五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(特集)~風太郎が四葉の演技力を過小評価しているわけ②~

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21話 おまじないより

ではなぜ風太郎は四葉の演技が下手だと思っているのか・・これまで演劇での様子など見たこともないなか、そう断言するのにはなにか根拠があるのでしょうか!?

 

変装したシーンに注目して考える

演技力を探るのに注目したのは変装したシーン・・まずは姉妹4人が五月に変装した「スクランブルエッグ」編!五つ子ゲームをするなかで風太郎の誘導尋問にまんまと引っ掛かった四葉だけがすぐにばれていましたが、全体を通じて見ると姉妹を見た目で区別できてはいなかったようです。

他では90話「私とある男子②」で二乃に変装したものの風太郎にあっさり見破られた時のカットが描かれていました。見返す限りそのシーンは「結びの伝説」編の林間学校での出来事のようですが詳細は語られていません。ただそれ以降も風太郎は見た目で判断できていないので"嘘"や"演技"の部分で見破られたのは確実・・本人も「私 嘘つくの下手みたいで変装してもすぐバレちゃんうんだよね」と語っていますしね。

時系列順で見るとこのシーンはかなり早い段階でのこと。それ以前の出来事で「四葉は”嘘”や”演技”が下手」との判断につながったと思われるのは二乃と五月に勉強させようと嘘をつき引き留めようとした21話のシーンのみ・・この時風太郎は四葉のことを「嘘・・下手すぎんだろ」「嘘もつけないほど真っ直ぐ」と評しますが、最後は「好きだから」が「嘘」と言われ「もうだれも信用しない」と思っています。つまり風太郎はこの時「好きだから」=嘘、「嘘」=本当と理解し騙されたと思ったわけです。

ただこの時騙されたと思ったのなら、その後も演技が下手だと思っているのはなぜ?という疑問がわきます。風太郎視点を踏まえて考えられるのは・・・

①二乃と五月に言った嘘の印象が強すぎて演技と嘘が混同してしまったから
あまりの嘘の下手さに風太郎の脳内で"嘘"が下手なら"演技"も下手だろうと勝手な思い込みが発生したと考えられます。普通に考えれば一番可能性が高いのはこれでしょうか・・

②実はこの時「好きだから」=本当、「嘘」=嘘と風太郎は感じ取ったから
嘘が下手だと思っているなら迫真の演技だった「好きだから」はもしかして本当なのではとこの時考えてもおかしくはありません。"嘘"と言った後すぐに四葉はその場を立ち去っていますからね。ただその後の風太郎の様子を見ると、四葉の好意を特段意識している感じはなく可能性が高いとは言えない感じです。

③林間学校で何かに気付き「好きだから」は演技じゃないと思い直したから
当初は「好きだから」=嘘、「嘘」=本当と思い騙されたと感じたが、あることをきっかけに何かに気付いたとしたら・・あの言葉は演技じゃなく本音だったのではと思ってもおかしくはありません。

思い返すと風太郎が四葉と絡むのは一緒に肝試しのお化け役をやったこととキャンプファイヤーの薪運搬、スキーでの追いかけっこですが、その中で風太郎が何かを感じ取ったのではと思えるのはこのシーン・・ 

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25話 結びの伝説2日目より

 四葉のこの特徴的な笑い方は色々取り沙汰されていますが、この時風太郎は何かに気付いたのかもしれませんね。もしそうだとしたら一花もこの直後に風太郎が昔京都で会った金髪の男の子と気付いていますので、この回は色々伏線を張った重要な話だったのかもしれません。

②③は「好きだから」は嘘ではないのでは!?と理解した・・つまり風太郎は演技ではなく本心と感じたので演技力の評価としてはノーカウントという考えでまとめさせていただきました。ちと無理やり感が強いかなと自分でも思いますけどね。

演技に関連してのキス展開はあるのか

次話以降、四葉が登場するであろう演劇部の公演が描かれ、これらの真相の一端が明かされると思いますが、それ以外でも結局、入院した姉妹は誰なのか!?風太郎はどう絡むのか!?四葉はどんな演技をするのか!?四葉が京都の子であるなどの気づきがあるのか!?と興味は尽きません。

ちなみに106話を見る限り、三玖は竹林さんに思うことが大きかったものの四葉の気持ちに気付いたわけでも倒れたわけでもありませんでした。過去に風太郎が好きだった竹林さんが登場した意義がこれだけで終わるわけもなし。まだ描かれてはいないものの他の姉妹とも会う場面があるとしたなら・・四葉が疲れ+心労で倒れたとする方が自然な流れ・・その場合どのように展開するかも楽しみです。四葉風太郎に好意を示す者が新たに出てくるたびに感情が高ぶって抑えが効かなくなる印象があるので、竹林さんが登場した今編では演技に関連してのキス展開がありそうな気はしています。次回が本当に楽しみです。

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 ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。