五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(105話②)~三玖が屋台の件で責任を感じているわけ~

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105話 最後の祭りが三玖の場合①より

姉妹の誰が倒れて入院したのかという推測をする際に屋台で何か起こったのは二日目と勝手に思い込んでいましたが初日だったのですね~

よくよく考えれば99話「日の出祭 初日」で「学園祭初日は無事に終わりなんてしなかった」とありますしね。100話「日の出祭 二日目」の五月との二乃の会話では「たこ焼き屋さんの方は大丈夫ですか?」「さーねーどうなるのかしら」と言っているし気付くことはできました。

次話で和解することになるのでしょうが、103話「最後の祭りが二乃の場合①」でパンケーキを焼いている二乃の手前にいる男子は手伝いに回ったたこ焼き男子!?ちと離れているので隣の屋台なのでしょうね・・

 

屋台が男女分裂したことに責任を感じている理由

今回のポイントはクラスの男女間に険悪ムードが広がっていることに対し、三玖が責任を感じてしまっていること・・パンケーキを提案しただけで何も責任を負う必要なんてない中、こんな風に考えてしまったのは98話「終わり掛ける日常」で「その時は三玖・・お前に任せたぞ」と風太郎に言われたことが一番の理由でしょうか!?・・

96話「進み続ける日常」での風太郎の「頼りにしてるぞ」は四葉が無理してしまう”魔法の言葉”だと以前の記事で述べましたがこちらも同じ!パンケーキ自体は「どうしてそんなに頑張るのですか」と五月に言われるほど自宅でも練習した模様ですが、好きな人から期待の言葉をかけられたのだから自分でやれることはとにかく頑張ろうと思っていたように感じます。特別な人である風太郎に美味しいパンケーキを食べてもらい料理の道へ進む覚悟と成長の跡を見せたかったというのもありますね・・結果、クラスメイト女子、お客さんの双方から高評価を得ました。

そしてパンケーキを提案したことにより二乃の立場を悪くしたこともずっと気にかかっており耐え難いことだったように思います。男女がたこ焼きとパンケーキに分かれるだけならまだしも険悪なムードと「男子のたこ焼きには負けられない」という言葉に「自分がどうにかしなきゃ!」と思ったのでしょう・・

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105話 最後の祭りが三玖の場合①より

今回「変えられるとしたら・・三玖お前だ」「信じるも信じないもお前の自由だ」と風太郎から言われ、一瞬目線を下げた後に男子との和解に向かったわけですが、その際に浮かんだ二人が向き合うシーンはいつのことなのでしょう!?

カーディガンを羽織り制服姿で向き合う二人の描写は作中見つけきれませんが、三玖が黒タイツを履いていないように見えるので4話「合計100点」時なのでしょうか!?この時は「三玖にもできる」「俺は信じてる」という風太郎の言葉により三玖の心に変化を促した回だったのでその可能性は無きにしも非ずというところでしょうか・・

 

ボヤ騒ぎを見て三玖は何を思ったのか

最後はたこ焼き屋台のボヤ騒ぎのなか具合を悪くしたようですが、二日目も学園祭会場に来てインタビューを受けたり、風太郎と学園祭を回ろうとしたり、竹林さんを尾行したりと普通に動いているのだから、初日に具合を悪くした⇒二日目に倒れて入院とは断定できない状況・・

「卒業した後もいい学園祭だったねって皆で喜べるものにしよう」はなんとなく風太郎の受け売りのような言葉ですね。思いのたけをぶつけたことによりうまく和解ができそうな雰囲気だったし風太郎に褒められたことが嬉しく自信にもなった中でのボヤ騒ぎ・・がんばったことが無になったのだからショックは計り知れないし、どうしたらいいのかわからない気持ちになるのは当然ですが、それより"太郎に迷惑をかけただけで役に立てなかった"という思いが強かったのではと感じます。

ちなみにこの流れは四葉がいつも風太郎に「楽しんでもらいたい」「思い出にしてもらいたい」と言っていた応援の構図とよく似ています。口にはしませんでしたが「意地張ってないで仲良くしようよ・・きっと一緒にやった方が楽しいよ」という言葉も21話「おまじない」で四葉が言った「・・五人揃った方が絶対楽しいよ」にそっくり!「この恋の成就は不可能」という心境になっているからこその似た行動なのでしょうか!?


結果的には三玖の頑張りにクラスメイトが一致団結し、三玖の思い描いたように形になるように思います。ボヤ騒ぎで具合を悪くした次の日にどのような心情で風太郎と学園祭を回ろうとしていたのかは気になりますが、誰が倒れ入院したのかという点を含めて次話を待つことにしましょう。

 

 

  ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。