五つ葉のクローバーの超主観的考察

~恋愛マンガの名作「めぞん一刻」を皮切りにラブコメ漫画の気になった点を超わがままに考察しています!~

めぞん一刻を読み返して(5巻)

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めぞん一刻 47話より

■■ 第47話 キッスのある情景
朱美さんが酔って五代にキスしたことで響子は五代とのキスを想像してしまう。もの惜しそうな雰囲気を見透かされた三鷹に響子はキスを迫られるも未遂。結局、一刻館の玄関先、五代とのハプニングキスでスッキリ。

【解説及び感想】
朱美さんが酔って五代にキスするのを目の前で見てしまった響子さん。寝る前にはふたりがどうにかなっちゃうのではと思い、挙げ句の果てに五代とキスする夢を見る始末。起きたあともげっそりで一緒に出かける際は五代とキスする夢を思い出し、最後は五代の口元を見て「だめ・・・」ですからわざとでしょう(笑)五代くんと朱美さんのキスを見てなぜか自分もキスしたかったんですよね。欲求不満?

ハプニングであれ五代とキスしたことに「わざとじゃないってわかってくれたかしら・・」と顔を赤らめた響子さん。「ま、いーか」と言った時の響子さんの表情は嬉しそうなというより満足そう?

響子さんの独占欲が強い行動は今後、こずえちゃんへ嫉妬する際に出てきます。

※ 作中、次に三鷹さんとのデートが描かれるのは第99話「バラ色の人生」です。

 

■■ 第49話 なんて器用なの
トースターを切り忘れたと帰省した五代からの電話を受けた響子。ついでに部屋の掃除をする際に目にとまったパンジーを自分の意志で預かるもののこずえからのプレゼントであることがわかり、一の瀬さんから聞いた花言葉とともに頭をもたげてしまう。何か納得いかない響子は花言葉を添えてゼラニウムを五代にプレゼントする。

【解説及び感想】
部屋にあったパンジーがこずえちゃんからのプレゼントとわかり「二股かけてんじゃないの、あの人・・」と思う響子さん。五代に好意がないと二股とは考えないですよね!「俺って手先が器用だから」と思う五代に、「アホ」という言葉を使う響子さんが印象的です。

※ こずえちゃんが花を贈ったのだから自分も花を贈る・・それも嫌味を添えて・・。ここでも独占欲が出ています。

 

■■ 第50話 こずえちゃん気をつけて
肩も抱いてくれない五代を不審に思ったこずえは三鷹に急接近。三鷹はこずえと五代をくっつけようと仕掛けるもこずえのペースにかき乱されてしまう。ヤキモチを妬きふたりの後をつけていた五代もこずえのペースに巻きこまれ、誤解のなかで関係修復。

【解説及び感想】
こずえちゃん中心の話ですが、デートに出かける五代のネクタイをなおすふりして首を絞めにかかり、その姿を見られた一の瀬さんに「よく見てるなー」と独白する響子さん。怖すぎです(笑)

三鷹とこずえちゃんが会っていたという目撃談を一の瀬さんに言われ動揺する三鷹に対し、響子さんはスタスタと歩き去る。怒りやヤキモチまではいたらないのです。

※ ネクタイをなおすふりして首を絞めにかかる響子さん。どんどん独占欲が高まっています。

※ こずえちゃんの「なぜ(管理人さんと手握ったり、腕組んだり)やらないんですか」という問いに、「拒否されるのがこわいから」「好きだって言った途端に、関係が終わっちゃうかもしれない」と三鷹さんが答えるシーンがあります。響子さんに対する三鷹さんの誠実な気持ちとともに響子さんの態度になんかよそよそしさを感じているのかなと感じ取れます。

 

■■ 第53話 子供のいる情景
惣一郎さんの命日の墓参り、孫が欲しいとの切り口で響子の母は再婚話を再燃。テニススクールまで乗り込んだ母はここでも三鷹・五代を交えて孫話を展開。響子は否応にも五代と三鷹それぞれとの再婚シミュレーションをしてしまう。

【解説及び感想】
響子さんがふたりをどのようにイメージしているかがシミュレーションの中で垣間見えますが、どちらも悪い方向で考えゲッソリするのは笑えます。

墓参りの帰り道、母の「(三鷹の)ほかに好きな男でもいるの!?」との問いに一瞬無言、そして「い・・いないわよ、いるわけないでしょっ。」と答える響子さん。この時は「ほかに好きな男」と聞いて「五代は?」と思う意識があります。

 

  ※本記事にて掲載されている画像は「めぞん一刻高橋留美子小学館」より引用しております。