カッコウの許嫁の感想と考察(はじめに)
“カッコウ”という言葉に惹かれたこのマンガ・・カッコウと言えば托卵する鳥として有名で鳥好きな自分は読み切り時のタイトルを見て「取り違え子の話か!?」と思い興味を持った次第です。吉河美希先生の作品は「山田くんと7人の魔女」が3巻まで無料で購入でき直前に読んでいました。なので絵を見てすぐに同じ人だとわかったのも大きかったですね。
内容はラブコメの王道中の王道・・ホテル王の家で育った天野エリカと元ヤンの庶民一家で育った海野凪という対照的な家庭環境しかり、出会いで胸を揉んでしまうラッキースケベしかり、「結婚相手が凪くんならよかったのに・・」と別れるも、結局取り違えの相手同志だったというのもしかり・・と伝統芸のオンパレード!凪は学年2位の頭脳を持ち、エリカはSNS界隈では有名人だが双方とも友達があまりいないというところは最近のトレンドなのでしょうか・・
特徴的なのは初回からヒロインと思われる女性が3名とも示されているところ。常に学年1位の成績を残す凪の想い人の瀬川ひろ・・もう一人は凪と血の繋がらない妹になった海野幸・・エリカを含めたこの3人が凪とどのように絡んでいくのか!?というところですが、タイトルが”カッコウの許嫁”なので本流は凪とエリカの物語なのだろうと思います。
気になったのは最後のページにあった「これは壮絶な物語である」という文字・・冒頭には”運命の人を決めるのは俺か・・俺以外か!?”とあるので凪が苦悩のなか選ぶということになるのでしょうが・・しばらくは目が離せそうにありません。
※話毎はムリですが、単行本ごとに感想や考察が載せられればと考えています。