五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

五等分の花嫁の感想と考察(最後に)~この作品に会わせてくれたねぎ先生に感謝!!~

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122話 五等分の花嫁より

2019年9月にブログを立ち上げ毎週数本の記事を上げてきましたが、とうとうこの物語も終了してしまいました。アニメを見たことからマンガにもはまり、2019年5月より他の方のブログへのコメントを開始。長い文章になりがちでブログ主の方に迷惑をかけること、文章自体下手なこと、そしてコメント文字数を減らすのに時間がかかることから自分でブログを立ち上げたわけですが、書きたいことが多すぎて40話弱の間に100以上の記事を上げてしまいました(汗)

本当はコメントも受け付けたかったところですが、もう終わりが見える中でのブログ開始だったので書きたいことを優先させていただきました。全力で走り抜けた感じで充実した日々でした。

内容は「はじめに」で書いたとおり、他の方のような話ごとの考察に限らず、特集やテーマを決め視点を変えて書いてきました。考察の方法は「アニメでこうだったから・・」とか「鐘のある地は四つ葉のクローバー発祥・・」とか「次の話は巻末だから・・」とかそういうことは極力排除し、ほぼ作中の描写やセリフから感情と行動を読む形で行いました。これは『めぞん一刻』の考察記事と同じやり方・・恋愛物の読み物では「感情を読む」というところは一番重要な部分だと思っているからです。

小説にしろマンガやアニメにしろ、人それぞれの感じ方や理解があってもいいとは思います。ただ『五等分の花嫁』の記事への書き込みを見ると言葉をそのままでしか読めない・・行間を読むどころか前後の繋がりからその言葉の真意を読み取れない人が多いなと感じました。まあわざとそのようなことをコメントする人もいるようですが、本当にわかっていない人も結構いるように見えました。

いつだったか・・外国の著名な教授が「花嫁は四葉だ」的な論文を出した記事が載っていました。実際は言葉以外の様々な要因を含め推論したようですが、同じ言葉でも色々な意味がある世界でも難しい日本語・・その英訳版でもきちんと花嫁を的中しているところを見ると外国人でもちゃんと理解できる内容だったということ。折しも2019年12月に「日本人の読解力が落ちている」という記事が掲載されていましたが、何かこのことを思い出し妙に実感してしまいました。

『五等分の花嫁』の考察をしたのは『めぞん一刻』と同様にキャラクターの表情が豊かで感情が比較的表れていたから。情報が多いマンガだからこそ「こう言っているから・・」と決めつけてしまうきらいがあるのかもですが、見方を少し変えれば小説以上に色々感じ取れるものだと思います。

感情や行動の意味を読み取り、色々な見方をすることは仕事だけでなく人生を過ごすうえでも必要なスキルと思います。正しく読め!と言っているわけではありません。色々な見方があると理解することが重要と言う意味です。偉そうに聞こえるでしょうが、思い通りにならなかったことに批判をするのではなく、自分の読解力が足りなかったとしてもっと視野を広げて見る癖を付けて欲しいと感じます。

話がそれましたが、とにかく30数年ぶりにリアルタイムで読んだこの『五等分の花嫁』は残り少ない私の人生を豊かにしてくれました。感情の移ろいが見どころでもある恋愛物で感情表現を抑えミステリー風に書くのはかなり難しい技だったと思いますが、だからこそ推しがいない自分でもこれだけはまって記事を書けたのだと思います。先生の次回作にも期待しております。本当にありがとうございました!!

 

  ※本記事にて掲載されている画像は「五等分の花嫁/春場ねぎ/週刊少年マガジン」より引用しております。