」するとは思えないからです。

77話「女の戦」で「やっぱり言えない・・京都のことも全て・・こんなこと何て説明したら・・」と言ったのは一花だけでなく五月も入れ替わったからだった・・そう思います。

ちなみに隣に立つのは・・マルオではなく先生・・江端先生では!?と思っています。

 

※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。