カッコウの許嫁の感想と考察（４話）～絶対に負けないから！！！～
同居二日目になり学校に向かった凪は下駄箱の中に瀬川ひろの名で「放課後屋上で待ってます」と書かれた手紙が入っていることに気付く。あまりの字の汚さにイタズラと思う凪だったがひろの意味ありげな態度を見て気になってしまう。休み明けテストの結果が学年一位だったことから「瀬川さんは自分が負けたと気付き俺に告白をしようとしている」と思いこむ凪。しかし待ち合わせの屋上に登場したひろは「すべてにおいてあなたには絶対に負けないから！」と凪に宣戦布告・・負けず嫌いの性分を現す。
【感想と考察】
前回でエリカの導入編が終わり、今回は「最愛の"あの"子からまさかのラブレター！？」とあったとおり、ひろからの手紙から物語が始まりました。
"恋は盲目"と言いますが、下駄箱の手紙を見る凪の姿を覗いていたひろの姿を見て疑いもせず「まつり上げられた俺を心配してくれたんだ」と思うのだから相当なぞっこん状態。
それにしてもライバルとしても想い人としても意識している同じクラスのひろなのに法事で休み明けテストを受けれなかったことを知らなかったのでしょうか・・しかし学年一位の結果に「自分に告白しようとしている」と思う凪も相当な自信家です。
生徒たちの瀬川ひろ評は「太陽神」「不動の学年一位」「運動神経バツグン」「天然で優しくて社交的」とのこと。なんだこの生き物！？という感じですが、テストを受けれなかったにしろ学年一位を譲ったということが何より悔しかったわけですね・・（汗）
好きなタイプは「私より頭がいい人かなぁ！」という言葉は誰も告白してこないよう予防線を張っているだけなのかと思いきや、そんな人はいないという自信の表れだった模様。そんなひろを見て「めちゃくちゃカッコいい！！」と思う凪はもう彼女の熱狂的な信者です。
ただ凪は学年一位を取ったら告白しようと決意していましたが、とんでもない負けず嫌いのひろが少々のことで「私より頭がいい人」と簡単に認めるわけもなし。一層ライバル心をむき出しにするのが関の山でしょう。
とは言っても１話時点では「誰でしたっけ？」と言われていたのだから、意識させただけでも今のところ御の字というところ。意図せず許嫁ができてしまい事を急がなくてはいけない状況でしたが、１話で先んじて宣戦布告した甲斐がありました。
ちなみに休み明けテストの結果は手紙を下駄箱に入れた後に明かされていました。これを見る限り、ひろの宣戦布告は１話の凪の宣戦布告を受けてのものだったとするのが普通なのでしょうが、これだけの優等生なら凪が思ったように事前に先生からテスト結果を聞いて知っていたのでしょうかね・・
個人的には「誰でしたっけ？」と言っていたひろですが、学年２位の名前は最低でも知っていたように思います。もしかしたら相当意識していたのかもしれませんね。
この負けず嫌いは学業のみに収まらず、すべてにおいて相手を負かそうとしていましたので、恋愛面で動くとしたらエリカをライバル視するような展開になるのでしょうか。ひろと凪は実は似ているところも多い感じなのでひろの家庭状況も気になりますね。
一方、エリカはというと・・いきなり寝坊して可愛い姿を見せていましたが、最後は校長室に呼ばれ、３話で椅子から落ちベッドに倒れこんだ際に偶然写った二人の写真を見せられ問い詰められていました。見る限りSNS上にあったような感じですが、間違ってアップしたのでしょうか！？それとも何かの陰謀！？
ホテル王の娘なので簡単に退学とはならないでしょうが、謹慎にでもなるのか！？将来的には目黒川学園に転校して来るのかもと思っていますが・・
とりあえず次号のお知らせを見ると「凪に異変が！エリカの女医姿も」とあったのでひろの導入編はこれで終わりなのでしょうかね・・とりあえず次話はラブコメ全開になるのだろうと期待しています。
