五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

カッコウの許嫁の感想と考察(39話)~なにが起きてもおかしくないのでは!?~

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カッコウの許嫁 39羽目より

シオンから「エリカに告った」と聞かされ動揺するも愛の告白にまで至っていなかったと知り安堵する凪。そんな中、ひろに告白した顛末を聞いたシオンは凪と協力体制を組む提案をする。一方、エリカが顔を真っ赤にして風呂に遅れて来たのは『パンツを持ってくるのを忘れたから』と知り、そんな彼女を可愛く思うひろ。そんな中、勉強を開始するもシオンの提案により肝試しをすることになった4人・・男子勢は協力体制のもとそれぞれの想い人と組もうとするが、「私 凪くんと行きたい!」というエリカのひと言に3人は「へ?」と驚いて・・

 

【感想と考察】
買い出しする中、棚から商品を落としそうになったエリカをシオンが支え「伝えたいことがあるんだ・・!!」と口にしたところで終わった前回ですが、今回はその内容と肝試しを始めるまで様子が描かれました。冒頭の顔を真っ赤にしてお風呂に遅れて来たエリカと「告白してきました・・!!」というシオンの宣言は読者をミスリードしようとする気満々でしたね。

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カッコウの許嫁 39羽目より

「告ったの・・エリカちゃんに!!」とシオンに聞かされ、動悸音が聞こえるほど動揺し「なぜ俺はこんな気持ちになっている!?」と自問自答する凪・・真相は今回の勉強合宿に連れて来てもらったことへのお礼までだった・・と知り安堵する様子を見るとエリカの存在がどんどん大きくなっていることが伺えますね。エリカは許嫁で28話で未来の結婚相手として頭に浮かべた一人なのだから当然と言えば当然ですがね。

いい具合にヘタレっぷりを発揮するシオンとの会話の中でひろへ告白した顛末を話す凪。結果、お互いの想い人との距離を詰めるべく協力体制を組むことになるわけですが、ひろに告白したと凪に聞かされてもシオンの反応は極めて普通でした。ひろの許嫁説もあるシオンですが実際はどうなのでしょうね。

やっと勉強を開始するもアイスの買い出しから帰ってきたシオンの提案で肝試しを行うことになる4人。協力体制を組んでいる男子勢はアイコンタクトし、「じゃあ先陣はオレとエリカちゃんで・・」とシオンは提案しますが、その言葉を遮るが如くエリカは手を挙げこう叫びました・・

「私 凪くんと行きたい!」

この言葉に3人は「へ?」と絶句・・凪がひろを好きなことを知っていて応援もしているエリカなのだから普通なら気を使うべきとところ・・なのに先制攻撃的なやり方をしているのだからみんなが固まるのは当たり前だし読者から見ても不思議ですよね。27話ではひろと凪の仲睦まじい様子に嫉妬めいた態度を取ったエリカなので無意識に凪と一緒がいいと思ったのでしょうか!?

「凪くんに 話したいことがあるから・・!」と思わせぶりな言葉で終わっているため、凪への無意識な好意がそうさせたように見えますが、すぐに凪の手を引いて肝試しに向かった様子を見るとそんな話ではないように感じます。声をあげた時の手の位置や教科書が逆さまのまま固まっていた様子を見ても理由は大方の予想どおり、お風呂のシーンでの会話にあるのでしょう。つまり『パンツを忘れた』から・・

結局、肝試しの時点でどういう状況だったのかわかりませんが、2人組で肝試しをするとなるとより一層気心の知れた凪と組みたいと思うでしょう。シオンにはちょっと意味深とも思える態度と言葉をかけられたわけで変に意識してもおかしくはないですしね。

『パンツを忘れた』からといって凪に「何を頼るの?」という感じですが、次話のサブタイトルが「これからもよろしく」となると凪が何かしら助力することになるのでしょうね。ひろはオバケに怖がりそうにないですが、エリカは果たして・・!?

この2人の動向もですが、個人的にはひろ&シオンのペアで肝試しに向かうことに注目!!今回も二人が会話するどころか声をかけるシーンさえありませんでした。凪がひろに告白したことを知っても特段変わった様子は見せなかったシオンがひろとどういう会話をするのか!?とても気になります!!

 

 ※本記事にて掲載されている画像は「カッコウの許嫁/吉河美希週刊少年マガジン」より引用しております。